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WWE:TV Matches Special Edition:Do you want Reviews? part.9の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@シェーマスvs.クリス・ジェリコ(SD 7/13/12)
 シェーマスが挑発に怒り獰猛に襲いかかります。
 ジェリコはそれを受けつつも
 ここぞという場面で的確に技を当てて反撃。
 その場面において両者の魅力を同時に出そうとする形ではないものの
 どちらかの武器を最大限に引き出す形となっています。
 そしてそのレベルの高さが常に維持されていて乱れない。
 後半にかけてはシェーマスの一つ一つのムーブの
 インパクトのでかさを上手く活かしていますね。
 終盤においてはWWEとは思えないほど
 ニア・フォールの一つ一つで必殺技レベルの大きな盛り上がりを生んでいました。
 個人物DVDに収録すべき内容。
 中々良い試合です。

Aコフィ・キングストンvs.ドルフ・ジグラー(Superstars 3/8/12)
 ジグラーがいつも以上に大仰な動きを見せています。
 これではちょっと呼吸が合わせ辛いですね。
 また普段やらないタイミングで普段やらないことを仕掛けるので崩れています。
 これでは本来ムーブで観客の目を引けるコフィが全然目立ちません。
 ただ後半にかけては競い合いとして良質な攻防を行っていて持ち直していました。
 平均より少し上。

Bドルフ・ジグラーvs.コフィ・キングストン(Raw 9/24/12)
 コフィが得意の魅力的なムーブを序盤から披露。
 しかし指示されて行うのではなく
 落ち着いて自分の見せ場だと見定めて使っていたのが印象的です。
 ジグラーはカウンター合戦を駆使することにより
 あくまで受け手という立ち位置を試合を通して貫きました。
 そうなるとクリックして高いクオリティになるのも当然ですね。
 また、それでいて近い将来の王者として弱さを感じさせなかったのも見事。
 中々良い試合です。

Cドルフ・ジグラーvs.ザック・ライダーvs.コーディ・ローデスvs.ダニエル・ブライアン(Raw 12/12/11)
 2人同時ダイブにより早々に人員を整理すると
 絵になるシーンをテンポ良くつないでいきます。
 それぞれが自信のある持ち技を披露。
 控えの関わり方も良く最後まで見応えがありました。
 WWEならではの統制力を活かした4ウェイ。
 また協調が重要となる試合ではありますが、
 個々のテンションがやけに高かったことも
 観客が大いに盛り上がった一因になっていることを付け加えておきます。
 平均的な良試合。

Dストリート・ファイト:ランディ・オートンvs.ケイン(7/22/11)
 序盤からライバリティーを感じさせる攻防。
 それにより自然と熱を持った状態で場外に移行。
 勝負から一時離れるも竹刀により熱は維持されます。
 主導権の奪い合いをリング内外の境を使って印象的に描き、
 また実況席の上での攻防で、実況席葬にならずとも
 大きな盛り上がりを生み出すことに成功しています。
 オートンがケインの脚を破壊しにいく展開も良い。
 ケインの苦しむ表現は素晴らしく、
 まだ中盤で試合時間も重ねていないにも関わらず、
 これが潰し合いなんだと会場中が明確に認識していました。
 脚攻めの展開が終わった後の攻防も中々。
 それぞれの不意打ち必殺技がカウント2で返される展開を選びますが
 パント・キック、ツームストンを本来あるべき裏必殺技としての見せ方でもって行い最後までやりきりました。
 好勝負に少し届かず。
 
(執筆日:11/15/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@シェーマスvs.クリス・ジェリコ(SD 7/13/12)
Aコフィ・キングストンvs.ドルフ・ジグラー(Superstars 3/8/12)
Bドルフ・ジグラーvs.コフィ・キングストン(Raw 9/24/12)
Cドルフ・ジグラーvs.ザック・ライダーvs.コーディ・ローデスvs.ダニエル・ブライアン(Raw 12/12/11)
Dストリート・ファイト:ランディ・オートンvs.ケイン(7/22/11)