TOP女子プロレスSTARDOM →STARDOM:Best of STARDOM 2022 part.6

STARDOM:Best of STARDOM 2022 part.6の分析


名勝負 なし
好勝負 5スターGP公式戦:朱里vs.AZM(7/30/22)

5スターGP公式戦:ジュリアvs.葉月(7/30/22)

5スターGP公式戦:朱里vs.林下詩美(7/31/22)

5STAR GP公式戦:スターライト・キッドvs.渡辺桃(8/11/22)

@5スターGP公式戦:朱里vs.AZM(7/30/22)
 アクションが360°繰り広げられます。

 朱里のベクトル量は強靭で、
 AZMの相手の攻めのかわし方、受け身表現は自由自在。

 WoS王座とHS王座、一応は上下あるものの、
 異なるタイプの王座を作ってそこでそれぞれ成長したからこそ
 この面白い試合が生まれたと考えると感慨深さもありますね。

 素晴らしい試合でした。

 何度も言ってますが、AZMがWoS王座戦線に上がってくるのが楽しみですね。

 ぎりぎり好勝負。

A5スターGP公式戦:ジュリアvs.葉月(7/30/22)
 ジュリアはスターダムの中でも格好良く、
 フェイスも良いですが、ヒールがかった方が魅力を増しますね。

 レフェリー踏み台にジョン・ウーを決めたりと
 ビッグ・マッチ仕様の演出で盛り上げます。

 葉月の技の使いどころも適切で
 両者の落しどころが見えています。

 シーン作りがやや先行しているものの
 後半は勝負へのこだわりをちゃんと見せて〆。
 サブミッションや押さえ込み返しが利いていましたね。

 ぎりぎり好勝負。

B5スターGP公式戦:朱里vs.林下詩美(7/31/22)
 前王者が相手とあって朱里は他と違う鬼気迫る表情。
 攻めも打撃、サブミッション織り交ぜた怒涛の畳みかけで、
 つけ入るスキがありませんね。

 林下はかなり押されている展開でしたが、
 序盤のショルダー・タックル一発が上手く利いていますね。
 このパワフルな一発があるからこそ逆転の可能性を信じられる。

 エプロン、場外技で一気に詰めた後の終盤も最高です。

 朱里は昨年が凄すぎたが故に今年はやや見劣りすることもありましたが、
 これを待っていたという本領発揮ぶり。

 林下の技の合わせも良くて昨年の王座戦を思い出させる激闘でした。

 文句なしに好勝負。

C5STAR GP公式戦:スターライト・キッドvs.渡辺桃(8/11/22)
 同門対決は握手から。
 正々堂々とお互いセコンドと凶器を使う
 ヒール対決ならではの面白みを生み出していますね。

 桃はキッドに勧誘されてヒール・ターンした経緯もあって
 キッドにスタイルを寄せつつも
 桃の個性としてどうあるべきか、
 それが実際にキッドと向き合う中で見えてきた印象です。

 試合の中での検証プロセスが実に興味深かった。

 キッドによる桃の脚狙いが蓄積しつつ
 それを展開としないことで一進一退量が増えて、
 試合時間カットしつつ濃密な攻防を実現しています。

 こんな短くしなくてもと去年の印象があるので思ってしまいますが、
 10分ない中でベストなワークだったと言える内容です。

 ぎりぎり好勝負。

D5STAR GP公式戦:渡辺桃vs.なつぽい(8/14/22)
 なつぽいが翻弄。
 桃はハード技でストレートに。
 ちゃんと攻守の移り変わりの上で
 技一つ一つに意味があるのが良いですね。
 
 スパナを絡めた攻防はチープで
 短時間にハード・アクションを詰め込む方向と乖離していますね。

 試合時間を気にして間の調整も伸び切らない要因になっており、
 このシングルは15分の試合時間制限ない所でもう一度見たい。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:8/?/22)