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WWE:Hard Knocks The Chris Benoit Story Disc Oneの分析


名勝負 スーパーJカップ、決勝:ワイルド・ペガサスvs.グレート・サスケ(新日本プロレス 4/16/94)
好勝負 IWGPジュニア・ヘビー級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ペガサス・キッド(新日本プロレス 11/6/90)

クリス・ベノワvs.アル・スノウ(ECW Double Tables 1/4/95)

本編は以下のようになっています。
 The Early Years
  プロレスの世界に入るまで
 New Japan
  バッド・ニュース・アレンに誘われ新日へ。
  ペガサス・キッド、ワイルド・ペガサスになる。
 ECW
  ポールEに誘われECWに。
  サブーの怪我からクリップラーになる。
  就労ビザの問題から離脱することに。
 WCW
  新日と提携していたWCWに行くことに。 
  フォー・ホースメンに入るも、
  活躍の機会を余り与えられず。
  サリバンとの確執から情熱を失い離れることにする。   
 WWE
  WWE入りしWMでIC王座獲得。
  その後ザ・ロック、カートと抗争を繰り広げ名勝負を見せる。
 The Injury
  しかし首のダメージは深刻で休場することに。
 The Comeback
  休場中にもかかわらずドラフトで選ばれ
  見事復帰する。
 Royal Rumble 2003
  カートとまたもや名勝負を見せるも
  無冠の帝王のレッテルを貼られる。
 Royal Rumble 2004
  見事1番手で優勝しヘビー級王座を照準に捕らえる。
 Wrestlemania XX
  そして勝利し世界王者に。

@IWGPジュニア・ヘビー級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ペガサス・キッド(新日本プロレス 11/6/90)
 まずはレスリングですが目にも留まらぬスピード感とクイックネスが素晴らしいですね。
 ライガーがテンポ良くグラウンドを移行していけば
 ベノワもダイナマイト・キッドばりの打撃で押し返す。
 首4の字を基調とした構築は形式的ではありますが、
 ここまで一生懸命鬩ぎあっていれば阻害される事もない。
 勝負への執着と相手を引き出す競い合いが自然と同居されています。
 定番の攻防を定番の流れではない形で使うのも最大限効果を発揮していますね。
 そのフローが前面に出て必殺技という位置づけはなく、
 最後もダイビング・レッグ・ドロップでこれで決まったと確信させる物ではなかったという点が唯一残念なポイントでしょうか。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:4/1/11)

Aクリス・ベノワvs.2コールド・スコーピオ(WCW Superbrawl III 2/21/93)
 スコーピオのムーブが素晴らしいですね。
 手足を最大限に伸ばしているような、非常に大きく見えます。
 元々身体能力も高いですしかなり迫力があります。
 ベノワとの意思疎通もばっちりで、
 クラシカルな構築と理詰めがぴったしはまっています。
 しかしその見所の性質が変わらないので
 中盤のペース・ダウンが質のダウンにつながっていますね。
 まどろっこしい、と感じてしまうのは否めない。
 終盤で盛り返すも制限時間を絡めるような頑張りではなく
 疲れているのにどんどん動きがキレていく、といった見せ方の方が2人には合っているでしょうね。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:10/18/09)

BスーパーJカップ、準決勝:ワイルド・ペガサスvs.ブラック・タイガー(新日本プロレス 4/16/94)
 素晴らしいムーブによる一進一退の攻防が見られ
 クオリティの高い内容でしたが
 このカードならではのレベルにまでは到達せず。
 後フィニッシュが弱いですね。
 中々良い試合です。
 (執筆日:10/31/08)

CスーパーJカップ、決勝:ワイルド・ペガサスvs.グレート・サスケ(新日本プロレス 4/16/94)
 ライガー戦におけるスターの誕生で会場は試合開始前から素晴らしい雰囲気に包まれています。
 ライガーがKOする事でセット・アップするためのグラウンドを避けたのとは違い
 ペガサスはルチャへの理解を活かし
 要所でサスケが素早い動きを見せるスポットを作り上げます。
 スペクタクル度で劣ろうとも、よりしっかりとした試合構築となっていますね。
 後は真面目すぎる程に技の威力と位置を比例させながら、
 お互いのジュニア級ムーブを素晴らしいレベルで織り成すだけで
 準決勝に引けを取らない、いやクオリティ自体では超えているかもしれないレベルにまで到達しています。
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:12/14/08)

Dクリス・ベノワvs.サブー(ECW November 2 Remember 11/5/94)
 サブーの首の骨を折ってしまった試合で数分で試合中止となります。
 これは試合として収録する必要は無かったかと。

