TOP女子プロレスIce Ribbon →ChocoPro:Best of ChocoPro Season Eighteen 2023

ChocoPro:Best of ChocoPro Season Eighteen 2023の分析


名勝負 なし
好勝負 ベスト・ブロズ(駿河メイ、バリヤン・アッキ)vs.小石川チエ、TAMURA(ChocoPro#304 4/7/23)

スーパー・アジア王座戦:新納刃金(ch)vs.バリヤン・アッキvs.藤田みのる(Mei Suruga 5th Anniversary Show 5/29/23)

駿河メイvs.花園桃花(Mei Suruga 5th Anniversary Show 5/29/23)

スーパー・アジア王座戦:新納刃(ch)vs.小石川チエ(ChocoPro #316 6/11/23)

@ベスト・ブロズ(駿河メイ、バリヤン・アッキ)vs.小石川チエ、TAMURA(ChocoPro#304 4/7/23)
 ブロスの絵作り、華やかな連携技はピカイチ。

 小石川は攻めのテンポ感良く、受けも良い意味で素人的でリアリティ。
 ChocoProらしさに溢れ、アッキとの攻防は特に素晴らしかった。

 TAMURAのナルシストっぷりは小石川のリズムとメリハリついており、
 このタッグには可能性を強く感じたので、今後も組んで欲しいですね。

 終盤はタッグもシングルも双方上手く行っていました。

 文句なしに好勝負。

Aさくらえみフェアウェル・ロイヤル・ランブル(ChocoPro #309 5/1/23)
 アクションの質は軽めながら
 賑やかさに盛り上げていますね。

 通常のランブル戦と違ってオーバー・ザ・トップ・ロープ・ルールがないので
 どうしてもバラエティ・マッチの色が強くて
 クオリティとしてはそこまでではないものの
 ChocoProらしさはある内容でした。

 まあまあ良い試合。

Bスーパー・アジア王座戦:新納刃金(ch)vs.バリヤン・アッキvs.藤田みのる(Mei Suruga 5th Anniversary Show 5/29/23)
 入れ替わり方は簡便ですが、
 適切なテンポ感を共有していますね。

 3ウェイの部分を軽く散らしつつも
 根本の要素の芯を押さえています。

 その要素の押し出し方を調整して
 見応えのある3ウェイ技を後半に解禁。

 シングルの強度で引っ張り勝ちになりがちな中でちゃんと3ウェイとして整っています。

 試合進行的の密度の点で改善の余地はあるものの素晴らしい完成度の内容。

 ぎりぎり好勝負です。

C駿河メイvs.花園桃花(Mei Suruga 5th Anniversary Show 5/29/23)
 楽しくコミカルに自由に動き回ります。

 しゃぼん玉噴射機を使ったりと
 共通項の楽しませ方で見せ場は充実しています。

 メイの腕攻めで後半はシリアスに。
 大きな流れが生まれ、
 花園の物足りない部分をしっかりフォローしていきます。

 良質な一進一退。

 花園のヒールもを”楽しんで”行っているのが伝わってきて、
 こういうワン・マッチとしてはそのリアルの駄々洩れ感はむしろ良いですね。

 ぎりぎり好勝負。

Dスーパー・アジア王座戦:新納刃(ch)vs.小石川チエ(ChocoPro #316 6/11/23)
 パートナー対決。開始前にお互いバラを贈ってスタート。

 パートナーならではの関係性を出せていますね。

 チエの脚攻めは良い意味で素人くさいですが、
 味わいがあるし何より新納の受けが素晴らしい。

 チエの一体感を持たせる魅力が爆発。
 新納のアクションの意味性を理解した応対も素晴らしく、
 両者のキャリア・ベストといって過言ではない内容で試合は右肩上がりでした。

 文句なしに好勝負。

Eスーパー・アジア王座戦:新納刃(ch)vs.さくらえみ(ウチはココでデビューするんよ! 7/5/23)
 観客ののせと攻防のロジック。

 まったりではありますが攻防のスケールを徐々に広げ、加速していきます。

 間違いのない高いクオリティですが、この2人ならもっと表情の見えるファイトを期待したい。

 好勝負に少し届かず。

 (執筆日:7/?/23)