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WWE:Road Warriors Disc Twoの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間50分です。

@タッグ王座戦:ロード・ウォーリアーズ(ch)vs.ラリー&カート・ヘニング(AWA 4/21/85)
 ラリーはLODの相手をするには年を取り過ぎ。
 一方のLODもAWAとあってまだ基礎を大事にすべきと指示されているのか
 暴走キャラは付けられておらず、凡庸な戦いぶりです。
 最後も微妙なフィニッシュでひどい試合。

Aタッグ王座戦:ロード・ウォーリアーズ(ch)vs.ファビュラス・フリーバーズ(AWA Superclash 9/28/85)
 フリーバーズが受けを意識するも
 ただムーブを大きく見せるだけでリズムはつけれず、
 またそれなりに体格のあるフリーバーズ自身を小さく見える原因にもなってますね。
 ただ終盤は良い乱戦だし@に比べるとRWらしさが出た内容になっていますね。
 悪くない試合。

B決勝:ロード・ウォーリアーズvs.マグナムTA、ロニー・ガービン(Jim Crockett Sr. Memorial Cup 4/19/86)
 (カットありで10分)
 決勝という事でウォーリアーズが真面目に試合を作っています。
 最後はガービンがホークを殴りつけて拳を傷め、
 その隙を突いてノー・タッチからアニマルがラリアット。
 ガービンの鉄の拳<ホークの石頭というのは微妙だけど
 ウォーリアーズが正統タッグとして締めるにはこういう形しかないでしょうね。
 これまた平均レベルぐらい。

Cルシアン・チェイン・マッチ:ロード・ウォーリアーズvs.イワン&ニキタ・コロフ(NWA Great American Bash 7/5/86)
 流血やチェーンの攻撃には荒さがあり雰囲気はありますね。
 しかし適当にやっているので構築は無く中身がありません。
 少し悪い試合。 

Dスカフォード・マッチ:ロード・ウォーリアーズvs.ミッドナイト・エクスプレス(NWA Starrcade 11/27/86)
 約7メートル上に鉄橋の足場が作られており、
 そこから2人共落ちたら負けという試合形式。
 橋を支える鉄柱を使っているのは評価できますが
 短い時間でさえまともな攻防ができませんし、何より余りに危険です。
 ホークが日本で怪我をしたために誤魔化せるこの形式になったのですが
 試合後名マネージャー、コルネットが落下して怪我をしたそうで・・・。
 悪い試合。
 (執筆日:10/18/09)

Eタッグ王座戦:アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード(ch)vs.ロード・ウォーリアーズ(NWA Starrcade 11/29/87)
 脚攻めまでウォーリアーズを1回もダウンさせる事なく
 攻防を繰り広げるのだからホースメンの上手さが分かりますね。
 最後のチープ・フィニッシュ含めブッカーが
 このカードに期待した通りの物を見せた内容です。
 平均的な良試合。
 (執筆日:10/19/09)

Fタッグ王座戦:ミッドナイト・エクスプレス(ch)vs.ロード・ウォーリアーズ(NWA 10/29/88)
 エラリングの仕掛けからRWが奇襲しイートンをKO。
 レーンが健闘するも2対1で劣勢になり、
 そこに気力で立ち上がったイートンがタッチして向かっていくもやられる、という素晴らしいストーリー展開のある試合。
 権利者、セコンド、控えがそれぞれの思惑を持って
 リングと場外からなる空間を動く事で
 これを5分に凝縮しているってのは驚異的です。
 非常に感心しました。
 ウォーリアーズが新王者として強さを見せつけ、MNEは男を上げ、
 そしてセコンドもそれぞれの形でチームをサポートする。
 6人全員が輝いていて、これは好勝負というしかないですよ。
 ぎりぎり好勝負。

Gリージョン・オブ・ドゥームvs.デモリッション(2/9/91)
 ウォーリアーズは俺達が本家だと言わんばかりに迫力ある打撃を見せます。
 デモリッションもウォーリアーズの豪放な部分の間を突くファイト・スタイルが良いですね。
 最後は何故ウォーリアーズの勝ちなのかわかりませんが
 理を通しこして満足させるのがカードに求められている事なので良し。
 まあまあ良い試合。

