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WWE:Twist of Fate Matt & Jeff Hardy Story Disc Twoの分析


名勝負 なし
好勝負 ケージ・マッチ:ジェフ・ハーディvs.ウマガ(Raw 1/7/08)

約2時間40分です。

A Unique Enigma
Poetry in Motion
Imagination
Singles Release
Freedom
Evolution
Dream 2 Defy
 芸術家的側面がフィーチャーされていますが
 シングル・レスラーとしての成長が才能という言葉だけで片付けられているので
 同じ事ばかり語られている印象です。
 時期的にトップ王座獲得にも間に合ってないのが痛い。
 

@テーブル・マッチ:ハーディ・ボーイズvs.ダッドリー・ボーイズ(Royal Rumble 1/23/00)
 いきなり大技が出てテーブルも設置されます。
 流石にテーブル葬が炸裂するのは後の事ですがちょっと大味すぎますね。
 只TLCを生み出す両チームだけあってスポットは過激。
 テーブルへの自爆が立ち続けに起こったり
 鉄階段の上に立てたテーブルへのパワー・ボムに
 2段テーブルへの入場口上からの落下。
 そして最後は入場口上からテーブルへのスワントーンですからね。
 良くやるなぁ。
 中々良い試合です。
 (執筆日:10/17/08)

AIC王座戦:トリプルH(ch)vs.ジェフ・ハーディ(SD 4/12/01)
 ジェフが手数で対抗する試合にも出来たと思いますが
 王座移動させるとなると序盤だけに済ませ
 基本HHHが支配、最後にマット乱入でひっくりかえる、という
 ブックに重きを置いたのも当然でしょうね。
 この頃のHHHは既にICレベルを卒業してましたから。
 悪くない試合。

BIC王座戦、ケージ・マッチ:ジェフ・ハーディ(ch)vs.ジョニー・ナイトロ(New Year's Revolution 1/7/07)
 ケージへの登りをポイントに1つ1つ上っていくのだが
 踏み場の部分が薄いので
 その激戦の攻防に比類するクオリティには少し届いていない。
 フィニッシュは面白いと思いますが
 ハード・バンプ重視の内容とはやや乖離しているようにも思えます。
 まあまあ良い試合。

CMITB予選:ジェフ・ハーディvs.シェルトン・ベンジャミン(Raw 2/26/07)
 どちらもMITBに出場して欲しい対決ですが
 試合はというとお互い自分の土俵から出ず
 相手と交わらないまま進行します。
 しまいにはベンジャミンのスプリングボード失敗というミスが出て・・・。
 ひどい試合。

Dタッグ王座戦:ハーディーズ(ch)vs.ランス・ケイド、トレバー・マードック(Judgement Day 5/20/07)
 ケイド、マードックのルールを守って戦う、という
 ストーリーは明らかに失敗で普通なら盛り下がっていた事でしょうが
 とにもかくにもここではハーディーズが相手という事で問題なし。
 このストーリーは構築においては成功しており、
 ケイド、マードックのシンプルな魅力を引き出しています。
 また仕切り直ししやすいため試合時間が多少延びても対応できるようになっていますね。
 ハーディーズも解散前より対応力が上がっているからこその
 速いペースで試合を進め良い仕事してます。
 平均的な良試合。

E#1コンテンダー・マッチ:ジェフ・ハーディvs.トリプルH(Armageddon 12/16/07)
 HHHが終始支配しジェフは反撃狙いと言う内容。
 これがジェフの被虐心から来るのなら良いのだけれど
 ジェフが冴えず両者の圧倒的なエネルギー密度差から
 必然的に収まった物なので
 HHHが若干ヒール寄りに活を入れるという
 試合中のストーリーがリアルに見えるという体たらく。
 勝ち方がクイックにしてもジェフはここでHHHに比類する物を見せたかった。
 それまで良い働きをしていたから良いもののね。
 しかしながらHHHのキャリーは完璧で平均的な良試合に。
 (執筆日:3/29/08)

