TOPアメリカン・プロレスWWE 個人物DVD →WWE:RVD One of a Kind Disc Two

WWE:RVD One of a Kind Disc Twoの分析


名勝負 なし
好勝負 ハードコア王座戦:ジェフ・ハーディ(ch)vs.RVD(Invasion 7/22/01)

 Injuries & Moves
  TV王座を失うことになった怪我や目蓋の怪我、
  そしてヴァン・ダミネーターやヴァン・ターミネーターについて。
 RVD vs. Jerry Lynn 
 RVD vs. Jeff Hardy
  WWE入団後のハードコア王座について語る
 Frog Splash
 RVD vs. Chris Jericho
 Comparing ECW & WWE
  環境の違い等
 RVD vs. Christian

@RVDvs.ジェリー・リン(Guilty as Charged 1/7/01)
 #22。
 攻防が弱くなり、終えるタイミングも悪くなっています。
 無駄なアピールが長かったり、本来かけるべきでない所に時間をかけています。
 そして技を使う場所も良くない。
 アルフォンソもいませんし完全に”RVD対リン”ではなく
 ノー・ネームの”攻防が売りの動きの良い選手の対決”です。
 20分もあるのにやりきった感は全然無かったですね。
 只ECWラストのPPVのメイン後サプライズの形で行ったために
 観客の盛り上がりが凄まじいです。
 それが1ランク上げて平均的な良試合といった所。

Aハードコア王座戦:ジェフ・ハーディ(ch)vs.RVD(Invasion 7/22/01)
 リン戦に比べて明らかに見劣りし高度ではないのですが
 ジェフ用に上手く作り直していますね。
 リズムが良く戦場が場外、観客席に移ってもスピードが落ちません。
 一つ一つ印象的なスポットで盛り上げた上でラダーが出てきたので観客は大盛り上がりです。
 後半は良くも悪くもRVDのショー・ケースの色合いが強くなりましたね。
 ジェフのレスラーとしての成熟度を考えると丁度良い程度なのでしょうけど。
 大歓声の中で見るRVDも良いな、と思わされた一戦。
 WWEではこの頃が一番輝いていましたね。
 ぎりぎり好勝負。

B準決勝:RVDvs.クリス・ジェリコ(King of the Ring 6/23/02)
 ハードコア抜きで唯一選考された試合。
 確かに見応えがありますね。
 ジェリコの緩急をつけた試合運びが中々の物。
 RVDは見劣りしますがECW時の「俺についてこい」から
 WWE用の「観客を動かす」に調整しているのが伺えます。
 クライマックスはジェリコがこずるさで上手く調節、
 決勝が消化試合という事で熱戦模様になっていますね。
 中々良い試合。

CIC王座戦、ラダー・マッチ:クリスチャン(ch)vs.RVD(Raw 9/29/03)
 古典ムーブのクリスチャンに、新規ムーブのRVDと
 それぞれが別の方向から題目に取り組み1つのラダー・マッチを作り上げました。
 また通常試合では序盤、中盤、終盤とじわじわと盛り上げるように
 同じ方法論をラダー・マッチでも貫き通した所に
 クリスチャンの渋さが光りましたね。
 只2人のミックスという点で言うと時間が経つにつれのってきた、
 共存から共栄に発展した所があったのでもう2,3分欲しかったですね。
 そうなるとCMを入れざるをえなくなるのかもしれませんが。
 好勝負に少し届かず。

DRVDvs.ボールズ・マホ ニー(Anarchy Rulz 9/19/99)
 いきなりバック・ドロップで投げたり飛び技を受け止めたりする方法を取っていて
 ビガロ戦のような繊細な構築ではありませんが
 ずれずにがっしりと体格差という構図を作りました。
 RVDが多彩なハードコア殺法で構図を守りながら
 一進一退にまで持っていったのは予想通りでしたが、
 ボールズが椅子攻撃を最後まで我慢して通常技の重みで勝負したのは予想外でした。
 これで上手く最後が締まりましたよ。
 ボールズの生涯最高試合、好勝負に届かずも中々良い試合です。
 
ERVDvs.サブー(Hostile City Showdown 4/20/96)
 アクシデントが無かったらどのような試合になったかを見せるのが目的でしょうか。
 しかしあの試合はあれが独特の雰囲気、
 2人に緊張感をもたらして完全に+の影響しか与えていないんですよね。
 実際、この試合はサブーは余り構築に気を払っていなくて
 試合よりもハードコアが優先される内容になっています。
 過激だけどその先がないので評価は低めですね。
 平均的な良試合。

FRVD vs. パット・ローズ(1/23/93)
 WCWでのデビュー戦。
 既にRVDの個性の片鱗が垣間見えているのは面白いですね。
 逆にローズはやりにくそうでもありましたけど。
 悪い試合。

