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WWE:Ric Flair Ultimate Collection Disc Threeの分析


名勝負 なし
好勝負 WWF王座戦、ロイヤル・ランブル(Royal Rumble 1/19/92)

フレアーのWWFデビュー
スティングとの抗争
フレアー感謝祭
となっています。
他にもエクストラとしてフレアーのWWWFデビュー戦やナイトロ最終回のスピーチ等が収録されています。

@WWF王座戦、ロイヤル・ランブル(Royal Rumble 1/19/92)
 2番手スミスが1番手デビアスを即座に落とすのだけど
 スミスは残念ながらそれに値するだけの仕事はできず。
 バトル・ロイヤルらしい大人数バトルになりながらも
 常に視線を集め見事な手綱引きを見せたのは3番手フレアー。
 6番手HBKとの競い合うようにして場をコントロールしていたのは必見ですね。
 今回余りブックの力は薄く個々の裁量に任せていた前半でした。
 しかしスミスもHBKも落ちるべくして落ちたのではなく
 14番手前にリングに一人というブックのために抜けていった印象なのは残念。
 フレアー1人で迎えた後半戦15番手にパイパーを持ってきたのは上手いですね。
 うってつけのハイ・テンションですから。
 更にロバーツを加えて3ウェイの役者合戦になったのは見応えがあった。
 その後は再びフレアー頼み。
 どうしても疲れが出る頃にテイカーを持ってきたのは良かった。
 この頃は下手ですがあのスロー・ペースぶりと異質な空気感はRRでは面白い存在です。
 サベージがロバーツに狙いをつけ自ら降りたのですが
 ここで脱落扱いにならず、しかも何故かテイカーがリングに戻す役割を担当していたのは駄目ですね。
 誰のミスでしょう。
 クライマックスはそれぞれ存在しているだけのレスラーが多く
 もう一伸び欲しい所で、冗長です。
 ホーガンかテイカーをもう何人か落として30人目直後に4人になるぐらいでも良いですね。
 しかしシッドがホーガンを裏切って落とし、
 フレアーが便乗して勝利、と最後の形は素晴らしかったです。
 WMのカードへの伏線になっていますし、移籍して誰からも好かれてないフレアーの勝ち方としてはふさわしい。
 余りにフレアーへの依存が高すぎますが、三本指に入る出来栄えで文句なしに好勝負。
 (執筆日:9/29/09)

A統一王座戦:リック・フレアー(WCW ch)vs.スティング(International ch)(WCW Clash of the Champions XXVII 6/23/94)
 フレアーを支えてきたシェリーがスティングの元についている状況。
 そのためフレアーは試合に集中できない、という演技を行っています。
 見事な物ですがその分スティングのスケール・アップは疎かになりますね。
 そしてそのスティングも見せ方がパワー寄りになっていてアピールも多めになっています。
 WCWに移籍してきたホーガンの影響でしょうか。
 リズムに関しても劣化が見られます。
 手馴れた攻防があり構築も出来ているので良い試合ですが
 フレアーvs.スティングだったかというと疑問ですね。
 フィニッシュも弱い。
 シェリーを心配するスティングの背後からフレアーが丸め込みというもの。
 試合後に実はシェリーはフレアーとまだ繋がっていた事が発覚する訳ですが
 どうせなら裏切り発覚を試合の中に取り込んだ方が良いと思いますね。
 平均的な良試合。
 (執筆日:10/11/09)

C世界ヘビー級王座戦:トリプルH(ch)vs.リック・フレアー(Raw 5/19/03)
 GMオースチンがHHHに元世界王者に戦うよう命令しならばとHHHがフレアーを選出。
 HHHが寝てくれれば良い、と言う一方で
 HBKが誇りを持ってもう1度世界王座に挑戦するんだと語りかけ
 フレアーが悩んだ末にこの試合に挑む、という経緯がありました。
 そのスキットも収録して欲しかったですね。
 それはさておき試合ですが
 CM無しの巻きの入った内容で試合の骨となるようなインサイド・ワークも見られませんでした。
 しかしながら内容はお互いを良く分かったもので適切。
 会場がフレアーの地元という事で盛り上がりも良かったですね。
 まあまあ良い試合でした。
 (執筆日:10/11/09)
 試合後のフレアー感謝祭の様子も収録。

総評
 続編つくって儲けまっせ、といわんばかりの限定的なつくりですが
 (早速ホースメンのDVD発売が決定)
 非常に中身が濃く大満足の内容と成っています。

隠しトラック
トップ画面のPlayで←を押して飛んだ先のWWEロゴ・マークを押す。
フレアー感謝祭の章でFinal Nitroを←
フレアー感謝祭の章のMenuで→を押して飛んだ先のビール缶を押す。
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

