WWE:Best of Raw/SD Matches 2025 part.3の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@ストリート・プロフィッツvs.フラキシオム(アキシオム、ネイサン・フレイジャー)(SD 5/10/2025)
プロフィッツは体格で勝りつつも
派手な受け身をするのが特徴的ですね。
双方が見栄えのするムーブで盛り上げていきます。
前半は表面的なやり取りで試合のギアがかかりきっていない所もありましたが、
ムーブと共にアピール性を上手く使っていましたね。
特にモンテスは意識高く、痛みの表現も良くて一番輝いていました。
終盤は軽めに〆るかと思いきや、そこでまた一工夫、二工夫。
ノン・タイトル戦ながらタッグ王者の試合として充実の内容となっています。
好勝負に届かずも中々良い試合。
AIYO SKY、リア・リプレーvs.ジュリア、ロクサンヌ・ペレス(Raw 5/12/2025)
Rawデビューとなるロクサンヌ、ジュリアが
しっかり呼吸の合った細かなタッグ・ワークで魅せます。
イヨとリアのスタイル、攻守役回りも明確で、
こちらもタッグとして完成度高め。
イヨとジュリアのRawでの初対決という裏テーマでも魅せました。
最後が現時点のRawでの格差を反映させたようなまとめ方で、
ポテンシャル的にはもっと伸ばせた感がありましたね。
そういう意味でこのカードは王座がかかっていなくてもPLEにも耐えうる。
好勝負に少し届かず。
BMITB予選:ペンタvs.ドラゴン・リーvs.チャド・ゲイブル(Raw 5/25/2025)
チャドが非ルチャとして狙われる中で
カウンター・パートとして試合の軸になります。
ペンタは早くもWWEにフィットしていて存在十分。
その点では一足早く加入しているリーをもはや超えた感も。
3ウェイの密度は高く、試合時間の短さを気にさせない一方で、
チャドはAAAとの合同興行に向けて
リングサイドのヴィキンゴとも諍いを起こし前振りも。
最後に事故でチャドが流血してしまいましたが、
それぐらいハードに挑んでおり見応え十分の内容になっています。
好勝負に少し届かず。
C世界ヘビー級王座戦:ジェイウーソ(ch)vs.ギュンター(Raw 6/9/2025)
ジェイがダイビング・クロス・ボディを決めるも
テーピングしていた腹を痛める展開。
そこからギュンターがロジカルな部位攻めと獰猛さの表現。
上手く両立させていますね。
ジェイはWMと同じくスリーパーをキーに勝利を狙う形。
それ自体はストーリーとして良いものの
ジェイ本来のスタイルから離れ、それに寄せ過ぎている感はありましたね。
充実の内容でしたが、ほんの少し物足りない。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:6/?/25)