Hリージョン・オブ・ドゥームvs.ハート・ファウンデーション(Wrestlefest 3/12/91)
 HFが唸らされるく上手に試合を作っていますね。
 序盤のナイドハートを対等なパワー・ファイターに描いた設定、
 その戦略性の高さがLODを規格内に収めてしまった面もありますね。
 それでもかなり面白い内容でした。
 平均的な良試合。

Iロード・ウォーリアーズvs.ハルク・ホーガン、天龍源一郎(新日本プロレス 3/30/91)
 トップ・シングル対トップ・タッグというカードですが
 RWに戦略なんてないので、そんな構築にはならず。
 見所は単発で場外乱戦が試合を崩す。
 それで無駄に流血した後は落ち着いてましになりますが
 リズムもスタイルも弱く退屈ですね。
 最後も盛り上がらないリングアウト・フィニッシュ。
 ひどい試合です。

Jタッグ王座戦、ノーDQ:ナスティ・ボーイズ(ch)vs.リージョン・オブ・ドゥーム(Summerslam 8/26/91)
 カットを利用して大技から始めると
 それなりにテンポを維持しながら孤立させました。
 ただ終盤になる頃には流石にグダグダになってましたね。
 WCWなら良い試合になったかもしれないけどなぁ。
 少し悪い試合。

Kリージョン・オブ・ドゥームvs.マニーInc(Summerslam 8/29/92)
 マニーIncが受けでLODの攻めを引き出して試合を作るかと思いきや
 試合を支配すると基礎的構築を垂れ流し。
 悪い試合です。

Lタッグ王座戦:スティング、レックス・ルガー(ch)vs.ロード・ウォーリアーズ(WCW Superbrawl 2/11/96)
 5年以上前ならスピード感ある激突が見れたかもしれないけどねぇ。
 ルガーの動き方、ムーブの使い方はひどいし、
 LODは年に負けたかムーブに力強さが失われている。
 スティングはまともだが運びがベーシックでつまらなさに拍車をかける。
 悪い試合。

Mタッグ王座戦:ゴッドウィンズ(ch)vs.リージョン・オブ・ドゥーム(Raw 10/13/97)
 NODにリンチされていたアーメッド・ジョンソンを助けた後
 引退をかけてゴッドウィンズの王座に挑戦。
 試合は粗いなりにもゴッドウィンズがタッグ戦略を使っているし、
 LODもLODとしてのパフォーマンスが出来ている。
 悪くない試合。

