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グレート・サスケ出演の映画



タイトル 無比人(2005)
出演レスラー 藤原嘉明、タイガーマスクIV、グレート・サスケ
ストーリー プロレス雑誌の編集長、千堂は酒場で偶然 出会った
用心棒、無比人に目をつけプロレスラー、植野(藤原)とセメントで対戦させる。
これに勝利した無比人にその才能を確信した千堂は
無比人の後見人、SM女王の氷見子と話をつけプロレス入りさせる。
無比人は天性の身体能力でトップに駆け上がっていくのだが・・・。
レスラー活躍度 ★☆☆☆☆
映画お勧め度 ☆☆☆☆☆
レビュー 無駄に官能シーンが多かったりして何を表 現したいのか良く分かりませんが
それはどうでも良くなる程試合シーンが驚異的だったので記しておきたいと思います。

1.オープニング。
 あるプロレスラーがマウントからパンチを受けチョークを食らうという
 グレイシー柔術全盛の必勝パターンで敗れるのですが
 マウントの取られ方が凄い。
 何とドロップ・キックを放っているんですよ。
 プロレスラーという事をアピールしたかったんでしょうけど
 ドロップ・キック放つ馬鹿はおらんでしょう。

2.無比人対植野のセメント・マッチ。
 無比人がマウントされた状態から蹴りを一発入れKO。
 どうやったら下からKO物の蹴りを放てると言うのでしょうね。
 尚これを含め一部打撃は静止画で表現されています(What?)。

3.植野とのプロレス。
 うつ伏せに担ぐと横から落とし3カウント。
 こんなのでフィニッシュなんて作者はプロレスを知らないのでしょうか。

4.タイガーマスクIVとのプロレス
 序盤のレスリングを映した後
 タイガーがソバットからトペ・スイシーダ・エルボーへ。
 これに対し無比人が蹴りを合わせダブル・カウントアウト。
 38分の試合をほぼ最初と最後の計2分で表現してきました・・・。
 それにしてもこの試合だけ38分という異常な長さでしかも引き分け。
 作者はタイガーマスクが好きなんでしょうね。

5.サスケとのプロレス。
 サスケがロープ・ワークを見せ、ソバットで牽制。
 その後ハンドスプリング・ペイレイ・キックにいったんですが
 無比人の蹴りが当たったらしく(何せ静止画)カウント3。
 4分で負けてしまいました。
 作者はサスケが嫌いなんでしょうねぇ。

ここからは異種格闘技戦。
ガチとして描かれていますが・・・。

6.対マグナム小林(ボクサー)
 小林がパンチを連続で繰り出します。
 無比人はコーナーに追い詰められるもカウンター・パンチからクローズライン(What?)で1R、TKO。
 助走なしのクローズラインで気絶とか何なんでしょうね。

7.対野地竜太
 無比人がフロント・スープレックスから(What?)マウント・パンチ、キー・ロックを狙います。
 野地が体勢を入れ替えマウント・パンチからアーム・バー。
 無比人が体を起こして逃れます。
 この時腕が折れますが(伸びている時に折れるものじゃない?)踏みまくり、カウント3。
 踏まれるにまかせて気絶してしまうなんて・・・。

8.伊藤隆(ムエタイ)
 伊藤がハイ・キック、ロー・キックの牽制から腹に膝蹴りを入れますが
 無比人が押し飛ばしヘッド・バッド。
 伊藤が起き上がるもすぐに崩れ落ち1R、TKO(What?)。
 どんな石頭だよ。

9.船木剛三(柔道)
 船木が一本投げを決め、無比人が後転で起き上がる。
 船木がトライアングル・チョークに捕らえる。
 無比人は捕らえながらも足の親指と人差し指で相手の襟袖を挟んで締めタップさせる(What?)。
 ここまでやってしまうかという感じですね。
 足の指で秘孔を突いて気絶させる方がまだ説得力あると思います・・・。

10.エンセン井上
 それぞれ牽制のパンチをした後
 このまま伸びればプロレスの逆襲も夢でもないかも、と井上の独白があり終了(What?)。
 
11.数見肇(空手界の逸材中の逸材らしい)
 他とは違いこれは練習における試合。
 無比人が横に前転してから(何故?)腹に蹴りを入れると
 古傷が・・・というテロップが入る。
 それまで、と師範の真樹(この原作の作者)が止めるのですけれども
 その理由が意味不明。
 「数見は名誉を重んじるがゆえに死ぬつもり、
 つまり殺す気でいるという事。交流戦の域を超えている」(What?)
 ひいきっぷりが凄いですね。
 空手家を無比人にやられない役所に持ってきて
 練習試合でも生死をかけている格闘人間だそうです。
 こんなんではタップした船木はどうなるんでしょう。
  
とにかくこんな世界最悪のアクションに出演した
プロレスラー、格闘家にご愁傷様と言いたいですね。
原作でもこんなひどいアクションなのかが気になるなぁ。


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