TOP日本のプロレスDragon Gate(闘龍門) →Dragon Gate:#91 6/27/08 & #92 7/11/08

Dragon Gate:#91 6/27/08 & #92 7/11/08の分析


名勝負 なし
好勝負 #1コンテンダーズ・マッチ:鷹木信悟vs.BxBハルク(6/29/08)

1枚、約1時間50分(CM含む)です。
SlamBamJam製です。

#91
@BxBハルクvs.神田裕之(6/12/08)
 ハルクが黒ずくめで登場。
 淡々と攻撃を重ねる事で怖さ、新たな一面の可能性を見せる事に成功している。
 試合自体はスカッシュ・マッチに近く短めでしたが興味深い内容でしたね。
 悪くない試合。

Aなにわ式エリミネーション・マッチ:Gamma、鷹木信悟、堀口元気、サイバー・コングvs.土井成樹、吉野正人、谷嵜なおき、m.c.KZ(6/12/08)
 (カットあり)
 選手が揃うまではファン・マッチ的でしたね。
 先発は椅子を持って入りますし、サイバーはパイナップルを持って入場。
 Gammaは馬鹿アピールしていましたね。
 スポット的になるのは仕方ないとしてもう少し数の差による動きを強調したかった所です。
 揃った後に場外乱戦を入れましたが、8人もいると迫力がありますし中々のカオスっぷりでもありましたね。
 リングに戻ってからは土井、吉野から鷹木、サイバーとタッグが試合の中心に立って動かすので安定していましたね。
 また丸め込みによる脱落からオーバー・ザ・トップ・ロープ、
 椅子攻撃による脱落とその方法を移していってクライマックスへと高めていきました。
 最後は多少相手に合わせて動きすぎな気はしましたが白熱した攻防でした。
 中々良い試合。

#92
B#1コンテンダーズ・マッチ:鷹木信悟vs.BxBハルク(6/29/08)
 (60分中27分の収録)
 ハルクという素材が最高に輝いている。
 鷹木がテーブル、椅子のハードコア要素で過酷に
 セコンド介入で理不尽なまでに、追い込んでいきます。
 そのやられっぷりで色気を出すのはこれまでのハルクの正統進化系です。
 しかし素晴らしいのはその色気を維持しつつ
 先の神田戦で目覚めたキラー・モードを発揮している事。
 狂気を孕んだ目で鷹木の頭部にえぐい攻撃を加えていきます。
 技の見せ方、技後の行動も良かったですよ。
 構築ではハルクが脚を痛めるという展開、攻撃をフォールにつなげるか、つなげないかの区別などボリュームを増す手法も上手いですね。
 問題は27分の試合としては面白かったものの
 60分の構築は出来ていないだろう、と予測されることです。
 (予想されると書くのは相変わらず上手い編集で27分の試合に見えるためです)
 複数のセコンドを使ってまで極端なレベルで振り子させている訳ですからね。
 安定性を保つのは難しいでしょうし、
 もし保ったとしても最高レベルで魅せ続けるには工夫がもっともっと必要です。
 フルタイム戦の残り30秒で気合によって起き上がるなんて興の無い事をしているようではそれは無理でしょう。
 また複数のセコンド使用により名勝負としては格式も足りない。
 そうなるとこの映像状態では文句なしに好勝負で、フルだとしても上回る事はあるまい、というのが正しい評価でしょう。

Cオープン・ザ・Gammaゲート王座戦:Gamma(ch)vs.ドクター・マッスル(6/29/08)
DNOSAWA論外、MAZADA、TAKEMURAvs.横須賀享、斉藤了、アンソニーW森(6/29/08)
 一応ストーリーを確認するためだけに収録。
 試合はダイジェストです。
 Cではマッスルが市川っぽいムーブをするも素晴らしいフィニッシャーで王座奪回、正体は吉野だったと判明。
 吉野がブレイブ・ゲートに戻すと共にその王者決定戦の参加者として自身ではなくKZを指名。
 相手に堀口が名乗り出る、というストーリーでした。

