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WWE:TV Matches Special Edition:Do you want Reviews? part.12の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@カート・アングルvs.マーティ・ジャネッティ(SD 3/17/05)
 単なるレジェンドを迎えた賑やかしかと思いきや
 型とちょっとしたオリジナルを交えることで序盤のレスリングを成立させています。
 カートのジャーマンを一発のみに分離するなどして
 このレスリングを中盤以降もベースにしているのがユニーク。
 今風ではなく退屈な部分もあるでしょうが
 ジャネッティの人気にも後押しされ見事に試合を成立させています。
 そして何より中盤までの忍耐が
 終盤において一つ一つの技が最大限の輝きとリアクションを生むことにつながっていく。
 アンクル・ロックも単なる攻防を生み出すに使い勝手の良い技ではなく
 本当の必殺技として見せきることが出来ました。
 想像以上の内容で平均的な良試合。

Aレイ・ミステリオvs.マット・ハーディvs.JBLvs.クリスチャンvs.ハードコア・ホーリー(SD 10/28/05)
 大柄なJBLの存在やマット、ミステリオの連携、
 5人目として追加された何者にもなれるホーリー。
 要素になりそうなものはない訳ではないが
 5人が入り乱れるこの形式の中で整理されていません。
 大きな見せ場である連鎖パワー・ボムも脈絡なさすぎ。
 ただ最後の必殺技の乱れ打ちを絡めたまとめ方だけはよかった。
 悪い試合。

BCMパンクvs.ジョン・モリソン(SD 8/14/09)
 タイミング計ってのカウンター合戦。
 そこに思考、意図は見えるものの
 避けあいになるまでの過程、
 防ごうとする意思が見えない。
 攻防の作り方がその場単位で全体を見据え切れていない印象はありますね。
 数え歌としてハードな試合ではあるので
 なんとなく盛り上がっているがイマイチな内容です。
 平均レベル。

CUS王座戦:アントニオ・セザーロ(ch)vsタイソン・キッド(NXT 10/31/12)
 非常に密接したリアルな攻防の一方で
 次々と転換していくレスリングは大いに可能性を感じさせる。
 キッドの卓越したセンスを改めて感じますね。
 体格差を使わない純粋なテクニック合戦です。
 このレスリングなら30分でも見れる。
 しかしながらセザーロの打撃からレスリングは終わる。
 その後も攻防としてはスムーズでズレも見られなかったが、
 技の転換がイマイチで、起承転結の流れが弱かったのが残念。
 まあまあ良い試合。

Dドリュー・マッキンタイアvs.ダニエル・ブライアン(Main Event 8/25/11)
 マッキンは動くべきタイミングがジャストではないですね。
 フォールを交えるバランス間も悪く試合を停滞させています。
 駆け上がっての雪崩式の投げやブリッジしての押さえ込みといった
 ユニークな動きのトライも空すべりしている。
 ブライアンが素晴らしい緩急である程度引っ張るも、凡庸な試合という印象はぬぐえない。
 少し悪い試合。 

E#1コンテンダーズ・マッチ:ザ・ミズvsレイ・ミステリオvsアルベルト・デル・リオ(5/9/11)
 いきなりミステリオが2人まとめての619を狙ったりと
 3ウェイ・スポットの前後の流れが雑ですね。
 CM後のスピード・ダウンした展開もだれているし、
 最後のライリーが巻き込まれる演出も余分。
 一部で見られたデル・リオとミズのレスリングの攻防が意外に良かったのだけが印象に残りました。
 悪い試合。

Fタッグ王座トーナメント:カシアス・オーノ、レオ・クルーガーvs.エイドリアン・ネヴィル、オリバー・グレイ(2013/2/6)
 グレイはたどたどしく下半身の使い方がなっていないし、
 クルーガーも自分の体躯に合った見せ方ができていません。
 試合を引っ張るはずのオーノも前面に出てこず、受け手としてミスマッチな働きをしています。
 ネヴィルは技見せとしての位置づけだし、発展性がこれっぽっちもない内容です。
 ポカはしていないが残念。
 少し悪い試合。

Gカート・アングルvs.ロブ・ヴァン・ダム(4/10/01)
 RVDお得意のかわしあいにカートが踏み込み、
 その中でアマレスのテクニックを披露しています。
 荒々しい場外戦からのスピード感は01年ならでは。
 RVDがスピード感維持を意識する余り、
 彼のスポットが若干飲み込まれているものの
 試合の勢いが2人を後押ししていました。
 RVDの積極的な連打受けや
 レフェリー騒動、シェイン乱入もあり非常に盛り上がりました。
 中々良い試合。

Hエッジvs.CMパンク(SD 10/22/10)
 パンクの打撃スタイルに対し、エッジが気だるさを見せながら対応。
 パンクがイン・リングの気持ちを作り上げる中で
 エッジも02年のシフト・チェンジ時を髣髴とさせるようなユニークな技使いを見せてきました。
 雑な選択も一部では目立つものの
 インディーらしい自由な攻防もあり面白かった。
 SvS前ということで最後は乱入から必殺技の数珠繋ぎでエンド。
 平均的な良試合です。

 (執筆日:4/?/13)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@カート・アングルvs.マーティ・ジャネッティ(SD 3/17/05)
Aレイ・ミステリオvs.マット・ハーディvs.JBLvs.クリスチャンvs.ハードコア・ホーリー(SD 10/28/05)
BCMパンクvs.ジョン・モリソン(SD 8/14/09)
CUS王座戦:アントニオ・セザーロ(ch)vsタイソン・キッド(NXT 10/31/12)
Dドリュー・マッキンタイアvs.ダニエル・ブライアン(Main Event 8/25/11)
E#1コンテンダーズ・マッチ:ザ・ミズvsレイ・ミステリオvsアルベルト・デル・リオ(5/9/11)
Fタッグ王座トーナメント:カシアス・オーノ、レオ・クルーガーvs.エイドリアン・ネヴィル、オリバー・グレイ(2013/2/6)
Gカート・アングルvs.ロブ・ヴァン・ダム(4/10/01)
Hエッジvs.CMパンク(ノー・コンテスト)(SD 10/22/10)