Eクリス・ベノワvs.アル・スノウ(ECW Double Tables 1/4/95)
 序盤は何度も仕切りが入って1シーンは短いのだけど
 エネルギッシュな動きで、また次にやるビジョンが見えているので凄く見応えがあります。
 スライディング・キック絡みの攻防も独創的。
 当時のスノウは序盤の作り方が上手いですね。
 中盤はペースを落としてベノワが支配し、
 終盤は投げを主体に均衡した攻防です。
 完成度の高い内容でしたが感覚的にしっくりこない部分もありますね。
 中盤でベノワがライブの観客を見てやっているのは分かるのだけど
 こっちとしてはそっちを見すぎじゃないかな、というのがあって
 思ったほど盛り上がりを感じなかったです。
 終盤も技の位置づけ、重みが合わなかったですね。
 とはいえ試合の欠点とも言いがたく時代的感覚の違いに拠る部分も大きい。
 何にせよ素晴らしい試合です。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:6/21/09)

DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細


CスーパーJ カップ決勝:ワイルド・ペガサスvs.グレート・サスケ(4/14/94)
  目まぐるしいレスリング。
  ペガサスがスナップ・メアにいくもサスケは着地。
  サスケが蹴りを放つ。
  ペガサスは受け止めると上に押し上げる。
  サスケは一回転して着地すると蹴りを放つ。
  受け止められるも倒れて蹴り飛ばす。
  仕切り直し。
  ペガサスが腕を取る。
  コーナーに逃げたサスケにチョップ。
  エルボーを叩き込みコーナーに振ろうとする。
  サスケは振り返すとサマーソルト。
  向かってきたペガサスを飛び越える。
  ペガサスに脚を取って倒されるもボディ・シザースに返す。
  スピン・キックで落とすと場外ダイブを狙う。
  ペガサスが素早く逃げて決めさせない。
  リングに戻る。
  ペガサスが首4の字。
  サスケは逃れると腰に狙いをつける。
  アーム・ドラッグ。
  ペガサスが素早く起き上がり追撃させない。
  仕切り直し。
  ペガサスが組むと見せかけ蹴りつける。
  ロープの反動で投げる。
  サスケはペガサスを押すとロープに走る。
  ロープ・ワークからペガサスがクローズラインを決める。
  ジャーマン。カウント2。
  ロープに振りクローズラインへ。
  サスケは避けるとニール・キック。
  ペガサスを起こしスピン・キック。
  ボディ・スラムからレッグ・ドロップでカバー。カウント2。
  サスケがハンマー・ロック。
  アーム・バーを狙う。
  ペガサスはロックして防ぎ逃れると殴りつける。
  パワー・ボムを狙う。
  アーム・ドラッグに返されるもクローズラインを決める。
  サスケをロープの上に落とす。
  エプロンのサスケを殴りつけていく。
  三角跳びのフォア・アームズで叩き落す。
  リングに戻る。
  ダウン・カウントが数えられる。
  サスケが何とかリングに戻る。
  ペガサスが抵抗を振り切りドラゴン・スープレックス。カウント2。
  ボディ・スラムからダイビング・ヘッド・バッド。
  カバーするもカウントは2。
  パワー・ボムを決めるも、またもやカウント2。
  シャープ・シューターを決めるもサスケはタップしない。
  風車式バック・ブリーカーからカバー。カウント2。
  ロープに振りドロップ・キックを狙う。
  サスケは避けて自爆させるとロープに振り風車式バック・ブリーカーを狙う。
  ペガサスが着地しロープに走る。
  サスケは飛び越えると振り返りざまにクローズライン。
  ロープに走りクローズラインへ。
  ペガサスが避けジャーマン。カウント2。
  ドラゴン・スープレックスを狙う。
  サスケが丸め込もうとする。
  ベノワは潰してカバーの体勢に。カウント2。
  コーナーに振る。
  サスケがセカンド・ロープに飛び乗りそこからクロス・ボディへ。
  ペガサスが受け流す。
  サスケはスピン・キックで落とすと側転から背面跳び。
  リングに戻る。
  リングに戻ってきたペガサスにソバット。
  ジャーマンを決めるもカウント2。
  フィッシャーマンズ・スープレックスもカウント2。
  更にミサイル・キックに行くも避けられ自爆。
  エプロンに転がり出る。
  ベノワが捕まえリング内へのブレーン・バスターを狙う。
  サスケは耐えると逆に場外へブレーン・バスター。
  リングに戻る。
  リングに戻ってきたペガサスにドロップ・キックを決めて落とすとミサイル・キックで追撃。
  リングに戻る。
  ペガサスもリングに戻る。
  サスケがボディ・スラムからムーンサルト。カウントは2。
  再びコーナー上へ。
  ベノワがサスケを捕らえる。
  サスケがバック・エルボーで落とし反転する。
  ベノワが捕らえる。
  雪崩式ガット・レンチ・スープレックスで1,2,3!
  ペガサスの優勝!


