TOPアメリカン・プロレスWWE 個人物DVD →WWE:The Legacy of Stone Cold Steve Austin Disc One

WWE:The Legacy of Stone Cold Steve Austin Disc Oneの分析


名勝負 カリビアン・ストラップ・マッチ(オースチンが負けたらデビアスはWWFを去る):スティーブ・オースチンvs.サビオ・ベガ(In Your House VIII 5/28/96)、
ブレット・ハートvs.スティーブ・オースチン(Survivor Series 11/17/96)
好勝負 なし

約2時間45分です。

@タッグ王座戦、ケージ・マッチ:ハリウッド・ブロンズ(ch)vs.ドス・ホンブレス(リッキー・スティムボート、シェイン・ダグラス)(Slamboree 5/23/93)
 お前らとはもう王座戦をしないと言われた事で
 スティムボート、ダグラスがルチャドールに変装して挑んだ試合。
 エジクリがコンキスタドアーズに扮したのと一緒ですね。
 しかし実はダグラスではなくトミ・ジンクだったという話も。
 それはさておき試合です。
 スティムボートがケージを上手く使ったり、
 ブロンズがハードな受けを見せていますが
 ホンブレス化しているために流血が出来ずスター性も活きないのが勿体無いですね。
 実際スティムボートがマスクを脱いでケージ・ダイブする前後で盛り上がりが違いすぎます。
 中々良い試合でした。
 (執筆日:10/10/09)

・Relationship with Brian Pilman

Aブライアン・ピルマンvs.スティーブ・オースチン(Clash of the Champions XXV 11/10/93)
 本来なら素晴らしいパートナー対決になるはずでしたが
 思い通りにいかなかた事を嫌った上層部が時期尚早で決定しただけに10分未満のミッド・カード。
 テンポの良い乱戦の中でピルマンが良い動きを見せていますが
 本来じっくりすべき所を時間設定のせいで焦り、
 なあなあな試合展開になってしまっています。
 平均より少し上。

・Not Exactly Stunning

BUS王座戦:スティーブ・オースチン(ch)vs.リッキー・スティムボート(Clash of the Champions XXVIII 8/24/94)
 とても2人が怪我を抱えているようには見えませんね。
 一部袋小路に入って迷った感はあるものの、
 スティムボートvs.フレアーを髣髴とさせる
 スピード感のある精力的なレスリングが全編を通して行われます。
 そして観客もまた熱狂している。
 ホーガンが来なくても素晴らしいプロレスがあって、観客は満足していたのにねぇ。
 郷愁に浸ってしまう一戦。
 好勝負に少し届かず。

・The Writing Was On the Wall
・Steve A' Mania
・Just Go Ahead and Start Running Your Mouse
・No Baby That's For Somebody Else
・The Style of ECW

CECW王座戦、3ウェイ・ダンス:マイキー・ウィップレック(ch)vs.スティーブ・オースチンvs.サンドマン(ECW 12/9/95)
 マイキーとオースチンの退屈なレスリング、ヒール・アピールの後サンドマン登場。
 基礎レベルの低さを露呈しながらも3ウェイの形をつけてマイキーが脱落します。
 サンドマンvs.オースチンはサンドマンが酔っ払い過ぎで使えず。
 しかしクライマックスのブックはポールEらしい面白い締め方でしたね。
 少し悪い試合。

・I Got The Call

Dカリビアン・ストラップ・マッチ(オースチンが負けたらデビアスはWWFを去る):スティーブ・オースチンvs.サビオ・ベガ(In Your House VIII 5/28/96)
 掘り出し物の名品。
 停電で2日連続で行ったせいもあるのでしょうが、
 恐ろしく研ぎ澄まされた完成度でストラップ・マッチの理想形といっても良い出来でしたね。
 ストラップ・マッチって微妙な試合形式だと思ったいたものですから衝撃を受けました。
 まず最初にストラップのセールが素晴らしい。
 ストラップは見栄えしない凶器ですから
 これをやるのとやらないのでは大違いですね。
 そしてこのストラップと4つのコーナーにタッチするという勝利条件を最大限に利用する。
 おそらくもうこの試合だけで利用方法は出尽くしているんじゃないですか。
 この最高の具材が場外を頻繁に利用する展開と
 オースチンの、ラフとレスリングが絶妙に絡まったスタイルによって
 最高級料理に変貌を遂げました。
 ぎりぎり名勝負。