Fケージ・マッチ:ジェフ・ハーディvs.ウマガ(Raw 1/7/08)
 何度も手を合わせた両者なので、いつも通り怪物対人間の図を好演。
 ケージの使い方も基本通りで良いですね。
 最後のダイブもスワントーン・ボムではなく
 ウィスパー・イン・ザ・ウィンドを選んだのが素晴らしい。
 脱出動作からシームレスで打てるサプライズ性、
 王者オートンの方を向いて始動する、というメッセージ性、
 ただ迫力があるだけのビッグ・ダイブではない深い深いフィニッシュです。
 セコンドのオートンも見事な顔芸で盛り上げました。
 ぎりぎり好勝負です。
 
総評
 黄金タッグ時代を意図的に省いたので
 当然試合面では物足りなく感じますね。
 でもWWEでは初となるOMEGAのお披露目など
 難しい中でそこそこの出来にまで仕上げてきたかと。 
(執筆日:1/24/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

Fケージ・マッチ:ジェフ・ハーディvs.ウマガ(Raw 1/7/08)
  ウマガがパワーの差を見せ付ける。
  ジェフが素早さで攻めようとするもほとんど利いていない。
  ウマガがスプラッシュへ。
  ジェフは避けてウマガをケージにぶつけさせるとドロップ・キックからカバー。カウント2。
  ウマガがケージへのスタンガンを狙う。
  ジェフは逆にそれを利用してケージにしがみつき脱出を狙う。
  ウマガが捕まえ引き摺り下ろす。
  (CM)
  ブラックホール・スラムを決める。
  肩へのサブミッションで締め上げる。
  立ち上がったジェフにショルダー・スルーを決めケージにぶつける。
  ケージとロープに挟まったジェフをケージにぶつけスプラッシュ。
  カバーするもジェフの脚がロープにかかる。
  オートンが椅子をリングに投げ入れる。
  ウマガがジェフに椅子攻撃。
  カバーするもカウントは2。
  ウマガがケージを登ろう外する。
  ジェフがロープにドロップ・キックを決めるとウマガは体勢を崩しロープで股間を打つ。
  更にポエトリー・イン・モーション。
  ツイスト・オブ・フェイトへ!
  ウマガは押し飛ばすと地獄突き。 
  コーナーに移動させヒップ・アタックへ。
  ジェフは寸前でかわすと連続攻撃。
  椅子を投げつけ椅子へのDDT。
  カバーするもカウント2。
  扉から脱出を狙う。
  オートンが扉を叩きつけて阻止。
  ウマガがカバーするもカウントは2。
  ならばとサモアン・スパイクへ!
  ジェフは防ぐとツイスト・オブ・フェイト!
  シャツを脱ぎ捨てるとケージを登って行く。
  オートンが邪魔しようと待ち受ける。
  ジェフはリング内のウマガ目掛けウィスパー・イン・ザ・ウィンド!
  カバーし1,2,3!
  ジェフの勝利!

試合結果

@テーブル・マッチ:ハーディ・ボーイズvs.ダッドリー・ボーイズ(Royal Rumble 1/23/00)
AIC王座戦:トリプルH(ch)vs.ジェフ・ハーディ(新チャンピオン!)(SD 4/12/01)
BIC王座戦、ケージ・マッチ:ジェフ・ハーディ(ch)vs.ジョニー・ナイトロ(New Year's Revolution 1/7/07)
CMITB予選:ジェフ・ハーディvs.シェルトン・ベンジャミン(Raw 2/26/07)
Dタッグ王座戦:ハーディーズ(ch)vs.ランス・ケイド、トレバー・マードック(Judgement Day 5/20/07)
E#1コンテンダー・マッチ:ジェフ・ハーディvs.トリプルH(Armageddon 12/16/07)
Fケージ・マッチ:ジェフ・ハーディvs.ウマガ(Raw 1/7/08)