隠しトラック
Disc2
チャプターのComparingで→→

総評
 本編に試合が組み込まれているのは一見利便性に欠けますが
 無為にそうしている訳ではなくRVDのキャリアを語る上で
 外せない試合をちゃんと選考しているからですね。
 同一カードでより良い試合はあるでしょうが
 ラインナップはおそらく完璧です。
 RVDの魅力を知るには十分。
 しかしそれ故にRVDがWWEに移ってから
 トーン・ダウンした事を否定できない内容でもあります。
 このDVD出た後で試合をつけ加えるとしたら
 対シナぐらいじゃないでしょうかね。
 (執筆日:9/26/09)
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

@RVD対ジェリー・リン(Guilty as Charged 01)
  サイラスがライノに挑戦するものはいないかと挑発。
  出てきたのはRVD。
  しかしリンが背後から襲いかかりそのまま試合に。
  リンがストンピングを叩き込む。
  殴りつけロープに振ろうとする。
  振り返されるも股下を潜る。
  払い蹴りを避けると蹴りつけロープに振る。
  伏せリープ・フロッグからロープに走る。
  開脚して伏せたRVDにレッグ・ドロップを狙う。
  RVDが避け蹴りを放つ。
  リンは避けると脚を払おうとする。
  RVDがバク転で避ける。
  リンのクローズラインを避けるとバックを取る。
  リンがバックを取り返す。
  RVDがバック・エルボーを入れるとロープに走る。
  ショルダー・スルーを狙ったリンを越えると構える。
  RVDは場外に出ると観客とハイ・タッチしていく。
  リングに戻ってアピール。
  組むとRVDが腕を取る。
  リンが前転して腕を取り返す。
  RVDが腕を取り返す。
  脚を払ってレッグ・ドロップへ。
  リンは避けると蹴り。
  ロープに走ろうとする。
  RVDはリープ・フロッグで避けるとロープに走る。
  リンは後を追ってクロス・ボディ。
  もろとも場外に転落する。
  RVDを蹴りつけフォア・アームズ。
  柵に振ってぶつける。
  もう1回ぶつけ突進。
  RVDはカウンターで蹴りを入れると柵の上からムーンサルト。
  柵に振ってぶつける。
  持ち上げて柵に干す。
  エプロンからスピニング・レッグ・ドロップ。
  エプロンに上がってきたリンを蹴りつける。
  リング内へのブレーン・バスターを狙う。
  リンは後ろに着地するとロープに走る。
  RVDがリフト・アップ。
  落としてスタンディング・ムーンサルト。
  セカンド・ロープからムーンサルト。カウントは2。
  リンを蹴りつけフォア・アームズ。
  コーナーに振る。
  リンはコーナーに座ると前転から飛び掛ってきたRVDをクローズラインで迎撃。
  胸に張り手。
  ロープを使って側頭部を蹴りつける。
  コーナーに振り突進。
  RVDはカウンターでショルダー・スルー。
  エプロンに着地したリンがフォア・アームズを放つ。
  RVDは受け止めるとショルダー・ブロックを狙う。
  読んでいたリンがレッグ・ドロップ。
  エプロンでダウンしているRVDにリングからスライディング・キック。
  場外に下りる。
  柵に振ると同時に後を追いクローズライン。
  マットをはがす。
  RVDを抱えると鉄柱にぶつけコンクリートに叩きつける。
  リングに戻す。
  カバーするもカウント2。
  起こそうとする。
  腹を殴りつけてきたRVDを蹴りつける。
  コーナーに振ろうとする。
  振り返されるもコーナーを使ってサンセット・フリップ。
  RVDはカウント2で返すと両脚を取り両肩をつけにいく。
  リンがカウント2で返し丸め込む。
  RVDがカウント2で体勢を入れ替える。
  リンがカウント2で体勢を入れ替える。カウント2。
  RVDがバックを取る。
  リンが股間を蹴り上げる。
  丸め込むもカウントは2。
  ボディ・スラムを狙う。
  逃れられるも殴りつけノーザンライト・スープレックスを狙う。
  RVDがトリッキーに蹴りつけ防ぐ。
  リンがけりかかる。
  RVDは受け止めるとステップ・オーバーでスピン・キック。
  ロープに走るとローリング・サンダー。
  カバーするもカウント2。
  椅子を持ってくる。
  アトミック・ドロップを決めコーナーに座らせる。
  椅子越しにドロップ・キック。
  起こすと蹴りつけコーナーに振る。
  RVDは椅子を中央に置くとモンキー・フリップを狙う。
  リンはかわすとサンセット・フリップ・パワー・ボムで椅子に叩きつける。カウントは2。
  コーナーに振ろうとする。
  RVDが振り返し突進。
  リンがカウンターで蹴り。
  コーナーに座る。
  向かってきたRVDを殴りつけるとトルネードDDTを狙う。
  RVDが着地させノーザンライト・スープレックスを狙う。
  リンが後ろに逃れリバースDDTを狙う。
  RVDがスナップ・メアに切り返す。
  リンはクローズラインを避けるとジャーマン。カウントは2。
  RVDを蹴りつけ頭部を踏みつける。
  椅子を手にする。
  中央に置くとロープに振ろうとする。
  RVDが振り返し持ち上げようとする。
  RVDが椅子へのDDTに切り返す。
  カバーするもRVDがロープを掴む。
  コーナーに振り突進。
  RVDがカウンターで蹴り。
  セカンド・ロープから飛びサイド・キック。
  コーナー上へ。
  邪魔してきたサイラスを蹴り飛ばすとファイブ・スター・フロッグ・スプラッシュへ。
  しかし避けられ自爆。
  リンがすかさず丸め込む。カウント2。
  がートナーが現れサイラスをリングに入れる。
  サイラスのクローズラインを避けるとDDT。
  リンが椅子を手にする。
  叩きつけようとする。
  RVDは避けるとヴァン・ダミネーター。
  リンをコーナーで座り込ませる。    
  ガートナーが協力を申し出てリンの顔の前に椅子を差し出す。
  そしてRVDがヴァン・ターミネーター。
  カバーし1,2,3!
  RVDの勝利!


