TOPアメリカン・プロレスWWE 個人物DVD →WWE:The Twisted,Disturbed Life of Kane Disc Three

WWE:The Twisted,Disturbed Life of Kane Disc Threeの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間40分です。

1.WWE's Worst Nightmare
2.Destroying a Sacred Icon
@ノーDQ戦:ショーン・マイケルズvs.ケイン(Unforgiven 9/12/04)
 HBKに外れなし。
 ケインに攻められっぱしで平坦になりそうな物なのに
 ぎりぎりの所を嗅ぎ当てて踏みとどまり、
 ケインの攻め一発一発を効果的にスケール・アップしています。
 ケインもタイミングは定評がありインパクトのある攻撃を見せました。
 ラストの攻防も良いし、ストーリーともリンクしている。
 平均的な良試合。
 
3.It Is My Fault
Aノー・ホールズ・バード:ケインvs.ジーン・スニツキー(Raw 1/17/05)
 ノー・ホールズ・バードにした事で
 良い感じに凶器でテンションを保ちながら
 体格の大きさを活かす乱打戦に仕上げています。
 ただステージからの道連れフィニッシュは
 ケインのキャラからしてノー・コンテストではなく3カウントにすべき。
 悪くない試合。

4.Pain and Torture
Bケージ・マッチ:ケインvs.エッジ(Raw 7/18/05)
 リタの裏切りストーリーのリアルな関係者であるマットが試合前に乱入してしまっては
 試合で虚構を語る方も受け入れる方も難しい立場になる訳で・・・。
 流血もあって持ち直したかに見えましたが
 ちょっと長くてぶれ不十分に終わりました。
 少し悪い試合。 

5.It's Never Over
Cストレッチャー・マッチ:ケインvs.エッジ(Raw 7/25/05)
 エッジとケインの演技だけ。
 他試合はたいした事ありません。
 悪い試合。

6.The Big Red Monster
Dケインvs.ウマガ(Raw 9/18/06)
 ウマガが思いのほか自分の事をケインに匹敵するでかさと思ってなくて
 期待していたぶつかり合いもなく中途半端な終了。
 ひどい試合。 

7.Zest for Absolute Carnage
Eアンダーテイカー、ケインvs.キング・ブッカー、フィンレー(SD 12/22/06)
 破壊兄弟の強さに合わせた孤立戦法を取っているのは良いけど
 結局「はいはい、破壊兄弟は強いね」で終わってしまう内容にしかできないのだから5分程度に短縮して欲しい所です。
 ひどい試合。

8.Childhood Dreams
Fケインvs.キング・ブッカー(No Way Out 2/18/07)
 のるべき所でのらず、
 時間が経てば経つほど早く終わって欲しいと思う内容。
 SDで行ったキング・ブッカーの映画評論だけが唯一の収穫かな。
 ひどい試合。

9.Undulterated Mayhem & Violence
Gベルファスト・ブロウル:ケインvs.フィンレー(SD 9/14/07)
 フィンレーの仕事人としての意地か、
 WCWのリーガル戦を思い起こさせるような内容。
 そこまで求めてないのに、と思ってしまう程激しい乱戦に仕上げています。
 単純な行動に何気なく施した細工もにくいですね。
 ケインも張りぼてが多いデカブツと違ってこういう試合が出来るのは隠れた才能だと思います。
 平均的な良試合。
 
Hチャンピオンvs.チャンピオン:ケインvs.アンダーテイカー(SD 4/4/08)
 でかさにまかせた乱打戦になるかと思いきや
 レスリング含め格好をつけて兄弟対決を語る、という
 キャリアを重ねた今だからこそ出来る内容。
 ケイン対テイカーなんて只のファン・マッチと思っていただけに驚きました。
 これだけ様になるならテイカーの引退試合はケインが相手でも良いかもしれない。
 丁度この試合はエッジ軍団の乱入でノー・コンテストになっていますしね。
 平均より少し上。
 
特典
@ECW王座#1コンテンダー・バトル・ロイヤル(Wrestlemania XXIV 3/30/08)
 大人数からスタートするだけに難しい形式だけど
 今回はそれぞれがフィニッシュ・シーンで目立ちながら
 勝ち残っていく、という正攻法で形になっていきましたね。
 しっかり役目を果たしたダーク・マッチでした。
 平均レベル。

AECW王座戦:チャボ・ゲレロ(ch)vs.ケイン(Wrestlemania XXIV 3/30/08)
 ダーク・マッチのバトル・ロイヤルで勝利したケインが挑戦し
 チャボを秒殺。
 こんな事をされるとTNAを訪れた制裁かと勘ぐってしまう。
 それにしてもケインなんかがECW王座についてどうしようと言うんでしょう。
 
総評
 ケインが個人物を作るに値するスパスタなのは確かなのですが
 こういう形式を取るときついですね。
 ギミック・マッチが多い上、生涯最高試合の対べノワも収録禁止。
 3枚組みにする必要性は無かったでしょう。
 過去の個人物のようにグレン・ジェイコブスがどう考えながら
 ケインというキャラにたどり着き、そして変化させていったのかが聞きたかったですね。
 (執筆日:1/23/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ノーDQ戦:ショーン・マイケルズvs.ケイン(Unforgiven 9/12/04)
Aノー・ホールズ・バード:ケインvs.ジーン・スニツキー(ノー・コンテスト)(Raw 1/17/05)
Bケージ・マッチ:ケインvs.エッジ(Raw 7/18/05)
Cストレッチャー・マッチ:ケインvs.エッジ(Raw 7/25/05)
Dケインvs.ウマガ(DQ)(Raw 9/18/06)
Eアンダーテイカー、ケインvs.キング・ブッカー、フィンレー(SD 12/22/06)
Fケインvs.キング・ブッカー(No Way Out 2/18/07)
Gベルファスト・ブロウル:ケインvs.フィンレー(SD 9/14/07)
Hチャンピオンvs.チャンピオン:ケインvs.アンダーテイカー(ノー・コンテスト)(SD 4/4/08)
@ECW王座#1コンテンダー・バトル・ロイヤル(勝者:ケイン)(Wrestlemania XXIV 3/30/08)
AECW王座戦:チャボ・ゲレロ(ch)vs.ケイン(新チャンピオン!)(Wrestlemania XXIV 3/30/08)