TOPアメリカン・プロレスWWE 個人物DVD →WWE:Hulk Hogan's Unreleased Collector's Series Disc Three

WWE:Hulk Hogan's Unreleased Collector's Series Disc Threeの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間30分です。

@ハルク・ホーガン、ランディ・サベージvs.リック・フレアー、ベイダー(Slamboree 5/21/95)
 フレアーは95年になってエンターテナーの色が強くなってくるし
 ベイダーは圧力を見せるもここまでトップ・スターが集まるとドミネイトする訳にはいかない。
 サベージは試合に変化をつけるも弱かったり、ホーガンに伝えられなかったり。
 ホーガンは・・・他と違って惜しいというより駄目な存在です。
 この4人を1つのリングで見られる以上の物ではないファン・マッチでした。
 悪くない試合。

AWCW王座戦、ケージ・マッチ:ハルク・ホーガン(ch)vs.ベイダー(Bash at the Beach 7/16/95)
 ケージ、観客、海の連なる風景が面白いですね。
 でも試合は駄目駄目です。
 ベイダーが痛いの伴う攻めで猪木みたいにホーガンから何かを引き出すかと一瞬期待したが、
 ホーガンが見せたのはベイダー・アーマー装着というおちゃらけなんだものなぁ。
 脱出ルールとはいえ見せ方が悪く必殺技が安売りしているし、
 悪漢2人がロッドマンごときに追い払われる仰天シーンも生まれます。
 ベイダーのWCWにおける最後のPPVマッチですが、ひどすぎる試合でした。

Bハルク・ホーガンvs.スティング(11/20/95)
 白黒になる前のスティングと、nWo結成前だが黒いコスチュームにしたり変化を考え始めているホーガンの対決。
 ホーガンがレスリングを見せたりとリング内外含めて”興味深い”一戦でしたね。
 良い試合ではないが、悪い部分を見せずに想像力をかきたててくれただけで
 この試合に求める期待には十分応えている。
 最後もダンジョン・オブ・ドゥーム乱入で不透明決着、
 ジャイアントを協力して追い払う、というエンディングで正解です。
 平均レベル。

CWCW王座戦:ハリウッド・ホーガン(ch)vs.ザ・ジャイアント(Souled Out 1/25/97)
 この大会はnWoが仕切る設定なのでその演出と
 ホーガンが積極的に仕掛ける序盤がそれなりに面白いですね。
 いつものnWo乱入というエンディングまで下降線を辿るも何とか最低ラインの上にとどまっています。
 少し悪い試合。

Dハリウッド・ホーガンvs.ブレット・ハート(9/29/98)
 ホーガンが去った後ブレットが団体を牽引しただけにこれも意味あるカードですね。
 ブレットはレスリング・スタイルのイメージですが、
 拳や顔引っかきを組み合わせたスタイルですよね。
 一方のホーガンはnWoヒールをやっているものの新日時代に学んだレスリングを見せる。
 その結果、良い感じにイメージがごちゃ混ぜになって面白い事になっています。
 試合自体は途中でスティングが引き継ぎ、戻ってきたブレットの裏切り、という筋書きのために
 中途半端に終わってしまうのですけどね。
 悪くない試合。

 ・WM翌日のRawで行ったフェイス・ターンのスピーチを収録。

E統一王座戦、ノーDQ:ハルク・ホーガン(ch)vs.リック・フレアー(5/13/02)
 この年にもこの対決が実現していましたか。
 フレアーがオーナーの権力を使って王座に挑戦です。
 フレアーの派手な受身や威嚇の仕草は楽しく、
 ホーガンの華もまだ健在といって過言ではない。
 持ちネタのオンパレードに過ぎないし、
 10年前のフレアーなら命乞いの後に
 サミングでとめてと一進一退を生み出すのに・・・と思うものの
 おおまかではあるが気合を入れて作っているのは確か。
 この2人にしかできないファン・マッチになっている。
 平均より少し上。
 (執筆日:3/10/13)

F#1コンテンダーズ・マッチ:ハルク・ホーガンvs.HHH(6/6/02)
 攻めればホーガンはサンドバックで反応が返ってこないし、
 受ければ外見のイメージ差から違和感があり過ぎる。
 極めて困った事です。
 つまる所こんなカードなんて組むべきではなかったという話。
 ひどい試合です。
 
GWWEタッグ王座戦:ハルク・ホーガン、エッジ(ch)vs.ビリー&チャック(7/11/02)
 王座を奪取した試合はホーガンの中でもかなり好きな部類に入るのですが
 この試合はかなり簡略化されていますね。
 最低限の部分だけ押さえた感じです。
 悪くない試合。

Hハルク・ホーガンvs.カート・アングル(8/1/02)
 パワーとレスリングで単純な構図を作った後は
 カートが技と技の間を適切に調整しながら構築。
 最後の流れはホーガン相手に上手く考えたな、と感心しましたね。
 平均レベル。

総評
 Unreleasedという事でこれまでとは一味違った収録試合が見れるという点では面白い。
 ただやっぱりクオリティは低めですね。
 (執筆日:7/10/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ハルク・ホーガン、ランディ・サベージvs.リック・フレアー、ベイダー(Slamboree 5/21/95)
AWCW王座戦、ケージ・マッチ:ハルク・ホーガン(ch)vs.ベイダー(Bash at the Beach 7/16/95)
Bハルク・ホーガンvs.スティング(ノー・コンテスト)(11/20/95)
CWCW王座戦:ハリウッド・ホーガン(ch)vs.ザ・ジャイアント(Souled Out 1/25/97)
Dハリウッド・ホーガンvs.ブレット・ハート(ノー・コンテスト)(9/29/98)
E統一王座戦、ノーDQ:ハルク・ホーガン(ch)vs.リック・フレアー(5/13/02)
F#1コンテンダーズ・マッチ:ハルク・ホーガンvs.HHH(6/6/02)
GWWEタッグ王座戦:ハルク・ホーガン、エッジ(ch)vs.ビリー&チャック(7/11/02)
Hハルク・ホーガンvs.カート・アングル(DQ)(8/1/02)