@WWF王座戦:ロイヤル・ランブル

  ブルドッグ対デビアスで試合開始。
  デビアスが場外へ投げるが、
  ブルドッグはエプロンに着地すると、落としたと勘違いしているデビアスを投げ落とす!
  3番手はリック・フレアー!
  ブルドッグはボディ・リフトを決め、クローズライン。
  命乞いするフレアーにブルドッグがボディ・スラムでエプロンに。
  しかしここで4番手のサッグスがフレアーに荷担。
  ブルドッグはダブル・クローズラインで形勢逆転すると
  粘るサッグスをドロップ・キックで場外に落とす。
  フレアーに必殺技のパワー・スラムを決める。
  6番手HBKはフレアーに殴りかかり、トラース・キック。
  ブルドッグにボディ・リフトからクローズラインを食らうもエプロンにしがみつき、
  ブルドッグにカウンターのスイート・チン!
  フレアーはロー・ブローで攻撃を防ぎ、落とそうとするもブルドッグも粘る。
  9番手のケビン・エリックのディスカス・パンチでフレアーは自ら倒れ込む。
  11番手のグレッグ・ヴァレンタインのチョップでフレアーはまたも倒れ込む。
  ヴァレンタインはリポ・マンに落とされ、そのリポ・ マンも警官ビッグ・ボス・マンに落とされる。
  30分戦ってきたブルドッグだがフレアーにショルダー・スルーで場外に落とされる!
  同じく粘りを見せていたHBKだがサンタナと縺れ合いながら落ちてしまう!
  フレアーはバーバリアンとハイ・タッチするも、すぐさまチョップ。
  これに怒ったバーバリアンはボディ・リフトを決め、落とそうとするが
  その隙を狙われ、リングにはボス・マンとフレアーの2人。
  フレアーはボス・マンのクロス・ボディを避け、場外に転落させる。
  そこにICチャンピオンになったパイパーが登場!
  パイパーはフレアーに猛攻を仕掛け、エア・プレン・スピンからスリーパー!
  16番手はジェイク・ロバーツ!
  三つどもえで戦う中現れたのはブルー・カラーの英雄ジム・ドゥガン。
  20番手にジ・アンダーテイカー!
  入るなり、スヌーカを落とし、フレアー、ドゥガンの首を締め上げる。
  そこにパイパーがダブル・アックスを決めるもテイカーには利いていない。
  21番手はランディ・サベージ!
  ロバーツに殴りかかり、突き落とす!
  そして自ら飛び降り、追撃。(本来なら脱落だが脱落ではないという判定)
  しかしテイカーが引き離し、リングに戻す。
  フレアーはまたもロー・ブローで難を逃れていく。
  エプロン上のフレアーはサベージにブレーン・バスターを狙うが、逆に自分が食らう。
  26番手にハルク・ホーガン!
  ホーガンは宿敵テイカーをアックス・ボンバーで落とす!
  バーサーカーもショルダー・スルーで落とすとシャツを破り捨てる。
  ヴァージル、ドゥガンが同体で落ち、皮剥人スキナーも落ちる。
  28番手にスローター、29番手シッド・ジャスティスが登場。
  フレアーは場外に逃れホーガンと戦っている。
  全員出てきたところで残っているのは
  フレアー、ホーガン、パイパー、スローター、シッド、サベージという豪華な顔ぶれに
  I.R.S、ウォー・ロード、マーテルの9人。
  シッドの強烈なアイリッシュ・ウィップでスローターが勢い余って落下!
  ホーガンとシッドが協力してウォー・ロードを落とす。
  パイパーがマーテルを落とそうとしているところにシッドが突き飛ばし、2人まとめて落とす!
  シッドがサベージを落とそうとしているところにフレアーが飛び膝蹴りでフォローしサベージ脱落!
  ホーガンはフレアーのチョップを物ともせず
  フレアーを殴りつけて、落とそうと蹴りを入れていくが
  その隙をシッドが狙い、ホーガンが脱落!
  協力関係にあると思っていたシッドの裏切りに
  ホーガンはリング内のシッドの腕を引っ張りる。
  フレアーがシッドの後ろから足を取り、場外に投げ落とす!
  3番手フレアーが優勝!
  フレアーが去っていった後でシッドとホーガンがもめている。

試合結果

@WWF王座戦、ロイヤル・ランブル(優勝:リック・フレアー!)(Royal Rumble 1/19/92)
A統一王座戦:リック・フレアー(WCW ch)(統一チャンピオン!)vs.スティング(International ch)(WCW Clash of the Champions XXVII 6/23/94)
Bリック・フレアーvs.ピート・サンチェス
C世界ヘビー級王座戦:トリプルH(ch)vs.リック・フレアー(Raw 5/19/03)