総評
 ハルクが最高の輝きを見せ、なにわ式E戦も地味に構築が上手い。
 お勧めです。
 ただ2週にわたってでもBはフルVerで放送して欲しかったですね。
 DVDでも相変わらずカットVerなんだろうなぁ。
 (執筆日:8/15/10)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

B#1コンテンダーズ・マッチ:鷹木信悟vs.BxBハルク(6/29/08)
  組むと鷹木がロープに押し込む。
  チョップへ。
  ハルクが避け蹴りへ。
  鷹木がかわす。
  エプロンに出て間を置く。
  リングに戻る。
  ナックル・ロック。
  鷹木がフロント・ヘッド・ロック。
  転がしてグラウンドに。
  腕も巻き込む。
  ハルクがロープに脚をかける。
  鷹木がコーナーにもたれたハルクにクローズラインを決めるとハルクが場外に転落。
  鷹木がマイクを取り挑発。
  ハルクが蹴りを連発。
  鉄柱に振ろうとする。
  鷹木が振り返しハルクを鉄柱にぶつける。
  椅子でハルクを突く。
  喉に椅子を押さえつける。
  鉄柱にもたれさせチョップ。
  顔をかきむしる。
  堀口、Gammaがハルクを押さえる。
  鷹木がラリアットを狙う。
  ハルクはかわすとソバットに蹴り。
  椅子を叩きつける。
  蹴りを叩き込む。
  観客席に投げ入れる。
  リングに戻す。
  リングに入るとボディ・スラム。
  ムーンサルトへ。
  避けられるも着地しスタンディング・シューティングスター・プレス。カウント2。
  コーナーに飛び乗りミサイル・キックへ。
  しかし鷹木がレフェリーを盾にする。
  鷹木がコーナー上に上る。
  堀口から椅子を手にする。
  レフェリーを気にして気づかなかったハルクが振り返る。
  鷹木がコーナー上から飛び椅子を叩きつける。
  テーブルをコーナーに立てかける。
  鷹木がハルクにかぶさり侮辱。
  テーブルに叩きつける。
  テーブルへのパワー・ボム。
  テーブルは割れず。
  テーブルを立てる。
  その上にのりパイル・ドライバーを決め割る。
  鷹木がハルクの上にのる。
  ターン・バックルを外しそれで叩く。
  首4の地。
  ニー・ドロップ。
  ロープにもたれさせると前腕をこすりつける。
  ロープに振ろうとする。
  ハルクは振り返すとサマーソルト。
  ロープに振りラリアット。
  テーブルの破片を手にする。
  命乞いする鷹木に叩きつけて行く。
  奪い取ろうとする鷹木に蹴り。
  ロープに走った鷹木に叩きつける。
  エプロンに出た鷹木を追うとエプロンでのEVO。
  場外で鷹木の額をかきむしり殴りつける。
  鷹木の額から軽く血がにじむ。
  鷹木が張り手。
  フロント・ヘッド・ロックを決めヘッド・バッド。
  リングに戻す。
  ハルクはリングに入ってきた鷹木にストンピング。
  頭部を蹴りつける。
  ニーを押し付けロープに押し付ける。
  スプリングボード式ニール・キック。
  EVO。
  カバー。
  カウント2で返されるや脇固め。
  回転した鷹木にストンピング。
  頭部を蹴りつける。
  鷹木が場外に転がり落ちる。
  リングに戻ってきた鷹木を殴りつけ蹴りつける。
  鷹木がエルボーを叩き込む。
  エプロンに出ると場外へのブレーン・バスターを狙う。
  ハルクが耐え逆に持ち上げようとする。
  鷹木が耐え場外へのブレーン・バスター。
  転落したハルクは脚を痛める。
  レフェリーがハルクの状態を確認している。
  一時的に試合が中断。