・Birth of Austin 3:16

Eブレット・ハートvs.スティーブ・オースチン(Survivor Series 11/17/96)
 「地味ながらセンスの光る選手」なんて言い方がございますが
 実際にはそういう選手はほとんどおりませんね。
 何せセンスを光らせられないから地味なんですもの。
 「地味ながら上手い選手」、所謂仕事人と称される人達というのは結構いるものですけど。
 しかしながらこの頃のオースチンという男はまさに
 「地味ながらセンスの光る選手」そのものでございました。
 耳にタコができているかもしれませんが
 まずレスリングと喧嘩スタイルのハーモニーが美しいのですね。
 技の使い方は的確でありながら
 一方クライマックスで弓矢固めを見せる独創性を兼ね備えております。
 また、それを四大大会の出世がかかった試合でやってのけるこの度胸。
 惚れ惚れいたしますなぁ。
 場外の使い方、間も良く理解しているのでございます。
 だからこそ怪我した後もトップに留まれたのですね。
 ところで、こんなシーンがございました。
 オースチンが場外にいるブレットを攻撃していて、
 このまま続けるつもりなのですが
 その合間にリングに戻って観客にアピールしたのです。
 小さな、小さな、取るに足らない1シーンですが
 オースチンというレスラーを象徴していたように思えます。
 さてオースチンばかりを褒め称えておりましたが
 ブレットもまた素晴らしかったのでございます。
 彼の欠点に機械的な所がありますけれども
 この試合では飛躍するオースチンを認め、感嘆したようで、
 トップへの手助けをしてやろうと心を開き
 試合をこなす様はまさしく踊るようでございました。
 フィニッシュも技巧戦にふさわしい代物で
 オースチンのキャリアを代表する試合にあげられる一品でありました。
 文句なしに名勝負でございます。

・The Name-Steve Austin
@スティーブ・オースチンvs.ヨコズナ(Summerslam 8/18/96)
 ヨコズナは良い相手だったと言われて2分の試合を見せられてもなぁ、と思っていたら
 最後にダーク・マッチでは勿体無い程のアイデア・フィニッシュ。
 
