TOP女子プロレス全日本女子プロレス:1990年〜1992年 →全日本女子プロレス:Wrestle Marinepiad 11/21/91

全日本女子プロレス:Wrestle Marinepiad 11/21/91の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約2時間35分です。
SlamBamJam製。

@神谷美織、伊藤薫vs.バット吉永、渡辺智子
 神谷側の当たりが弱く、バット側も攻めがいがない。
 白熱とは程遠い内容。
 悪い試合です。

Aみなみ鈴香、三田英津子、長谷川咲恵vs.堀田祐美子、下田美馬、吉田万里子
 @のようなアンダーカード・レスラーでもないのに、
 いまいち最大スピードも高くなく、技のインパクトも弱く、とパッとしないですね。
 後半は見れるようになるが積み重なる程ではない。
 少し悪い試合。

B全日本王座戦:井上貴子(ch)vs.デビー・マレンコ
 抜擢されたデビーが積極性を見せる
 ただ井上がそれを受けて消極的になっているので必ずしも良いという訳ではないですね。
 井上の魅力が単発でしか出ませんでした。
 悪くない試合。

C北斗晶、豊田真奈美vs.山田敏代、井上京子
 北斗、豊田というドリーム・タッグ。
 ただ組むだけでなく最初から見せれる程豊富な連携技を開発するサービスっぷり。
 素晴らしいですね。
 一方の山田、京子も短いながらもメキシコ遠征が良い影響を及ぼしたかアピールが上手くなった印象です。
 反撃が不十分なのでそれぞれが一方的にアピールした形ながら
 全員一流なので魅力的な時間が続きます。
 ただ控えを排除しないごり押しで30分越えは流石に長すぎますね。
 勿論工夫もあるのだけど終盤には食傷気味になります。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Dケージ・マッチ:ブル中野、モンスター・リッパーvs.アジャ・コング、バイソン木村
 相手2人をKOしたら勝ち、という特殊ルール。
 パワーとパワーがぶつかり合うスーパー・ラフ・ファイトです。
 リッパーが他を上回る存在感を見せていたのには驚きましたね。
 アジャ、バイソンから見ても苦戦必至の強大な敵を演じきりました。

 試合は中盤、盲腸を手術してから復帰戦となるアジャが腹を狙われます。
 バイソンがケージ上からダイビング・ヘッド・バッドを見せた後、
 そのアジャが続けてケージ上からダイビング・ヘッド・バッドを狙うも避けられ自爆。
 傷口が開きドクター・ストップという形です。
 残念な形ですがトルネード形式でもないのに2人をKOしないといけないので
 これよりも良い展開を用意していたとも思えませんね。

 その後はバイソン対ブル、リッパーですが、流石にどうする事も出来ず、
 ただ無駄に時間を費やして耐えただけで当然の如くブル、リッパーがストレートに勝利。

 試合後リッパーがブルに襲いかかりそのまま延長戦に突入。
 それまでの経緯からリッパーを立てるのは良いけどブルは受けすぎですね。
 最後はケージ上からのダイビング・レッグ・ドロップ再びですが
 それ含めて最後は2発しか技を叩き込んでいない状況、
 試合後すぐにリッパーが起き上がりアピールするのでKOという壮絶感はありませんでしたね。
 ケージ上からの攻撃が3つもあるが、大味で不満が残ります。
 平均的な良試合。

 試合後ブルとリッパーの王座戦を行う事が決定。
 
総評
 ビッグ・イベントですがセミ、メインが思ったより伸びませんでしたね。
 カード数も絞った割りに前半は相変わらず低調で普段と比べて劣る部類にはいってしまう。
 (執筆日:9/10/10)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@神谷美織、伊藤薫vs.バット吉永、渡辺智子
Aみなみ鈴香、三田英津子、長谷川咲恵vs.堀田祐美子、下田美馬、吉田万里子
B全日本王座戦:井上貴子(ch)vs.デビー・マレンコ
C北斗晶、豊田真奈美vs.山田敏代、井上京子
Dケージ・マッチ:ブル中野、モンスター・リッパーvs.アジャ・コング、バイソン木村