TOPアメリカン・プロレスWWE 個人物DVD →WWE:Triple H The King of the Kings Disc One

WWE:Triple H The King of the Kings Disc Oneの分析


名勝負 なし
好勝負 WWF王座戦、ヘル・イン・ア・セル:HHH(ch)vs.カクタス・ジャック(No Way Out 2/27/00)

約3時間です。

・Getting Started
@HHHvs.ジョン・クリスタル(Raw 5/22/95)
 HHHのWWEデビュー戦。
 貴族ヒールらしい間と綺麗な技で
 デビュー・レスラーにしてはしっかりしていると思わせます。
 フィニッシュがエース・クラッシャーだったのは意外。

・Pressure-It's All On You & The Workhorse Title
AIC王座戦:マーク・メロ(ch)vs.HHH(Raw 10/21/96)
 HHH戦が予定されていたものの負傷したパーフェクトが
 以前手をかしたメロに戦ってくれ、と頼んでこの試合に。
 しかしそれはパーフェクトがHHHに王座を移動させるための策略だったという良質なストーリーでした。
 それにメロの無駄に派手な動きとHHHのインサイド・ワークが加わった試合。
 Rawレベルの時間に収まっていますが良い出来です。
 平均レベル。

・Chyna,Curtain Call & The Crown
B決勝:HHHvs.マンカインド(King of the Ring 6/8/97)
 マンカインドのラフ・ファイトとHHHのインサイド・ワークが上手く絡み合っていて
 後に壮絶な抗争をするだけの相性の良さが見て取れますね。
 また見ていて決勝としてもう1段階上の物を見たいと思っていたら
 クライマックスが素晴らしかったですね。
 マンカインドのハードコア・アタックとハード・バンプに
 チャイナの効果的な介入も添えられ大盛り上がりでした。
 好勝負に少し届かず。
 この試合でようやくHHHの続いていたプッシュが実を結んだ形となりましたね。

・The Transformation-Amplified Version
Cヨーロピアン王座戦:HHH(ch)vs.オーエン・ハート(Wrestlemania XIV 3/29/98)
 オーエンの感情と一致した激しい動きが
 HHHの試合をコントロールしようという動きを引き立てます。
 視野の広さも見せていたし良い仕事。
 一方のHHHはしっかりした動きだけどオーエンを相手にすると見劣りしましたね。
 平均的な良試合。
 
・Elevating the Game
DWWF王座戦(レフェリー:シェイン・マクマホン):マンカインド(ch)vs.HHH(Raw 8/23/99)
 HHHが初戴冠した試合にしてマンカインドが一日で王座から下ろされた試合。
 何度も戦っているだけにベースの乱戦は良いのだけど
 序盤でいきなりシェインがマンディブル・クローでダウン、
 復活したら何の障害も無くフィニッシュへ流れていく、のにはとても王座戦とは思えない物があります。
 マンカインドは不遇過ぎる。
 平均レベル。 

・Being at the Top
EWWF王座戦、エニシング・ゴーズ:HHH(ch)vs.スティーブ・オースチン(No Mercy II 10/17/99)
 入場時から始まる場外戦は
 柵やクレーン・カメラを使うし、観客席にも入るワイルド・ブロウルで素晴らしい物があります。
 しかしリングに1度入ってからは
 オースチンの体調のせいで誤魔化し誤魔化し、
 無駄に長引かせた内容になっています。
 それでも凶器と乱入劇、試合後の乱闘で帳尻を合わせてくる所がWWFの凄い所か。
 まあまあ良い試合。

・McMahon-Helmsley Era
FWWF王座戦、ヘル・イン・ア・セル:HHH(ch)vs.カクタス・ジャック(No Way Out 2/27/00)
 間の意識からキャラの対比まで
 全般的にRRの試合より劣っている点が目立ちますが
 フォーリーの無茶過ぎる奮闘は相変わらず過激。
 セルの縁に手をかけた状態からの落下後 
 角材に火をつけたので、ああこれが代用なんだと思いきや
 セル突きぬけの落下を見せたんだものね。
 度肝を抜かされました。
 また敗北し引退が決まったフォーリーが
 担架ではなく自らの脚で去っていき
 それに対して観客がフォーリー(カクタスではなく)・チャントを起こして送り出した
 エンディング・シーンには胸が熱くなるものがありましたね。
 文句なしに好勝負。