・Stone Cold Steve Austin/Terry Funk Confrontation

(執筆日:2/13/10)
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

Dカリビアン・ストラップ・マッチ(オースチンが負けたらデビアスはWWFを去る):スティーブ・オースチンvs.サビオ・ベガ 
  ベガがストラップを振る。
  オースチンは避けて場外へ。
  リングに戻ると距離を詰め蹴りつける。
  殴りつけロープに振ろうとする。
  ベガが振り返しショルダー・スルー。
  続けてストラップを叩きつけようとする。
  オースチンが転がって避け場外へ。
  ベガがストラップを引っ張りオースチンをエプロンにぶつける。
  引っ張りリングに入れるとストラップを叩きつけようとする。
  オースチンが這って避け場外へ。
  ベガは後を追って場外に下りると引っ張ってのチョップ。
  リングに戻すとストラップを叩きつけて行く。
  オースチンがたまらず場外に逃げようとする。
  ベガは引っ張りエプロンに引き上げるとストラップを叩きつけリング内へのブレーン・バスター。
  ストラップを叩きつけスピン・キック。
  コーナーをタッチしていく。
  3つ目。
  オースチンは上手くストラップを跨がせると引き上げて倒す。
  ストラップを叩きつけて行く。
  ベガはオースチンの脚を取り倒すとマウント・パンチ。
  オースチンも体勢を入れ替え応じる。
  2人は場外へ。
  オースチンはチョップを食らうも押し込んでエプロンに叩きつける。
  ストラップを叩きつけ柵の上に落とす。
  ベガの首にストラップを巻くとリングに上がり首吊りに。
  リングに戻し場外へのショルダー・スルーを決める。
  しかしストラップでつながっているためオースチンも落下。
  オースチンが場外でのブレーン・バスターを狙う。
  ベガが逆に投げる。
  ストラップを叩きつける。
  オースチンがエプロンから飛びかかる。
  ベガはカウンターで殴りつけるとリングに戻す。
  オースチンを引っ張りながら2つのコーナーにタッチ。
  オースチンがロープを掴んで耐える。
  ベガが引っ張り3つ目のコーナーにタッチ。
  オースチンはストラップを引っ張ってベガの動きを止めると脚を払う。
  ストラップを叩きつけブレーン・バスターを狙う。
  ベガは逆に持ち上げてオースチンをコーナー上に載せる。
  ストラップを叩きつけコーナー上へ。
  オースチンがヘッド・バッドで落としコーナー上に立とうとする。
  ベガがオースチンの体勢を崩す。
  そしてスーパープレックス。
  ベガは何とか立ち上がるとコーナーにタッチしてしいく。
  2つ目。
  3つ目。
  オースチンが最後のコーナーの前に立ちふさがる。
  ベガが押し込もうと飛びかかる。
  オースチンがスパイン・バスターに切り返す。
  ベガをロープに押しつけるとヒップ・ドロップ。
  ストラップを叩きつけるとコーナーにタッチする。
  2つ目。
  ベガがダウンしたので近くに引っ張り寄せる。
  ベガが不意を突いてストラップ攻撃。
  オースチンがツームストンを狙う。
  ベガが体勢を入れ替える。
  オースチンが再び体勢を入れ替えると場外に落とす。
  ベガをエプロンに上げると首にストラップを巻きつける。
  ベガが殴りつけて防ぐ。
  オースチンは場外のベガに飛び技を狙おうとコーナー上へ。
  ベガが引っ張りオースチンを柵にぶつける。
  オースチンが押し込んでベガを鉄階段に叩きつける。
  ベガがストラップを引っ張って鉄階段にぶつける。
  リングに戻すとオースチンを担いでコーナーにタッチしていく。
  2つ目。
  オースチンがサンセット・フリップに切り返す。
  倒れないベガに対しズボンを引っ張る。
  ベガは耐え切ると殴りつけ3つ目にタッチ。
  そして4つ目へ。
  オースチンがぎりぎりでストラップを引っ張り防ぐ。
  オースチンがパイル・ドライバーを決める。
  デビアスがもう1発決めろと指示。
  オースチンがパイル・ドライバーを狙う。
  ベガがリバース・スープレックスに切り返す。
  起き上がったベガの背後からミリオンダラー・ドリームが炸裂。
  背中にのる形に。
  ベガはそれでもコーナーにタッチしていく。
  2つ目。
  しかし3つ目を前にして意識が遠のく。
  何とかコーナーを蹴って叩きつける事で逃れる。
  オースチンがスタンガンを決める。
  ベガの首にストラップを巻きつけると引っ張りながらコーナーにタッチ。
  ベガも引っ張られながらもタッチする。
  オースチンが2つ目。
  ベガも2つ目。
  オースチンが3つ目。
  ベガもタッチしようとするが届かない。
  オースチンを引っ張り戻し3つ目をタッチする。
  オースチンが4つ目に手を伸ばす。
  ベガが引っ張りいかせない。
  向き合っての引っ張り合いに。
  オースチンが思いっきり引っ張ると
  力のバランスが崩れオースチンは倒れ、ベガはコーナーに飛ばされる。
  ベガがタッチし勝利する!
  これでデビアスが追放となることに!
  オースチンはデビアスを見捨ててすぐに退場。
  ベガがナナナ・コールを起こす。


