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JWP:JWP Matches 1998の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@尾崎魔弓JWP所属ラストマッチ:尾崎魔弓vs.天野理恵子(3/6/98)
 天野が感傷を振り切るようにジャーマン。

 尾崎がすぐに主導権を取り返し
 最後の手土産として厳しい攻めを見せます。

 この攻めに対し天野が十分な反撃を見せれば盛り上がるのですが、それはできず。
 尾崎の劣化版のような攻めでしたね。

 でも、だからこそこのタイミングで師弟対決なのだ、と合点が行く気もするし、
 天野が鼻血を流したことで
 何とか尾崎に食いつこうという気概を強調できました。

 まあまあ良い試合。

A全世代トーナメント準決勝:天野理恵子vs.宮口知子(30分時間切れ→サドンデス)(5/10/98)
 トーナメントの特殊ルールとして
 最初の5分がフォールのみ、次の5分がギブ・アップのみ、と
 最初の10分間のみ勝利条件が制約されるというものがあります。
 
 ということで最初の5分は間合いを取って牽制を図りますが、
 緊張感がなく、時間が迫っているという理由だけの
 フォール合戦は理屈が十分に裏打ちされていません。

 次の5分も同様。
 レスラーとしてスキルも不十分なのに
 勝利条件制約して何のメリットがあるのか、デメリットしか出ておらず、
 凄い中途半端な積み重ねになっています。

 こちらも10分経過間際に形だけフィニッシャーっぽいのを配置。

 通常ルールに戻ってましにはなりますが、
 ベースが出来ていない中で試合時間を重ねることは無理というもの。
 場外で投げ合って激しさを増しても意味がありません。

 カードを見た時に若手トーナメントかと思ったら、
 全世代ということでここに至るまでに
 天野はデビルとか破っているんですね…。
 無茶苦茶なプッシュだな、としか思えません。

 散逸でクオリティが低いのに長くて厳しい内容です。

 ひどい試合。

Bキューティー鈴木引退試合(レフェリー:ダイナマイト関西):キューティー鈴木、福岡晶、デビル雅美、コマンド・ボリショイvs.久住智子、宮口知子、天野理恵子、本谷香名子(12/27/98)
 テンポの良いアクションで
 決して間違ったことは誰一人していません。

 ただ加点も余りありません。
 デビルは別として基本的に没個性的です。

 デビルは巨体でスタイルが分かりやすいといっても
 自分のショー・アップの仕方を分かっていてそのスキルに裏打ちされていますからね。

 キューティも先輩風吹かすには向いていないですしね。

 複数人スポット混ざるもそれで勢い増すということもなくフラット。

 終盤一応盛り上がりましたが、最後に待っていたのは
 関西が手をかしてキューティと合体技を決めるというフィニッシュ。

 レフェリーが手を貸すナンセンスさで
 女子プロ村にしか理解できない筋書き。
 しかも合体技1回ミスってましたからね。
 白けました。

 平均レベル。
 (執筆日:6/?/21)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@尾崎魔弓JWP所属ラストマッチ:尾崎魔弓vs.天野理恵子(3/6/98)
A全世代トーナメント準決勝:天野理恵子vs.宮口知子(30分時間切れ→サドンデス)(5/10/98)
Bキューティー鈴木引退試合(レフェリー:ダイナマイト関西):キューティー鈴木、福岡晶、デビル雅美、コマンド・ボリショイvs.久住智子、宮口知子、天野理恵子、本谷香名子(12/27/98)