TOP日本のプロレスDragon Gate(闘龍門) →Dragon Gate:Gate of Destiny 10/16/11

Dragon Gate:Gate of Destiny 10/16/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@K-ness、新井健一郎、岩佐拓vs.スペル・シーサー(JT)、超神龍、琴香
A神田裕之、ブロディ・リー、メタル・ウォリアーvs.高山善廣、ドン・フジイ、ストーカー市川
B斉藤了vs.リッチ・スワン

Cオープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:土井成樹、谷嵜なおき、Kzy(BW)(ch)vs.望月成晃、横須賀享、Gamma(JT)
 (BWのみカウント2でフォール勝ち。)
 カードを見れば分かる通り王者の方が絶対的に劣る組み合わせです。
 しかしカウント2でOKという特殊ルールが見事にはまりましたね。
 JTは相手に気兼ねせず自分の魅力を出し、
 BWは基本受けに回ってクイックを最大限に活用して対抗している。
 BWの方が面子が弱いといってその内の一人は土井。
 この土井がダーツを壊された遺恨から
 JTの中で一番弱いGammaに目をつけているサイド・ストーリーもあり
 見せ方は単調になっていません。
 また谷嵜も今年前半と違って強力な技を使いこなしており予想を覆してくれます。
 中々良い試合。

Dオープン・ザ・ブレイブゲート王座戦:PAC(ch)vs.堀口元気

Eオープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:CIMA、リコシェ(BW)(ch)vs.吉野正人、ドラゴン・キッド(JT)
 いつもながらCIMAの試合の土台作りは見事ですね。
 かつて王座も争った吉野と素晴らしい攻防も見せています。
 ただスプレー攻撃やマスク剥ぎは単なる思い付きでしかなく
 悪童キャラの表現を行き過ぎて試合に散漫な印象を与えています。
 CIMAがアピール過多な分、リコシェは技に重きを置くことになり、
 スポットの数で勝負している状態。
 一方の吉野、キッドもタッグとして決して優れた試合運びではありません。
 技のレベルをコントロールし、
 低いもんから高いものへ、順序良く並べることで構築しているに過ぎない。
 DGの中で特に評価できないタイプの内容となっていますね。
 PPVという事でスポットのユニーク性、凄さは群を抜いていましたけどね。
 中々良い試合。

Fコントラ・ケージ・マッチ:鷹木信悟(JT)vs.YAMATO(JT)vs.KAGETORA(JT)vs.サイバー・コング(BW)vs.BxBハルク(BW)vs.戸澤陽(BW)
 (脱出ではなくケージ天辺に設置されたフラッグを手にすれば抜ける事が出来るルール。
 開始直後一定時間はフラッグを取っても無効。
 最後に残ったレスラーがマスクもしくは髪を失います。)
 まずは他が端にどきながら遺恨ある2人が
 リング中央でスピーディーな攻防を見せていきます。
 フラッグを取っても良い時間帯になったら
 連携技やケージを上ることに関連させた見せ場を用意してきます。
 他の特殊形式と同じくユニークなアイディアが幾つも見られます。
 それは認めますがこの試合には絶対的に格式が足りない。
 場外にいるBW、JTが頻繁に邪魔をするのでケージ内の6人の戦いとはいえなくなっています。
 コングが体重からケージを上りにくいからといって縄梯子やらを投入するのも
 行き過ぎで馬鹿馬鹿しくなります。
 また筋書がぎっしり書き込まれている分、
 その筋書にない6人が同時進行で脱出を狙う攻防もほとんどなかったですね。
 平均的な良試合。

総評
 
(執筆日:12/1/11)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@K-ness、新井健一郎、岩佐拓vs.スペル・シーサー(JT)、超神龍、琴香
A神田裕之、ブロディ・リー、メタル・ウォリアーvs.高山善廣、ドン・フジイ、ストーカー市川
B斉藤了vs.リッチ・スワン
Cオープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:土井成樹、谷嵜なおき、Kzy(BW)(ch)vs.望月成晃、横須賀享、Gamma(JT)
Dオープン・ザ・ブレイブゲート王座戦:PAC(ch)vs.堀口元気
Eオープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:CIMA、リコシェ(BW)(ch)vs.吉野正人、ドラゴン・キッド(JT)
Fコントラ・ケージ・マッチ:鷹木信悟(JT)vs.YAMATO(JT)vs.KAGETORA(JT)vs.サイバー・コング(BW)vs.BxBハルク(BW)vs.戸澤陽(BW)