Eブレット・ハートvs.スティーブ・オースチン
  オースチンは挑発の言葉を投げかけ中指を立てる。
  ブレットは動じない。
  ブレットがコーナーに押し込む。
  オースチンは体勢を入れ替えるとクリーンに離れず挑発。
  ブレットが胸を突いて離れさせる。
  ブレットがバックを取る。
  オースチンはロープを掴むとバック・エルボーを放つ。
  ブレットが避けて離れる。
  オースチンが腕を取る。
  ブレットは跳び起きると腕を取り返す。
  腕の取り合いが続く。
  オースチンはロープに振るとドロップ・トー・ホールドからヘッド・ロックへ。
  ブレットがハンマーロックに返す。
  オースチンはブレットをロープに振るとバック・エルボー。
  打撃を入れクローズライン。
  殴りつけ後ろから覆いかぶさる。
  ブレットはオースチンを前に投げると腕を取る。
  ロープに振られたブレットがショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  オースチンがブレットを捕らえスタンガン。
  エルボー・ドロップで落としロープに喉を押し付ける。
  チョークをしたりエプロンに出してエルボーを打ち付けたり。
  コーナー上でアピールする余裕すら見せる。
  場外に落ちたブレットをエプロンに登らせるとロープを使ってジョー・ブリーカー。
  リングに戻しチン・ロック。
  離すとニー・ドロップを決めカバー。カウント2。
  チン・ロック。
  ブレットは起き上がると腹にパンチを入れ逃れようとする。
  殴り合いに。
  オースチンは打ち勝つと蹴りまくってコーナーのブレットをダウンさせる。
  ブレットを起こしコーナーに振ろうとする。
  ブレットは振り返すとクローズライン。
  アトミック・ドロップからクローズライン。
  ロープに振り腹にパンチ。
  ロープを使わないオコーナー・ロール。カウント2。
  ロシアン・レッグ・スイープもカウント2。
  ブルドッグへ。
  オースチンは押し飛ばしてコーナーにぶつけ逃れる。
  ブレットを起こすとブレーン・バスターを狙う。
  防がれ逆に持ち上げられかけるも耐える。
  ブレットを持ち上げるとコーナー上に載せスーパープレックスを狙う。
  ブレットはフェイス・バスターで落とすとダイビング・エルボー・ドロップ。
  カバーするもカウントは2。
  サイドウォーク・スラムを狙う。
  オースチンはサミングで防ぐとロープに振って勢いをつけ場外に落とす。
  エプロンからダブル・アックス。
  背中を殴りつけ鉄柱に背中から叩きつける。
  リングに戻ってアピール。
  場外に降りるとフロント・ヘッド・ロック。
  ブレットが食らいながらもオースチンを突進し柵に叩きつける。      
  柵にぶつけリングに戻す。
  オースチンは転がって反対側の場外に降りる。
  ブレットが追いエプロンからエルボー。
  オースチンはブレットの両脚を取って倒すとスリング・ショットで実況席にぶつける。
  実況席で殴りつける。
  リングに戻ってアピール。
  場外に降りるとボディ・スラムでブレットを実況席にのせる。
  エプロンからエルボーを落とす。
  リングに戻りアピール。
  ブレットをエプロンに上げるとリング内へのブレーン・バスター。
  セカンド・ロープからエルボー・ドロップを落としカバー。カウント2。
  エルボー・ドロップからカバー。カウント2。
  アイリッシュ・ウィップ。
  アピールして客を煽る。
  ブレットをロープにもたれさせるとヒップ・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  アブナミドル・ストレッチに捕らえる。
  ロープを悪用して威力を強化。
  レフェリーが見咎め注意する。
  ブレットを殴りつけようとする。
  ブレットはガードすると殴りつける。
  殴り勝つとロープに振りスタンガン。
  丸め込むもカウント2。
  パイル・ドライバーを決めカバーするもカウント2。
  バック・ブレーカーを決めるとコーナー上へ。
  オースチンはブレットの体勢を崩すと殴りつけていく。
  そしてトップ・ロープからのスーパープレックスを決める。
  カバーの体勢に行こうとしたオースチンの脚に
  ブレットが脚を絡めカバーの体勢に。
  オースチンはカウント2で返すと背後に近づいてきたブレットにスタナー。
  カバーするもカウントは2。
  もう1度カバーするもカウント2。
  3度目も同じ。
  殴りつけてカバーするもカウント2。
  ならばとボストン・クラブにロープを掴む。
  ブレットを起こすとコーナーで殴りつけアイリッシュ・ウィップ。
  体勢を崩したブレットは背中から鉄柱にぶつかる。
  カバーするもカウント2。
  オースチンが弓矢固めに捕らえる。
  ブレットは逃れるとシャープ・シューターを狙う。
  オースチンがロープを掴む。
  ブレットは馬乗りになって殴りつけていく。
  ロープに振りスリーパー。
  オースチンがコーナーにぶつけて逃れようとする。
  しかしブレットは離さない。
  オースチンはジョー・ブリーカーに返して逃れると
  ブレットの背後に忍び寄りミリオン・ダラー・ドリーム。
  ブレットはコーナーをコーナーを蹴ってカバーの状態に持っていき、1,2,3!
  ブレットが勝利する!

試合結果

@タッグ王座戦、ケージ・マッチ:ハリウッド・ブロンズ(ch)vs.ドス・ホンブレス(リッキー・スティムボート、シェイン・ダグラス)(Slamboree 5/23/93)
Aブライアン・ピルマンvs.スティーブ・オースチン(Clash of the Champions XXV 11/10/93)
BUS王座戦:スティーブ・オースチン(ch)vs.リッキー・スティムボート(新チャンピオン!)(Clash of the Champions XXVIII 8/24/94)
CECW王座戦、3ウェイ・ダンス:マイキー・ウィップレック(ch)vs.スティーブ・オースチンvs.サンドマン(新チャンピオン!)(ECW 12/9/95)
Dカリビアン・ストラップ・マッチ(オースチンが負けたらデビアスはWWFを去る):スティーブ・オースチンvs.サビオ・ベガ(In Your House VIII 5/28/96)
Eブレット・ハートvs.スティーブ・オースチン(Survivor Series 11/17/96)