・Injury & Return
Gロイヤル・ランブル(Royal Rumble 1/20/02)
 余り人数が溜まらないために意識を高く保った
 中堅以下が落ちるか落ちないかの攻防やギミックを活かした見せ場を頑張っています。
 そして結果として中々良い物に仕上がっています。
 しかし悲しいかな、出来る事には限界があります。
 22番手まで大物の激突が一切ない順番は偏りすぎでした。
 唯一大物として8番手にテイカーが入っており、
 ハーディーズと面白い攻防を見せますが、彼はメイヴェンに落とされますのでね。
 後半はオースチンが盛り上げるもスタナーに頼りすぎなのは明らかで、
 22番手HHHとの激突も思った程ではありませんでしたね。
 25番へニングから30番手ブックまでのトップ・スターの連続入りは圧巻でした。
 その割にはスポット的で、やっぱり分散させるべきだったという意見には変わりないですけどね。
 全体を通して高レベルで面白いが
 元WCW勢も加わっての豊富な人材量に頼って安易な順番を組んだのは反省すべき。
 中々良い試合。
 (執筆日:10/28/09)

(執筆日:12/22/09)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

B決勝:HHHvs.マンカインド
  序盤はマンカインドが優位に立ち、コーナー上でかみつき攻撃。
  HHHはスタンガンに返し逆転する。
  HHHがレフェリーの注意を引いている間にチャイナが一発。
  マンカインドはロープに逃れ、背後のHHHの股間を蹴り上げる。
  道連れクローズラインを狙うも避けられ、
  ロープに首が挟まってしまう。
  マンカインドはコンクリート上でのショルダー・スルーで逆転すると、
  エプロン上からダイビング・エルボー・ドロップ。
  マンカインドはHHHをリングに戻し、
  必殺技ダブルアームDDT!
  しかしチャイナがレフェリーの注意を引いたためカウントは2!
  HHHはマンカインドの一瞬の隙をつき、
  ペディグリーの体勢にもっていく!
  マンカインドはショルダー・スルーに返すが
  HHHはそのままサンセット・フリップにいこうとする。
  しかしそれを読んでいたマンカインドはHHHにマンディブル・クロー!
  チャイナがHHHを救い出す。
  HHHはエプロン上のマンカインドにネック・ブリーカーを決めると
  マンカインドのマスクをはぎ取る。
  HHHがコーナーに登ったところをマンディブル・クローが捕らえる!
  HHHはなんとか外すも、道連れクローズラインを食らう。
  マンカインドはエプロンからエルボー・ドロップにいくも、
  避けられ、柵に頭を強打してしまう。
  HHHはマンカインドを鉄階段にぶつけた後、机の上でペディグリー!
  更にチャイナが王の杖でマンカインドを殴る!
  それでも倒れない、エプロン上のマンカインドにハイ・ニー。
  HHHはマンカインドをリングに上げ片手でカバー。しかしカウントは2!
  それならばとペディグリー!
  今度ばかりはマンカインドも返せずカウント3!
  HHHがキング・オブ・ザ・リングに輝いた。
  まだ起きあがろうとするマンカインドをHHHは王冠で何度も殴る。