Aハードコア王座戦:ジェフ・ハーディ (ch)対RVD
  お互い相手の技を俊敏に避 けていく。
  ジェフはRVDが隙を見せRVDポーズに行ったところに襲い掛かり攻めて行く。
  RVDはクロス・ボディを避けムーンサルト。ローリング・サンダーも決める。
  ジェフはコーナーに飛び乗ったRVDを落としウォールに激突させると
  ウォール伝いの攻撃を狙うがRVDも飛び乗り衝突。
  観客席でRVDがムーンサルト。カウント2。
  ウォールにジェフを乗せるとエプロンからスピニング・レッグ・ドロップ。
  エプロンのRVDにサンセット・フリップ・パワー・ボムを決めるとラダー(大)を取り出し登っていく。
  だがRVDがラダーを押し倒しジェフは転落。
  RVDが椅子を手に迫る。
  ジェフは椅子を奪い取ると叩きつけていく。
  椅子を振りかぶったジェフにRVDはヴァンダミネーター!ジェフは入場口のステージ下へ落下!
  RVDはジェフをリングに戻すと再びヴァンダミネーター!
  開脚式ムーンサルトに行くも、ジェフは膝を立てて防ぎDDT。
  ジェフはスワントーンに行くも自爆!
  RVDはジェフの上にベルトを乗せファイブ・スター・フロッグ・スプラッシュ!
  カバーし1,2,3!
  RVDが新ハードコア・チャンピオンに!


CIC王座戦、ラダー・マッチ:クリスチャン(ch)対RVD(Raw 9/29/03)
  RVDはス ピン・キックを決めるとラダーを入れようとする。
  クリスチャンが襲い掛かりラダーを入れようとする。
  RVDはベースボール・スライドにトペ・アトミコ。
  クリスチャンはサミングからRVDを鉄階段、鉄柱にぶつける。
  クリスチャンが橋渡しにしたラダーへのブレーン・バスターを狙う。
  RVDは耐えて逆にクリスチャンをラダー上に落としレッグ・ドロップ。
  クリスチャンが振り返しRVDをラダーにぶつける。
  スリング・ショットでRVDをラダーにたたきつけてから登っていく。
  RVDがラダーを倒し阻止する。
  RVDはボディ・リフトからクリスチャンをラダーに落とし
  スタンディング・ムーンサルトへと繋げる。
  クリスチャンを突き落とすとラダーを登っていく。
  寸前でクリスチャンが追いつきラダー上からのリバースDDT!
  RVDがモンキー・フリップでクリスチャンを投げ飛ばし、
  更にそのままローリング・サンダー。
  RVDがコーナーのラダーに登っていくが脚をすくわれ飛べず。
  RVDがラダーを持ったクリスチャンにサイドキック。
  ファイブ・スター・フロッグ・スプラッシュに行くが
  避けられたためラダー上に落ちてしまう!
  クリスチャンがラダーを登っていきベルトに手をかける。
  しかしRVDがコーナーからサイド・キックを決めラダーを倒す。
  両者ラダーを登っていく。
  ラダーが倒れるがRVDは別のラダーに飛び乗り
  ラダー天辺からファイブ・スター・フロッグ・スプラッシュ!
  クリスチャンを下敷きにするようラダーを立てると登っていきベルトを手にする!
  RVDが新ICチャンピオンに!


