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WWE:20 years too soon Superstar Billy Graham Storyの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約3時間5分です。
英語版のみ。

本編は以下のようになっています。
 ・Growing Up
 ・Religion
 ・Bodybuilding & Football
 ・Training in Calgary
 ・Meeting Dr. Jerry Graham
 ・"Going to School" in San Francisco
 ・AWA
 ・Meeting Valerie
 ・Winning the WWWF Heavyweight Championship
 ・Ahead of His Time
 ・Selling Out Main Events
 ・Feud with Dusty Rhodes
 ・Loses WWWF Heavyweight Championship
 ・to Bob Backlund
 ・Superstars takes a Sabbatical
 ・Martial Arts Lock
 ・The Superstar is Back
 ・His Replacement
 ・Superstar's Fall From Grace
 ・Superstar is Fired
 ・Steroid Scandal
 ・Dedicating His Heart to the Lord
 ・Liver Transplant
 ・Superstar is Reborn
 ・Hall of Fame
 
@ビリー・グラハムvs.アルマンド・ロドリゲス(AWA 8/15/73)
 グラハムは性急過ぎて間が間になっていないし、
 打撃も誇張するのは良いが(ヒーローのポージング・エルボーを若干彷彿とさせる)
 リアリティーの折り合いをつけれていない。
 ジョバーとはいえ何もしない相手の方が問題ですけどね。
 最後はバック・エルボーでフィニッシュ。
 ひどい試合。
 試合より試合前の蝶のネックレス自慢が見所でした。

Aビリー・グラハムvs.エンジェル・リベラ(AWA 10/6/73)
 試合前の腕相撲も1分ない試合の中身も見てられない。
 ひどい試合。
 今度はボディ・スラムでフィニッシュ。

BWWWF王座戦:ブルーノ・サンマルチノ(ch)vs.ビリー・グラハム(WWE 4/30/77)
 技術とは縁遠い両者だが、今回は単純な攻防ながら比較的丁寧に積み重ねている。
 無駄に時間をかける事なくやれる事をやった印象ですね。
 最後もブルーノの殴りまくりからグラハムが一瞬の隙を突いてロープ悪用フォール。
 ぴったしのフィニッシュです。
 悪くない試合。

CWWWF王座戦:ビリー・グラハム(ch)vs.アイヴァン・プツキ(8/28/77)
 プツキは血の気の多い喧嘩ファイトで凄まじい歓声を引き出すも
 乱戦スタイルではなく1つ1つ要所で技を打っていくスタイル。
 そして要所の持って行き方なんてものはないので試合を停滞させる。
 グラハムもヘタレるのは良いがそれは只の素振りに過ぎず、
 プツキと同じくストーリーを描く展開など関係なし。
 最後はオーバー・ザ・トップ・ロープからリングアウト・フィニッシュ。
 当時は反則扱いの所もあったとはいえいまいちですね。
 ひどい試合。 

DWWWF王座戦、テキサス・デス・マッチ:ビリー・グラハム(ch)vs.ダスティ・ローデス(10/24/77)
 ダスティなら戦いに加えてアピールを織り交ぜられるから
 ワン・パターンも少しはましになるというものです。
 またテキサス・デス・マッチという事でグラハムがローデスを流血させコードで首を絞めるというちょっと過激な展開もあり。
 これに反撃するダスティのエルボーが的確にハード・ヒットしていて
 やはりダスティもまた70年代はハード・ワーカーだったのかとちらっと感じさせます。
 しかしそれを確信する時間もなく微妙なエンディングが訪れます。
 他ならぬローデスがロープ悪用フォールを狙い、
 その後のレフェリーのやり取りの隙を突いてグラハムがショルダー・タックル(というより両者激突)。
 ぐったりしながら腕をダスティの体にのせ3カウントです。
 ヒールとしてチープ・フィニッシュに行くにしろもう少し何とか成らないか。
 悪くない試合。

EWWWF王座戦:ボブ・バックランド(ch)vs.ビリー・グラハム(11/21/82)
 グラハムはスキン・ヘッドにして出来もしないマーシャル・アーツ・ギミックに。
 以前は少なくとも誇張になっていたものが老人のような制御できない崩れた動きになっています。
 ボブも相手に任せていて感心できるファイトではない。
 ひどい試合。

インタビュー集を収録。
・"I am the arm wrestling champion of the universe." 10/6/73
・"These hands can crush coconuts."
・"I don't want you to ask me any questions" 8/27/75
・"This is the beauty of a champion" 6/27/77
・"I am the most colorful man in all of wrestling" 9/3/85
・"The people want the real thing" 9/10/85
・"The comeback" 11/29/86

隠し映像
・Growing upで←←
・AWAで→

総評
 時代を先取りした80年代エッセンスの塊。
 業界に影響を与えたのも納得のレスラーでこうして個人物が作られる価値はあるでしょう。
 しかし試合に関してはお粗末。
 時代を言い訳に出来ない程下手で、選考の問題もまったく感じさせない。
 (執筆日:4/22/11)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ビリー・グラハムvs.アルマンド・ロドリゲス(AWA 8/15/73)
Aビリー・グラハムvs.エンジェル・リベラ(AWA 10/6/73)
BWWWF王座戦:ブルーノ・サンマルチノ(ch)vs.ビリー・グラハム(新チャンピオン!)(WWE 4/30/77)
CWWWF王座戦:ビリー・グラハム(ch)vs.アイヴァン・プツキ(リングアウト)(WWE 8/28/77)
DWWWF王座戦、テキサス・デス・マッチ:ビリー・グラハム(ch)vs.ダスティ・ローデス(WWE 10/24/77)
EWWWF王座戦:ボブ・バックランド(ch)vs.ビリー・グラハム(ダブル・リングアウト)(WWE 11/21/82)