TOPアメリカン・プロレスWWE TV Matches →WWE:TV Matches Special Edition:Do you want Reviews? part.18

WWE:TV Matches Special Edition:Do you want Reviews? part.18の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@CMパンクvs.セス・ローリンズ(12/30/13)
 CMを入れる必要があるとはいえパンクのGTS狙い1カットで入るのは導入として不十分。
 インディー対決ということで細かい攻防を入れようとしているが
 案外スムーズに行っていないのも残念ですね。
 コーナー上のパンクが突き落とされフェンスに突き飛ばすシーンが出てきますが、
 CMを挟むと何故かパンクが殴っているシーンに。
 これではCM前に抱いたパンクを心配する気持ちはどこへやら。
 試合の構成と編集がチグハグになっていますね。
 後半にかけて攻防がまとまってきたのと
 セコンドのアンブローズ、レインズの仕草が適切だったため
 終盤は良い雰囲気で追われたのが救いといったところ。
 平均レベル。

Aダニエル・ブライアンvs.ルーク・ハーパー(12/30/13)
 ブライアンの苛烈な打撃に対し
 ハーパーはそれを受けつつ適切なタイミングで一発の重みで返す。
 良い塩梅ですが、ここでブライアンもそれを受けて倒れる受身をとったりはしていないところが秘訣。
 ハーパーがセコンドのワイアットの補佐も受けながら
 WWE流に表情を見せながら試合を運んでいたのも良いですね。
 インパクトのある技も貴重で今後のしあがっていくでしょう。
 後はハーパーが立っているか、倒れているかで
 ブライアンの攻め方、攻めやすさが違う所を表現できれば
 もっと深みが出て良い試合になったでしょうね。 
 平均的な良試合。

BCMパンクvs.ローマン・レインズ(1/6/14)
 前半の試合の構築は律儀な一進一退。
 まだまだレインズは画一的な方法論に頼らざるを得ないんだな、という印象です。
 相手の良さを組み込んで膨らませるにはまだまだ。
 しかし、決して悪くはない。
 同じ方法論に頼っていてもステップ・アップはしている。
 終盤はパンクの攻防の作り方が秀逸。
 レインズのWWEでも抜きん出たムーブを活かして最高の攻防を繰り広げました。
 終盤の攻防さえ練り上げておけば、
 レインズがまだ甘い状況で王座を任せても観客は十分に満足できそうですね。
 平均的な良試合。

CEC予選:ジョン・シナ、ダニエル・ブライアン、シェーマスvs.ザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)(Raw 1/27/14)
 ブレイク中のブライアン、レインズ、欠場していたシェーマス、
 そしてなんだかんだでWWEの顔であり続けるシナ、とメンツは蒼蒼たる顔ぶれなので
 それを活かして個々のマッチアップを丁寧に描き盛り上げました。
 ブライアンが鉄板の流れ作りから爆発的なトペ。
 乱れ打ちを挟みつつセスと上質な攻防を繰り広げました。
 ワイアッツ乱入が残念ではありますが中々良い試合でした。

Dレイ・ミステリオ、シェーマス、ダニエル・ブライアンvs.ザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)(SD 1/31/14)
 シェーマス含め序盤はそれぞれの主張が噛み合っていない印象があるものの
 ミステリオ孤立シーンにおいて観客の雰囲気をのせることに成功。
 ブライアンのトペ連弾から終盤はスポットを凝縮し一気に盛り上げました。
 終盤は良いもののシールドの試合としては比較的薄い内容だったかな。
 まあまあ良い試合。

Eダニエル・ブライアンvs.ランディ・オートン(Raw 2/3/14)
 オートンは観客を意識しつつも、無闇には煽らない。
 ようやく王者としての自分のスタイルが固まってきた感がありますね。
 ブライアンは序盤から脚に狙いをつけていますが、
 それにこだわり過ぎた感があり動きが小さくなっています。
 オートンは伸びやかに動きつつ脚の痛みを表現し適宜調整。
 えぐい腕攻めに転じてブライアンを制します。
 こちらはブライアンと違い、多くの選択肢を持ちつつも
 時に腕を攻め、時に腕以外、とセンスある選択をし続けている。
 こういう時のオートンの懐の深さは恐ろしいものがあり、
 ブライアンはその中に取り込まれていましたね。
 中々良い試合。
 
Fダニエル・ブライアンvs.アントニオ・セザーロ(SD 2/7/14)
 通常よりグラウンドに拘っている印象がありますね。
 相手のことを考え、相互の交流で良いリズム、組み合わせを見せます。
 中盤ブライアンがダウン・ベースに転じた時、
 セザーロはヒールとしての反応を得に行きましたが、いまいち反応が薄かったですね。
 最近活躍がめざましく応援を受けることも多いためでしょうが、
 やるならやるで妥協せずもう少しトライして見ても良かった。
 また相手への攻めをより強烈にしていけば自然とシチュエーションは受け入れられたはず。
 セザーロが気合を入れてからのクライマックスはダイナミック。
 しかしやや短く、それなら中盤との比率を考え直しても良かった。
 中々良い試合。


 (執筆日:2/?/14)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@CMパンクvs.セス・ローリンズ(12/30/13)
Aダニエル・ブライアンvs.ルーク・ハーパー(12/30/13)
BCMパンクvs.ローマン・レインズ(1/6/14)
CEC予選:ジョン・シナ、ダニエル・ブライアン、シェーマスvs.ザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)(DQ)(Raw 1/27/14)
Dレイ・ミステリオ、シェーマス、ダニエル・ブライアンvs.ザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)(SD 1/31/14)
Eダニエル・ブライアンvs.ランディ・オートン(Raw 2/3/14)
Fダニエル・ブライアンvs.アントニオ・セザーロ(SD 2/7/14)