  鷹木がやるなら場外カウントを数えろよ、と要求。
  ハルクが試合を続行させる意思を示す。
  鷹木がテーブルの破片を叩きつける。
  もう1発。
  椅子の山へのパワー・ボム。
  リングに戻る。
  カウント19でハルクがリングに戻る。
  鷹木が脚にニー。
  コーナーに逆さ吊りにする。
  相手セコンドにレフェリーの注意を向けてから椅子を脚に叩きつける。
  残り10分。
  椅子を上にのせセカンド・ロープからニー・ドロップ。
  4の地を決める。
  サイバーがコーナー上にのぼりダイビング・エルボー・ドロップ。
  ハルクは両肩がつくもそのたびに肩を上げロープの方へ動いている。
  両セコンドが抑えあう中、土井がコーナーに上り鷹木にダイビング・エルボー・ドロップ。
  これで4の字が解ける。
  ハルクがコーナーの鷹木に突進するもかわされる。
  鷹木軍が連続で攻撃。
  ハルクが最後のサイバーの攻撃をかわす。
  サイバーがロープに走りラリアットへ。
  ハルクが鷹木を盾にして誤爆させる。
  KZが鷹木にカナディアン・デストロイヤー。
  ハルクが鷹木に蹴りを連発して倒す。
  カバー。カウント2。
  コーナー上へ。
  鷹木が起き上がりハルクを捕まえる。
  雪崩式バック・ドロップ。
  ハルクは着地しようとしたか落ち方が悪く脚を更に痛める。
  鷹木がハルクの上に椅子をのせる。
  コーナー上に座る。
  ハルクが起き上がり椅子を投げつける。
  フライング・ニール・キック。
  コーナー上にのぼり雪崩式EVOを狙う。
  堀口、神田がハルクの脚に掴みかかる。
  ハルクのセコンド陣が引き離す。
  ハルクが雪崩式EVO。
  しかし脚の痛みからカバーにいけない。
  後5分。
  ハルクが鷹木の側頭部に蹴りを入れる。
  蹴りを入れる。
  蹴り飛ばす。
  頭部にソバット。
  頭部へのフェニックス・スプラッシュ。
  しかしカバーにいけない。
  何とか起き上がるとコーナーにもたれるがまた崩れ落ちる。
  ハルクがコーナー上に座る。
  鷹木が張り手。
  エプロンからラリアットを叩き込み落とす。
  コーナーのハルクにラリアット。
  担ぐとコーナー上に座る。
  アーム・ロックで雪崩式ファルコン・リー。
  カバー。カウント2。
  往復しラリアットへ。
  ガードされるも吹き飛ばす。
  MADE IN JAPANにつなげカバーするもカウント2。
  吼えるとラスト・ファルコン・リーを狙う。
  ハルクが逃れFTX。カウントは2。
  両膝をついた状態ではたきあう。
  ハルクが起き上がり蹴り。
  ロープに走りラリアットへ。
  鷹木が受け止めラスト・ファルコン・リー。
  しかしカバーにいけず。
  残り30秒。
  ロープに走りラリアット。
  ハルクが気合で起き上がる。
  ロープに走りラリアット。
  起こしてロープに走りラリアット。
  カバーするもカウント2。
  ゴングが鳴る。
  60分時間切れ!

試合結果

@BxBハルクvs.神田裕之(6/12/08)
Aなにわ式エリミネーション・マッチ:Gamma、鷹木信悟、堀口元気、サイバー・コングvs.土井成樹、吉野正人、谷嵜なおき、m.c.KZ(6/12/08)
B#1コンテンダーズ・マッチ:鷹木信悟vs.BxBハルク(60分時間切れ引き分け)(6/29/08)
Cオープン・ザ・Gammaゲート王座戦:Gamma(ch)vs.ドクター・マッスル(6/29/08)
DNOSAWA論外、MAZADA、TAKEMURAvs.横須賀享、斉藤了、アンソニーW森(6/29/08)