JWP：JWP激闘史 団体対抗戦2 vs全女＆GAEA JAPANの分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | なし |
約4時間です。
関西の申し出から長与がJWP参戦。
デビルに敗北。デビルを倒してから引退すると宣言する。
①長与千種vs.プラム麻里子(2/11/94)
プラムが奇襲するのは良いがいきなり流血するのはやりすぎ。
それを継続させる攻撃力をプラムは持っていません。
長与も今やぐったり受けから魅せるレスラーでもなくなりましたしね。
すぐに長与が反撃し気持ちを試すような展開になります。
しかしプラムは良い反撃をしない。
一撃必殺のサブミッションも使いどころが定まらない。
ベース部分でサブミッションを使うのもその原因の1つになっていますね。
自分勝手なドラマをガタガタに描いておいてそれを押しつけようとする内容。
悪くない試合。
②長与千種vs.キューティ鈴木(3/13/94)
49秒で終わり。
キューティこそ当時の長与スタイルに打ってつけの相手なのになぁ。
実に勿体無い。
試合後関西に向けマイク･アピール。
なぜかゴールだったはずのデビルが立ちふさがり、
関西ストーリーのお膳立て役になる。
③長与千種vs.スーパー･ヒール･デビル雅美(4/10/94)
デビルはスーパー･ヒールになるとハイパー･アーマー状態で受けない。
表現でするなら良いけど何も作り出して折らず只の手抜きギミックです。
間を取りながらその攻撃は誰でも使うような技で何も価値がない。
そんな実体のない攻撃に対して長与は防戦一方を演じる。
かと思えば反撃を試みるとあっさり成功。
デビルは今度は黙って受け、動かず顔芸･･･。
終盤の攻防もどうでも良いです。
完全に悪い意味で自分の世界に閉じこもってしまった内容。
設定や一貫性があればその独創性は大いに買うのだけど。
ひどい試合。
④能智房代、矢樹広弓vs.玉田りえ、前川久美子(5/22/94)
(途中から)
想像通り思いついた技を出していくスタイル。
特に売りという程の見所もなければ情熱も伝えきれず。
悪い試合。
⑤井上京子vs.キャンディー奥津(5/22/94)
井上は技を披露するスタイルだけど
奥津のせいでより一層形だけとなり勝負からかけ離れている。
奥津も格上相手に姿勢を見せる事が出来ていない。
試合参加の仕方が駄目ですね。
拙い部分ばかりが目立つ。
場外でジャーマンを打つ前にやるべき事があります。
全女ならスカッシュ･マッチになるでしょう。
それがJWPで行われる事で無駄に時間も延びてニア･フォールも生み出してしまう。
ひどい試合。
⑥福岡晶、長谷川咲恵vs.デビル雅美、ブル中野(5/22/94)
長谷川と福岡が同時に動くような連携を意識しているくせに
呼吸が外れていて見てられません。
デビル、ブルも額面通りの重厚ファイトですが
相手と進行を合わせられずいったりきたり。
両者のチーム･カラーが明確に差別化されているのでまだ見れたが低調な内容。
悪くない試合。
⑦長与千種vs.尾崎魔弓(5/22/94)
ベース部分の乱戦に関しては中々の物です。
鉄の棒で殴りつけたりと遺恨を感じさせるし、
流血量は多く、最後まで血は拭い取られず顔は真っ赤に染まっている。
しかしそれだけです。
展開をマイクなどドラマに頼りすぎだし、終盤は単発の打ち合いに過ぎません。
まあまあ良い試合。
⑧長与千種、KAORUvs.キューティ鈴木、福岡晶(9/18/94)
キューティは長与を意識していて良いですね。
しかし相変わらず無情の格差がある。
KAORUは行動に移る際迷いが体に出ていて格好がつかない。
福岡と技のセットが似ている事が救いでそれを利用して攻防を生み出しています。
後孤立を維持するための攻めはちゃんとありましたね。
平均レベル。
⑨長与千種vs.ボリショイ･キッド(10/20/94)
キッドも投げられる設定で、無色の打ち合いを始めたと思ったら
2分程した所で切り返しで長与が３カウントを奪われます。
まったく戦ってないのだからアップセットだろうが価値なんてありません。
何故キューティを瞬殺してキッドとこんな試合をするのか。
ひどすぎる試合。
⑩KAORUvs.尾崎魔弓(10/20/94)
尾崎のコントロール術が活きていますね。
相手を苛めようという気持ち、ねじ伏せようという気持ち、
序盤で抑えなければいけない、3つの要素どれも押さえた攻めを見せている。
KAORUは堂々と試合が出来るようになりましたね。
独自といって良い攻めを見せています。
しかし技以外の部分でまったく制動していないので
時々プロレスごっこに見えてしまうのが難点です。
真剣味が伝わってこない。
まあまあ良い試合。
⑪BOMBER光vs.外山寿美代(1/8/95)
(途中から)
実に雑で語るに値しない。
ひどい試合。
⑫JWPタッグ王座戦：下田美馬、三田英津子(ch)vs.尾崎魔弓、福岡晶(1/8/95)
序盤の押さえつけた攻防は出来ています。
全女勢は普通のプロレスに関しても他より安定しています。
場外でのパイル･ドライバーを中盤に挟んだりと進行も適切。
ただスポットの絶対値が高くない事がやはりネックとなって
クオリティが伸びず小さくまとまってしまいました。
まあまあ良い試合。
⑬長与千種、KAORU、BOMBER光vs.デビル雅美、キューティ鈴木、外山寿美代(1/22/95)
長与Xデビルが勝手なヒートを見せます。
そして長与は相変わらずキューティの価値を無視する。
キューティが一番まともにプロレスとして動いているのにね。
上2人がこんな形で押さえつけては良い内容になりえない。
トリオなのにテンポも鈍かったですね。
またBOMBERと外山。
低レベルで邪魔でしかありませんが、それを考慮しても尚余りに消極的です。
永遠に足手まといでいるつもりでしょうか。
誤爆スポットを失敗したのにも関わらずアドリブ利かせないし残念な内容。
悪い試合。
総評
相当にクオリティが低い。
もう少しまともな選考はできないの?
(執筆日：3/24/11)
注目試合の詳細
なし試合結果
①長与千種vs.プラム麻里子(2/11/94)②長与千種vs.キューティ鈴木(3/13/94)
③長与千種vs.スーパー･ヒール･デビル雅美(4/10/94)
④能智房代、矢樹広弓vs.玉田りえ、前川久美子(5/22/94)
⑤井上京子vs.キャンディー奥津(5/22/94)
⑥福岡晶、長谷川咲恵vs.デビル雅美、ブル中野(5/22/94)
⑦長与千種vs.尾崎魔弓(5/22/94)
⑧長与千種、KAORUvs.キューティ鈴木、福岡晶(9/18/94)
⑨長与千種vs.ボリショイ･キッド(10/20/94)
⑩KAORUvs.尾崎魔弓(10/20/94)
⑪BOMBER光vs.外山寿美代(1/8/95)
⑫JWPタッグ王座戦：下田美馬、三田英津子(ch)vs.尾崎魔弓、福岡晶(1/8/95)
⑬長与千種、KAORU、BOMBER光vs.デビル雅美、キューティ鈴木、外山寿美代(1/22/95)