Eクリス・ベノワvs.アル・スノウ
  ベノワがリスト・ロック。
  スノウがリスト・ロックに返す。
  ベノワが側転から取り返す。
  スノウが前転から取り返すもベノワはファイヤーマンズ・キャリーで外す。
  力比べへ。
  ベノワが押し込む。
  スノウはブリッジで耐えると五分に戻し逆に押し込む。
  ベノワは五分に戻すと丸め込みへ。
  スノウが丸め込みに返す。
  ベノワが丸め込みに返す。
  スノウがハイ・キックを放つ。
  ベノワは受け止めるとドラゴン・スクリュー。
  ベノワが読んでいた、と挑発。
  スノウが胸を突く。
  ベノワは突き返すと蹴り。
  ロープに振る。
  巴投げを狙う。
  スノウは側転で交わすとスーパー・キック。
  仕切りなおし。
  スノウがハンマー・ロック。
  ベノワがハンマー・ロック。
  スノウがヘッド・ロック。
  ベノワが返そうとする。
  防がれるもバック・エルボー。
  チョップを放つ。
  もう1発。
  ヘッド・バッドを放ってきたスノウにヘッド・バッド。
  コーナーに振る。
  エプロンに移動したスノウにクローズライン。
  スライディング・キックを決めアピール。
  スノウが素早くエプロンに上がると背後からスプリングボード式ドロップ・キック。
  転落したベノワにスライディング・キックを狙う。
  ベノワは避けるとリングに戻る。
  追ってきたスノウを蹴りつける。
  ロープに振ろうとする。
  スノウは防ぐと蹴りを入れスピニング・ヒール・キック。
  場外に逃れたベノワを追撃しようとコーナーに上がるも避けられると見て止める。
  ベノワが間を置いてからリングに戻る。
  ベノワが組むと見せかけ蹴りつける。
  ロープに振ろうとする。
  振り返されるもリープ・フロッグしたスノウを潜り抜けると止まって蹴り。
  腹からロープの上に落とす。
  コーナーにぶつけようとする。
  スノウは防ぐと殴りつけミサイル・キックへ。
  ベノワは避けて自爆させるとジャーマン。カウント2。
  ベノワはスノウをロープに振るとクローズライン。
  ボディ・スラムからロープに振りバック・エルボー。
  スノウが腹にパンチ。
  ベノワは蹴りを入れるとエルボー。
  打ち返してきたスノウを蹴りつけるとアイリッシュ・ウィップ。
  バック・ドロップを決めカバー。カウントは2。
  もう1発狙う。
  スノウがクロス・ボディに返す。
  ベノワはカウント2で返すと蹴り。
  暴言を吐く。
  ボディ・スラムを決めるとダイビング・ヘッド・バッド。
  カバーするもカウントは2。
  パワー・ボムも決めるがカウントは2。
  スノウが殴りつける。
  ベノワが打ち返しチョップ。
  スナップ・スープレックスを決める。
  余裕で観客に言葉をかける
  スノウを起こすとジャーマン。
  カウント3だとレフェリーに抗議する。
  喉をかっきるアピールからドラゴン・スープレックスを狙う。
  スノウが体勢を入れ替える。
  ベノワがボディ・シザースで丸め込もうとする。
  スノウは防ぐとそのままジャーマン。
  両者ダウン。
  ベノワが先に起き上がりブレーン・バスターを狙う。
  スノウが後ろに着地しジャーマン。
  ベノワが突進しクローズラインへ。
  スノウは避けるとクローズライン。
  起き上がったベノワに蹴りを連発。
  ロープに振りショルダー・スルー。
  スーパー・キックでカバー。カウントは2。
  変形フィッシャーマン・スープレックスもカウントは2。
  腰を殴りつけるとジャーマンを狙う。
  ベノワが体勢を入れ替えジャーマン。
  スノウが一瞬先に起き上がり蹴りつける。
  ロープに振ろうとする。
  ベノワは防ぐとドラゴン・スープレックスで1,2,3!
  ベノワの勝利!
  ベノワはスノウにパワー・ボムを決める。

試合結果

@IWGPジュニア・ヘビー級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ペガサス・キッド(新チャンピオン!)(新日本プロレス 11/6/90)
Aクリス・ベノワvs.2コールド・スコーピオ(WCW Superbrawl III 2/21/93)
BスーパーJカップ、準決勝:ワイルド・ペガサスvs.ブラック・タイガー(新日本プロレス 4/16/94)
CスーパーJカップ、決勝:ワイルド・ペガサス(優勝!)vs.グレート・サスケ(新日本プロレス 4/16/94)
Dクリス・ベノワvs.サブー(ノー・コンテスト)(ECW November 2 Remember 11/5/94)
Eクリス・ベノワvs.アル・スノウ(ECW Double Tables 1/4/95)