DRVD対ボールズ・マホニー(Anarchy Rulz 99)
  マホニーが いきなりバック・ドロップ。
  RVDは飛び蹴りにダイビング・クロス・ボディ。
  体格差で勝るマホニーがすぐに逆転。
  RVDを柵にぶつけていく。
  RVDは柵上からムーンサルトに行く。
  受け止められるも逃げて鉄柱にぶつける。
  RVDはヴァン・ダミネーターを狙うも
  読んでいたマホニーに逆に椅子を投げつけられる。
  マホニーがボールズ・コールのパンチを連打。
  更にベリー・トゥー・ベリー。
  RVDは椅子攻撃を避けるとヴァン・ダミネーター!
  更にコーナー上からサマーソルト・ブランチャで柵越え!
  マホニーがパワー・スラム、ダイビング・レッグ・ドロップを決めるもカウントは2。
  マホニーがスパイン・バスターからフロッグ・スプラッシュ!カウントは2!
  RVDはコーナー上のマホニーを捕らえスーパープレックス。
  更に椅子越しのドロップ・キックに椅子付きローリング・サンダー。
  マホニーがコーナー上のRVDを捕らえ投げ捨てようとする。
  RVDはモンキー・フリップに返す。
  椅子の上にモンキー・フリップを狙う。
  しかしマホニーは耐えて椅子の上にパワー・ボム!
  カバーするもカウントは2。
  RVDが椅子の上にノーザンライトを狙う。
  マホニーが椅子の上へのDDTに切り返す。
  マホニーがパイル・ドライバーを決めカバー。カウント2。
  ならばとスーパー・キックから椅子を叩きつける!
  ボールズがアピールしてからカバーするも
  アルフォンソが邪魔する。
  アルフォンソが椅子を投げつけるも
  マホニーは平然としてアルフォンソに迫る。
  RVDが椅子を持ったマホニーにダイビング・サイド・キック!
  カバーするもカウント2。
  ならばとRVDはファイブ・スター・フロッグ・スプラッシュを決め1,2,3!


ERVD対サブー(Hostile City Showdown 96)
  RVDがギ ロチン・キックで先手を取る。
  前転からボディ・ドロップ。
  サブーはロープの間のRVDにダイビング・レッグ・ドロップ。
  サブーはRVDを立たせないように脚を集中攻撃。
  RVDをコーナー上に置きスプリングボード式ドロップ・キックで落とすと
  トペ・アトミコで追撃。
  柵からムーンサルトを狙ったRVDを突き落とすと観客席で椅子を叩き付け
  柵越えの2段式スプリングボード式クロス・ボディを決める!
  橋渡しにしたテーブルにRVDを乗せるも寸前で逃げられる。
  かまわずダイブを敢行するも避けられる。  
  サブーがテーブルを使ってポエトリー・イン・モーションを狙うも足を滑らせてしまう。
  RVDはこのミスに乗じ反撃。
  エプロンから椅子付きサマーソルト・ブランチャを決める。
  RVDがサブーを痛めつけていく。
  サブーはDDTに返すとポエトリー・イン・モーションへ。
  RVDは避けると椅子攻撃を狙うも不発。
  RVDがトペ・アトミコを決める。
  サブーがコーナー上のRVDを捕まえるも突き落とされリング横のテーブルに沈む。
  サブーはリング横のテーブルにRVDを載せると
  ロープを使ったレッグ・ドロップでテーブル葬を決める。
  カバーするもカウント2。
  RVDがジャーマンにコーナーから飛びついてのネック・ブリーカーを決める。
  しかしこちらもカウント2ならず。
  サブーが椅子へのフェイス・バスターにコーナーからのDDT。
  カバーするもカウント2。 
  ならばと2段スプリングボード式ムーンサルトを決め1,2,3!
  サブーはRVDを認め握手を申し出る。
  しかしRVDは応じず去っていく。

試合結果

@RVDvs.ジェリー・リン(Guilty as Charged 1/7/01)
Aハードコア王座戦:ジェフ・ハーディ(ch)vs.RVD(新チャンピオン!)(Invasion 7/22/01)
B準決勝:RVDvs.クリス・ジェリコ(King of the Ring 6/23/02)
CIC王座戦、ラダー・マッチ:クリスチャン(ch)vs.RVD(新チャンピオン!)(Raw 9/29/03)
DRVDvs.ボールズ・マホニー(Anarchy Rulz 9/19/99)
ERVDvs.サブー(Hostile City Showdown 4/20/96)
FRVDvs.パット・ローズ(1/23/93)