TOPアメリカン・プロレスWWE 個人物DVD →WWE:Jake the Snake Roberts Pick Your Poison Disc Two

WWE:Jake the Snake Roberts Pick Your Poison Disc Twoの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@ジェイク・ロバーツ、リッキー・スティムボートvs.ジム・ネルソン、マイク・ミラー(Mid-Atlantic 9/9/81)
 ジェイクはジャブなど俊敏な動きが光るも
 それを効果的にするベースの間がまだ出来ていないですね。
 個人物に入る要素が垣間見えない短時間マッチ。
 悪い試合です。

ATV王座戦:ジェイク・ロバーツ(ch)vs.ロニー・ガービン(Georgia Championship 12/3/83)
 初代王者ガービンからロバーツがTV王座を奪った経緯あり。
 ロニーは上手く動けていないですね。
 拳は良い物のそれを活かすスタイルではなく
 執拗なフロント・ヘッド・ロックで停滞させたりする。
 ジェイクも前半は何もせず。
 後半はそれなりに動くも攻撃に転じるポイントがCMに映ってなくては引き込まれない。
 少し悪い試合。

Bジェイク・ロバーツvs.ラニー・ポッフォ(WWE 3/16/86)
 MSGのデビュー。
 ポッフォはこの頃はLeapingの異名をとっているようにハイ・フライング・スタイル。
 完成度は低いもののレスリングの逃れ方は面白いし、
 ミスしたものの場外へのスプリングボードを狙ったのには驚きました。
 ロバーツは独自のリズムが邪魔されないように折り合いがつけれるようになったし、
 中盤の蛇への目線、反撃時の腹攻めといった一貫性、とレスラーとして完成された事を伺わせます。
 平均レベル。

Cジェイク・ロバーツvs.アースクエイク(Superstars 11/23/91)
 アースクエイクの奇襲に対しジェイクがダミエンを放ちアースクエイクが逃亡。
 レフェリーがダミエンを袋に戻させ試合が始まるかと思いきや
 アースクエイクがジェイクをロープに固定し、
 ダミエンにアースクエイク・ヒップ・ドロップを放ち終了。
 技がヒットする瞬間はスタジオに移行している規制Verでしたね。
 どうでも良いけど。
 
Dジェイク・ロバーツvs.?(11/23/91)
 名無しのジョバーをスカッシュ。
 試合後ロバーツは実況席のサベージに向けマイク・アピール。
 挑発にのってきたサベージにダミエンの後継コブラを放ち腕を噛ませます。

Eコール・マイナーズ・グローブ・マッチ:スティングvs.ジェイク・ロバーツ(Halloween Havoc 10/25/92)
 スティングのボディ・スラムの打ち方が雑。
 それ自体どうでも良いよ、って伝えています。
 形式上コーナー・ポール上のグローブを取る事を目玉にしているからなんだけど
 拳キャラでもないのにグローブなんて象徴性すら持ちません。
 腕攻めも見てられないですね。
 一方のジェイク。
 こちらも場外を使って戦略を立てていますが、
 同じく目的が滑っているから面白くなりません。
 ベースのファイト・スタイルも劣化しています。
 そして最後はカクタスが現れて別のグローブを渡すと、
 ダミエンを持ち出し、殴られた拍子に自分が噛まれるというもの。
 勿論ダミエンが噛む訳もなく、わざとらしい演技でのた打ち回ります。
 ひどすぎる試合。

FSMW王座戦:ダーティ・ホワイト・ボーイ(ch)vs.ジェイク・ロバーツ(SMW 5/7/94)
 ロバーツは体力が落ちているんでしょうね。
 使いどころをわきまえず全体を通じて
 からかったり余裕を見せるアピールで時間を調整しています。
 DWBは足使いがいまいちながら拳は良い物を持っていますね。
 試合としては小技に意味をもたせながら
 DWBが事前に眼を負傷したというストーリーをちらつかせ、
 最後はカメラのフラッシュで眼くらまししてのDDTでフィニッシュ。
 SMWらしいオチですね。
 悪くない試合。 

GKOTR決勝:ジェイク・ロバーツvs.スティーブ・オースチン(King of the Ring 6/23/96)
 オースチンの小気味良い打撃は目を見張るものの
 ジェイクはベイダーに暴行を受けたことを理由に何もせず。
 ゴリラ・モンスーンが状態をチェックした後DDTを狙ったのと蹴りだけですね。
 決勝にも関わらずスカッシュ・マッチも同然の内容です。
 ひどい試合。

Hジェイク・ロバーツvs.ジェリー・ロウラー(Summerslam 8/18/96)
 ロウラーがダミエンに対抗してボトルを袋に入れて持参。
 マイク・アピール含め、このネタを使ってまとめあげます。
 良いアピールをしているので時間がこれぐらい適切だと
 試合が中核になっていなくてもありですね。
 少し悪い試合。

・ロバーツがロウラーvs.ドリーマーに乱入しECWデビューしたシーン(Hardcore Heaven 8/17/97)。
 乱入直前から去っていくまでの収録。
 両者に攻撃した後ロウラーが偶然カバーする形になるのですが
 カウント2になるのでどちらが試合に勝ったかすら分かりません。

Iジェイク・ロバーツ、トミー・ドリーマーvs.ジャスティン・クレディブル、ジャック・ヴィクトリー(November 2 Remember 11/1/98)
 乱戦からスタートするもジェイクを避けて収束させるので違和感あり。
 ドリーマーが捕まるタッグ部分も悪くないが
 ちょっと尺を稼ごうとして適切なタイミングを逸している。
 ようやくタッチしてジェイクの出番かと思いきや
 ワン・マン・ギャングらの乱入、ニュー・ジャックらの乱入と続き、ロバーツの仕事は本当に最後のDDTだけ。
 もう少し配分が良かったら許容できるけど。
 悪い試合。

・スネーク・ピットといったスキットを多数収録。

総評
 ご存知の通り転落人生を歩んでいるので本編はまずまずの出来。
 Beyond the Matや映画Wrestlerで十分な気がしないでもないけどね。
 問題は試合の方でかつてない程適当な収録になっています。
 少なくとも本編で名前が挙がっている選手との試合は入れるべきでした。
(執筆日:4/20/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジェイク・ロバーツ、リッキー・スティムボートvs.ジム・ネルソン、マイク・ミラー(Mid-Atlantic 9/9/81)
ATV王座戦:ジェイク・ロバーツ(ch)vs.ロニー・ガービン(15分時間切れ)(Georgia Championship 12/3/83)
Bジェイク・ロバーツvs.ラニー・ポッフォ(WWE 3/16/86)
Cジェイク・ロバーツvs.アースクエイク(Superstars 11/23/91)
Dジェイク・ロバーツvs.?(11/23/91)
Eコール・マイナーズ・グローブ・マッチ:スティングvs.ジェイク・ロバーツ(Halloween Havoc 10/25/92)
FSMW王座戦:ダーティ・ホワイト・ボーイ(ch)vs.ジェイク・ロバーツ(新チャンピオン!)(SMW 5/7/94)
GKOTR決勝:ジェイク・ロバーツvs.スティーブ・オースチン(キング・オブ・ザ・リング!)(King of the Ring 6/23/96)
Hジェイク・ロバーツvs.ジェリー・ロウラー(Summerslam 8/18/96)
Iジェイク・ロバーツ、トミー・ドリーマーvs.ジャスティン・クレディブル、ジャック・ヴィクトリー(November 2 Remember 11/1/98)