FWWF王座戦、ヘル・イン・ア・セル:HHH(ch)vs.カク タス・ジャック
  カクタスは扉をチェックしている。
  その不意を突こうとしてきたHHHを返り討ちにする。
  フライング・フォア・アームズを決めると扉を開けようとする。
  HHHがエプロンから飛びかかる。
  カクタスはパンチで迎撃。
  セルにぶつけようとする。
  HHHは足をかけたりして防ぐとロー・ブロー。
  リングに戻すと殴りまくる。
  フェイス・バスターを決めロープに走る。
  カクタスがショルダー・スルーを決めHHHを落とす。
  椅子を取り出す。
  HHHは蹴りつけて防ぐとセルにぶつける。
  リングに戻る。
  椅子を手にリングに入ろうとしたカクタスにニー・アタック。
  鉄階段に振り脚からぶつける。
  鉄柱にもぶつける。
  鉄階段を投げつける。
  鉄階段を上にのせ椅子を叩きつけていく。
  リングに戻ってきたカクタスの腹に椅子で一撃。
  背中にも。
  頭部にも叩きつけカバー。カウント2。
  DDTからカバーもカウント2。 
  カクタスが椅子を叩きつけてみろと挑発。
  カクタスは椅子を振りかぶったHHHにパンチを叩き込むと
  椅子でロー・ブロー、そして椅子へのダブル・アームDDT。
  カバーするがカウント2。
  椅子へのロシアン・レッグ・スイープを決めカバー。カウント2。
  HHHが殴りつける。
  カクタスは殴り返しHHHをコーナーの椅子に座らせる。
  ニー・アタックへ。
  HHHが避けると同時にドロップ・トー・ホールドを決め椅子にぶつける。
  カバーするもカウント2。
  クローズラインでカクタスを落とす。
  セルに何度もぶつけていく。
  鉄階段上でパイル・ドライバーを狙う。
  カクタスがスリング・ショットに返す。
  殴りつけセルに投げつける。
  HHHは流血している。
  場外にダウンするHHHにセカンド・ロープ上から椅子付エルボー・ドロップを決める。
  鉄階段をセルに投げつけるとセルが壊れる。
  カクタスはその部分に自ら突っ込み出れるようにする。
  HHHを投げ出すと実況席にのせパイル・ドライバー。
  カクタスは上空を見上げている。
  そしてセルを登り始める。
  ステフが脚にしがみついて引き摺り下ろす。
  ステフに迫るカクタスにHHHが不意打ちを狙う。
  カクタスは返り討ちにすると有刺鉄線付角材を手にする。
  HHHがフェンスの外に逃げようとする。
  カクタスは引き戻すと角材を額に一撃。
  HHHはセルの逃げ場を求めて登っていく。
  カクタスも角材を手に登っていく。
  縁に手をかけ角材を上に載せる。
  HHHは角材を手にするとカクタスの額にこすりつける。
  そして手を踏みつける。
  カクタスは実況席上に落下する。
  HHHは勝利を確信しアピール。
  セルを降りようとする。
  しかしカクタスが起き上がってくる。
  カクタスはセルの上に椅子を投げようとするも失敗。
  諦めセルを登っていく。
  HHHは登ってきたカクタスの背中に角材を叩きつける。
  腹にも。背中にも。
  HHHがアピール。
  角材を振りかぶる。
  カクタスが寸前でロー・ブロー。
  HHHを殴りつけていく。
  HHHが角の方へ揺らめくと角のセルが外れ危機一髪。
  カクタスがセルの上でスナップ・スープレックスを決める。
  ダブル・アームDDTを決める。
  角材を手にすると火をつける。
  その角材をHHHに叩きつける。
  角材を置くとそこへのパイル・ドライバーを狙う。
  HHHがリバース・スープレックスに返すとカクタスはセルを突き破りリングに沈む。
  リングは衝撃でへこんでいる。
  HHHがセルに掴まってリングに下りる。
  死んだのかとカクタスの腕を蹴りつける。
  するとカクタスが起き上がってくる。
  HHHは殴りつけるとぺディグリー。
  カバーし1,2,3!
  HHHの王座防衛と共にカクタスの引退が決定!
  フォーリー・コールが巻き起こる中
  担架を拒否しカクタスは自らの脚で去っていく。


