TOPアメリカン・プロレスWWE TV Matches →WWE:TV Matches Special Edition:Do you want Reviews? part.4

WWE:TV Matches Special Edition:Do you want Reviews? part.4の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@世界ヘビー級王座戦、ラスト・マン・スタンディング・マッチ:エッジ(ch)vs.ケイン(SD 1/7/11)
 ケインは最初からダウン・カウントを数えさせているが、
 それが単調になっていないのはキャリア末期になりストーリーの中心から外れる中で
 ベースを維持しながら持ち技を増やすなどして幅を持たせてきたからこそ成立している事です。
 中盤は最近では珍しいバック・ステージでの乱闘。
 単にバック・ステージに移動したというだけではなく
 ケインは相変わらずのハード・ヒッティングを見せていますし、
 車椅子を階段の上から落としてしまうというWWEならではの場面もあったので面白かったですね。
 終盤も両者の良好なバランス感覚に基づき見せ場が生まれていく。
 ケインの怪物という典型から抜け出た痛み、感情の見せ方が
 必殺技チョーク・スラム炸裂後の攻防を可能としました。
 若干ケインに飲まれて、エッジが最後の足へのコンチェアト以外印象に残せなかったという欠点もあるが、
 ケインのスーパースターではないレスラーとしての充実を象徴するような試合。
 想像以上に面白かったですね。
 中々良い試合。

Aケージ・マッチ:クリスチャンvs.アルベルト・デル・リオ(SD 3/18/11)
 トップ・ロープ上や最後のケージの外側での鬩ぎ合いは面白かった。
 しかしそれを除けばケージ・マッチの特性が活かされていない内容。
 デル・リオはヘタレではないので脱出狙い、フォール狙いの区別がついていないし、
 クリスチャンも直接の抗争相手ではないのでデル・リオを血祭りにあげようというような気迫はない。
 結局、齟齬を生まずにちゃんと試合が進んでいく、というのが
 この試合の良さでありそれであれば通常試合でも出来るじゃないか、というお話。
 まあまあ良い試合。

Bアルベルト・デル・リオvs.クリスチャン(SD 3/25/11)
 デル・リオとエッジとの抗争であるが故に
 ゲーム性の高いケージ・マッチの後に通常試合という変則の流れになっています。
 デル・リオの仕掛け、クリスチャンのダイブなど
 お互いの攻めが綺麗に配置、ミックスされた内容。
 まあ先週の試合内容を見れば今回も手堅い良試合になるのは必然ですね。
 最後はエッジがクレイにリベンジを仕掛け、
 そこで気を取られたデル・リオにクリスチャンがキル・スイッチを決めまさかの連勝。
 まあまあ良い試合。
 
C#1コンテンダーズ・マッチ:アルベルト・デル・リオvs.クリスチャン(SD 4/8/11)
 デル・リオは仕掛ける側なのに
 それでペースを取ってからは反撃する機会を生む行動に自ら出ている。
 そこまで欲張らずそこはクリスチャンからのアクションを待つべきでしょう。
 両者平均点は着実に稼げるから悪い所は特に出なかったですけれどもね。
 後半はデル・リオが要所で間を挟んでクリスチャンの反撃を想像させたい。
 現状ではお互いカウンターが十分な効果を発揮していません。
 最後はエッジがクレイを排除するも、それで攻めが遅れたクリスチャンが敗北です。
 まあまあ良い試合。
 (執筆日:8/20/11)

Dストリート・ファイト:ランディ・オートンvs.コーディ・ローデス(SD 11/4/2011)
 まずはコーディがクイックネスを発揮。
 オートンも負けじと小気味良く技を重ねていきます。
 観客席に入っても激しさは落ちず相当の意欲を感じさせましたね。
 オートンがコーディのセコンドにRKO、ステージの攻防も上回りとオートンの勢いが増していきます。
 一方的ながら会場を使って惜しみなく盛り上げていたので
 その後コーディが支配するターンもあったのは意外でした。
 全体のバランス、今全体のどのくらいの進行度なのか暗に示す点で課題がある。
 コーディがオートンを流血させマスク攻撃で追い込み会場のボルテージを高めると終盤へ。
 コーディはビューティフル・ディザスターを初めとした技の使い方が効果的でオートンと殴りあったのも違和感がない程。
 まったく見劣りせず白熱しましたね。
 PPVに出せる内容です。
 中々良い試合。
 (執筆日:5/3/12)

