WWE:Best of TV Matches 1987の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | IC王座戦:ランディ・サベージ(ch)vs.リッキー・スティムボート(2/15/87) タッグ王座戦:グラマー・ガールズ(レイラニ・カイ、ジュディ・マーチン)(ch)vs.ジャンピング・ボム・エンジェルズ(立野記代、山崎五紀)(11/24/87) |
@IC王座戦:ランディ・サベージ(ch)vs.リッキー・スティムボート(2/15/87)
#6
3ヶ月前の遺恨を晴らす復讐戦。
スティムボートは遺恨を表現するにあたって
自分の武器であるアーム・ドラッグは使う、
しかし怒りを表現するに当たってその後腕は取らない、という二兎両方を得る素晴らしい答えを出しています。
中盤はサベージがスティムボートを甚振ります。
いつもよりダウン率が高く可能性が追求できていないように見えますが
ニー・ドロップを食らって回転しながら起き上がる受身等があったりする。
重ね重ね言いますがこの受身は楽しいからではなく繋ぎの意味合いにおいて優れている。
終盤はこれまでの数え歌のデジャブを活かして印象深い攻防を。
ただ数え歌を見ている事前提、意味性以外の売りはやや弱い事は否めませんね。
ドラマチックな遺恨闘争は最近で言えばスティーンXジェネリコを思わせる。
ぎりぎり好勝負です。
(執筆日:3/20/11)
Aイリミネーション・マッチ:ロディ・パイパー、ジャンクヤード・ドッグ、リッキー・スティムボートvs.ランディ・サベージ、ハーリー・レイス、エイドリアン・アドニス(2/23/87)
6マン・エリミネーション戦の可能性を最大限に活かしておりブック面では最大の賛辞に値する内容でした。
まずは6マンで相性の良いアピール・ムーブと全員での乱闘を行います。
これで2人がリングアウト。
乱闘時に権利のない者がリングに上がってからリングアウト裁定が発表されたせいで水が刺されましたね。
リングアナとの意思疎通が出来ていませんでした。
通信設備が不完全だった80年代だからこその改善点でしょうね。
これでタッグになったので、パイパーの孤立とパイパー、スティムボートの連携技を見せます。
丸め込みからスティムボートが脱落。
1対2のハンデ戦。ここはレイスがリングで受け、サベージが控えの立場からコントロールします。
最後は誤爆からレイスが脱落。
これによりサベージとパイパーの一騎打ち。
パイパーの芝居とサベージの逃げの攻防で、最後はズルして頂き。
脱落ごとに各形式に変化する上にそれでストーリーをつなげている。
見事ですね。
ただWWFではレイス、アドニスが只のジョバーなので
実質的に攻防で魅せれるのはサベージとスティムボートのみ。
具体的な攻防はそこまでレベルは高くなかったですね。
特に最後のシングルとなるとそれが目立ちます。
パイパーの代わりにスティムボートを残すか(サベージノ抗争相手ですしね)
パイパーで押すなら1対2の部分でパイパーをビート・ダウンすべきでしたね。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:7/17/10)
Bタッグ王座戦:グラマー・ガールズ(レイラニ・カイ、ジュディ・マーチン)(ch)vs.ジャンピング・ボム・エンジェルズ(立野記代、山崎五紀)(11/24/87)
JBAの可憐さ、ダイナマイトっぷりは
当時からすると異形のプロレスでしょう。
ステレオタイプで売っていた当時のアメプロ界において
日本人をフェイスとして受け入れてしまうだけのインパクトがあります。
GGはアメプロのヒールの王道を行きます。
孤立のクラシカルな見せ方は良いですね。
権利者だけでなく控えも参加者としての意識高く、
振る舞いで場の雰囲気作りに寄与しています。
ヒール・プレイだけでなく俊敏さも意外にあり、
だからこそJBAが伸び伸びとポテンシャルを発揮できた所はある。
それぞれベストな抗争相手を見つけましたね。
孤立後の攻防も控えが絡んで4人で派手に盛り上げており、
時代の先取りをした最先端のプロレスでした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:4/?/21)
Cリッキー・スティムボートvs.リック・ルード(12/26/87)
いきなり逆上がりスポットで魅了すると
それぞれスティムボートがアーム・ドラッグ、ルードが打撃での切り、
と明確な戦略で主導権を奪い合います。
中盤はルードがキャメル・クラッチ/ベア・ハグの2枚刀で支配しエネルギーを溜める。
そこから勢い良く爆発させるのかと思いきや
スティムボートの連続丸め込みで80年代とは思えぬカウント2プロレスに突入していきます。
しかし最後は20分時間切れでヒーナンが5分延長だ、と叫ぶも結局行われずちょっとがっかり。
まあまあ良い試合。
(執筆日:4/9/11)