Gロイヤル・ラ ンブル 
  リキシ対 ゴールダストで試合開始。
  ゴールダストは落ちそうで落ちない。
  ボスマンがスティンク・フェイスにスーパー・キックを食らって最初の脱落者になる。
  スノウとランスのエプロンでの攻防はスノウに軍配が上がる。
  8番手はテイカー。
  全員を投げ落としリングを一掃。
  マット,ジェフと出て来てハーディーズ再結成でテイカーに対抗。
  マットのツイスト・オブ・フェイトにジェフのスワントーンが決まるも落とせない。
  逆に跳び箱式スピン・キックを受け止められジェフが落とされると
  マットもラスト・ライド食らい脱落。
  その次に出て来たのはメイヴェン。
  勿論かなうはずもないがハーディーズの襲撃に気を取られた
  テイカーの背後からドロップ・キックを決め大金星!
  テイカーはメイヴェンに落としまえをつけさせる。
  ダイヤモンド・カッターがクリスチャンに炸裂。
  スコッティのスーパー・キックでDDPはセカンド・ロープ上から場外へ。
  スコッティはクリスチャンにブルドッグにからワームを狙う。
  しかしDPが背後から襲い投げ落とす。
  16番手はゴッドファーザー。
  1度ならず2度までも戻ってホーを引き入れてくるので入る前に入場局が終わってしまう始末。
  19番手はオースチン!
  スタナーを決め全員落とす!
  まだ時間があるなという仕草をすると
  数人をリングに戻し再びスタナー!
  22番手にHHH!
  オースチンとHHHが殴り合う中ハリケーンが登場。
  2人にチョーク・スラムを狙うが決まるはずもなく落とされる。
  HHHがハイ・ニーを決めるやオースチンもスパイン・バスターを決め一歩も引かない。
  25番手にカート・ヘニング,26番手にカート・アングル、27番手にはビッグ・ショー!
  ショーが他を圧倒しHHHにチョーク・スラムを決めた所で28番手ケインが登場!
  ショーと向き合い殴り合う。
  両者同時にチョーク・スラムの体勢にとらえる。
  ショーがケインの手を払うも、ケインはロー・ブローで逃れ
  そしてボディ・スラムで場外に落とす!
  しかしスタナーにアングル・スラムを食らってケインも脱落!
  29番手はRVD。
  入るなりカートにファイブ・スター・フロッグ・スプラッシュ。
  オースチンにローリング・サンダー決めるもペディグリーを食らう。
  最後はブック。
  RVDを投げ落とすとスピン・ルーニー!
  しかしスタナー食らい脱落!
  カートは押し飛ばしてスタナーを逃れる。
  そこをHHHがペディグリーの体勢にオースチンをとらえる。
  オースチンはスリング・ショットに返す。
  カートがHHHにアングル・スラム,オースチンにジャーマン連発。
  オースチンはロー・ブローで4発目を防ぐ。
  ヘニングを落とそうとしているオースチンの背後に
  カートが忍び寄りオースチンを投げ落とす!
  オースチンは逆切れし全員に椅子攻撃を見舞い去って行く。
  ヘニングはHHHを羽交い締めにしてカートに攻撃させるも誤爆。
  ヘニングはカートにパーフェクト・スープレックス。
  HHHがヘニングをクローズラインで落とす!
  優勝者はカートか,それともHHHか?
  HHHがスピアー、カートもベリー・トゥー・ベリーでお返し。
  カートは場外へのショルダー・スルーを決めるがHHHはエプロンに着地する。
  そして勝利したと思い込んでいるカートをクローズラインで落とし優勝!
  HHHがWMへ!

試合結果

@HHHvs.ジョン・クリスタル(Raw 5/22/95)
AIC王座戦:マーク・メロ(ch)vs.HHH(新チャンピオン!)(Raw 10/21/96)
B決勝:HHH(キング・オブ・ザ・リング!)vs.マンカインド(King of the Ring 6/8/97)
Cヨーロピアン王座戦:HHH(ch)vs.オーエン・ハート(Wrestlemania XIV 3/29/98)
DWWF王座戦(レフェリー:シェイン・マクマホン):マンカインド(ch)vs.HHH(新チャンピオン!)(Raw 8/23/99)
EWWF王座戦、エニシング・ゴーズ:HHH(ch)vs.スティーブ・オースチン(No Mercy II 10/17/99)
FWWF王座 戦、ヘル・イン・ア・セル:HHH(ch)vs.カクタス・ジャック(No Way Out 2/27/00)
Gロイヤル・ランブル(優勝:HHH!)(Royal Rumble 1/20/02)