Eチャンピオンvs.チャンピオン:CMパンクvs.ダニエル・ブライアン(Raw 2/27/12)
 前回よりもストーリー上の試合という色合いが濃くなっていますね。
 それでもブライアンはえぐいサブミッション、打撃の入れ方で
 パンクは感情をこめた反撃で自分の魅力を遺憾なく発揮。
 その攻防は目を見張るものがあります。
 後半にかけてパンクがクイックな動作による感情のこめ方で自分の領域に引き込んで行く展開も熱い。
 短めの放送時間なのに2回もCMが入っていたのが残念。
 最後はシェーマスが逃げようとするブライアンを戻しGTSにて決着でした。
 平均的な良試合。
 (執筆日:5/3/12)

Fランディ・オートンvs.ダニエル・ブライアン(SD 2/10/2012)
 オートンの見得を伴った格好良い動きに対し
 地味に粘着質に絡みつくブライアン。
 オートンが一方的に攻め立てる中
 ブライアンがエプロンからのハイ・ニーで自分のターンへ・・・
 と思いきや全然ブライアンが攻め込めません。
 ただこれはあり。
 オートンが王座戦線から離れていても尚別格の存在だ、ということを強く印象づけられ、
 今後がある初対決としては良いと思いますね。
 それでももう少しブライアンにヘタレ要素がないと一方的な攻守バランスで成立しない部分がありますが
 これはブライアンのストーリー上の売り出しの問題もあるので難しいところではあります。
 最後はブライアンが実況席のビッグ・ショーに手を出して上手くDQで逃げるフィニッシュ。
 ブライアンの受身とオートンの技がはまっていたので、いつかPPVで見たいと改めて思わされました。
 平均的な良試合。
 (執筆日:5/3/12)

Gランディ・オートンvs.ダニエル・ブライアン(SD 3/2/2012)
 前回の結果もあってオートンはラフな色合いを増してブライアンを乱暴に扱います。
 ブライアンはハード・ヒッティングではあるもののオートンに比べるとインパクトがやや劣る。
 そのためオートンが受けに転じて痛がる展開に違和感を覚えるところもありましたが
 オートンの痛がり方自体はリアリティーがあり痛みが伝わってきます。
 ブライアンが腕狙いを絡めて後半にかけてもオートンに引き離されず攻防。
 最後はケインのパイロに気を取られたオートンを鉄柱にぶつけリングアウト勝ち。
 展開に無理のあるショート・カットが見られたものの前回とは違う形でこのカードの可能性を示しました。
 平均的な良試合。
 (執筆日:5/3/12)

HノーDQ:ランディ・オートンvs.ケイン(SD 4/6/2012)
 お互いの殴り返しが良い感じに挟まれスムーズに場所を移動して行きます。
 ケインは圧倒できないんだけど反撃を許さず、
 ここぞで印象的な技を叩き込んでいますね。
 人間臭い痛がり方も含めてマスクマン再転向後のギミックをしっかり演じられている。
 それが試合面において大きくプラスにはなっていないものの
 少なくともこれまでのようにマイナスにはなっていません。
 それぞれ典型に拠らない独自のタイミングで起き上がったりするため
 常にどう反応するか考えながらの攻防。
 そのため先が良い意味で見えずどちらが上回っていくかに興味を持たせました。
 中盤のステージでのDDT以降、
 それを上回るスポットがなく通常放送ゆえの地味な試合になっていたのが残念。
 平均的な良試合です。
 (執筆日:5/3/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@世界ヘビー級王座戦、ラスト・マン・スタンディング・マッチ:エッジ(ch)vs.ケイン(SD 1/7/11)
Aケージ・マッチ:クリスチャンvs.アルベルト・デル・リオ(SD 3/18/11)
Bアルベルト・デル・リオvs.クリスチャン(SD 3/25/11)
C#1コンテンダーズ・マッチ:アルベルト・デル・リオvs.クリスチャン(SD 4/8/11)
Dストリート・ファイト:ランディ・オートンvs.コーディ・ローデス(SD 11/4/2011)
Eチャンピオンvs.チャンピオン:CMパンクvs.ダニエル・ブライアン(Raw 2/27/12)
Fランディ・オートンvs.ダニエル・ブライアン(DQ)(SD 2/10/2012)
Gランディ・オートンvs.ダニエル・ブライアン(リングアウト)(SD 3/2/2012)
HノーDQ:ランディ・オートンvs.ケイン(SD 4/6/2012)