総評
 試合面は元々期待していなかったので
 好勝負が1試合でもあっただけで満足です。
(執筆日:5/26/10)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Fタッグ王座戦:ミッドナイト・エクスプレス(ch)vs.ロード・ウォーリアーズ(NWA 10/29/88)
  選手紹介時にエラリングがコルネットを場外に引き摺り下ろし襲撃。
  それに気づいたレーンが場外に下りてエラリングに殴りかかりマウント・パンチ。
  その隙にウォーリアーズはイートンを場外に落とし、鉄柱にぶつける。
  もう1回。
  レーンは気づかずエラリングを柵にぶつける。
  ウォーリアーズはイートンにストンピングを決め殴りつける。
  レーンがリングに入る。
  ほぼ同時にリングに入ってきたアニマルにフォア・アームズ。
  蹴り飛ばす。
  蹴り飛ばす。
  ホークが場外でイートンにマウント・パンチを連打し流血させる。
  レーンがホークに止めろと蹴りかかる。
  しかし場外カウントを数えられるのでリングに戻る。
  殴りかかってきたアニマルの腹にパンチ。
  蹴り飛ばす。
  入ってきたホークにソバット。
  踵落とし。
  イートンは立つ事すら出来ない。
  レーンはアニマルの腹にパンチ。
  ニー。
  控えのホークはエプロンに戻される。
  レーンがアニマルの背中を蹴り飛ばす。
  エラリングがエプロンに上がりレフェリーの注意を引く。
  その隙にホークが入ってレーンを羽交い絞め。
  アニマルがロープに走るもコルネットがロープ越しにラケット攻撃。
  レーンが羽交い絞めを解きホークを蹴り飛ばす。
  アニマルを蹴り飛ばす。
  コーナーでアニマルを蹴りつけていく。
  ホークがまたリングに入り後頭部にクローズライン。
  アニマルがストンピング。
  起こして殴り飛ばす。
  喉に足を押し付ける。
  タッチするとロープに振る。
  持ち上げた所をホークがフライング・クローズライン。
  担ぐと
  アバランシュ・スラム。
  コルネットがイートンを控え室に戻そうとするもイートンは拒否。
  ホークがレーンにエルボー・ドロップ。
  タッチすると2人でレーンをロープに振りバック・エルボー。
  アニマルがエルボー・ドロップを3連発。
  イートンがコルネットを振り払いエプロンに向かう。
  アニマルがレーンにストンピング。
  タッチして押さえつける。
  ホークがセカンド・ロープから飛び殴りつける。
  イートンがエプロンで起き上がるも崩れ落ちる。
  ホークがレーンにチョップ。
  殴りつけていく。
  交代したアニマルがレーンをロープに振りフライング・ショルダー・タックル。
  レーンが吹き飛ばされ自陣コーナー近くに。
  エプロンで起き上がったイートンがレーンにタッチする。
  アピールしているアニマルを殴りつける。
  入ってきたホークを殴りつける。
  アニマルを殴りつける。
  ホークを殴りつける。
  アニマルを殴りつける。
  ホークにネック・ブリーカー。
  コーナーでアニマルを殴りつけていく。
  殴りつける。
  コーナーに振る。
  アニマルが耐えラリアット。
  カバーし1,2,3!
  ウォーリアーズが新チャンピオンに!

試合結果

@タッグ王座戦:ロード・ウォーリアーズ(ch)vs.ラリー&カート・ヘニング(DQ)(AWA 4/21/85)
Aタッグ王座戦:ロード・ウォーリアーズ(ch)vs.ファビュラス・フリーバーズ(DQ)(AWA Superclash 9/28/85)
B決勝:ロード・ウォーリアーズ(優勝!)vs.マグナムTA、ロニー・ガービン(Jim Crockett Sr. Memorial Cup 4/19/86)
Cルシアン・チェイン・マッチ:ロード・ウォーリアーズvs.イワン&ニキタ・コロフ(NWA Great American Bash 7/5/86)
Dスカフォード・マッチ:ロード・ウォーリアーズvs.ミッドナイト・エクスプレス(NWA Starrcade 11/27/86)
Eタッグ王座戦:アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード(ch)vs.ロード・ウォーリアーズ(DQ)(NWA Starrcade 11/29/87)
Fタッグ王座戦:ミッドナイト・エクスプレス(ch)vs.ロード・ウォーリアーズ(新チャンピオン!)(NWA 10/29/88)
Gリージョン・オブ・ドゥームvs.デモリッション(2/9/91)
Hリージョン・オブ・ドゥームvs.ハート・ファウンデーション(Wrestlefest 3/12/91)
Iロード・ウォーリアーズvs.ハルク・ホーガン、天龍源一郎(リングアウト)(新日本プロレス 3/30/91)
Jタッグ王座戦、ノーDQ:ナスティ・ボーイズ(ch)vs.リージョン・オブ・ドゥーム(新チャンピオン!)(Summerslam 8/26/91)
Kリージョン・オブ・ドゥームvs.マニーInc(Summerslam 8/29/92)
Lタッグ王座戦:スティング、レックス・ルガー(ch)vs.ロード・ウォーリアーズ(ダブル・カウントアウト)(WCW Superbrawl 2/11/96)
Mタッグ王座戦:ゴッドウィンズ(ch)vs.リージョン・オブ・ドゥーム(新チャンピオン!)(Raw 10/13/97)