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WWE:Best of Raw/SD Matches 2025 part.2の分析


名勝負 タッグ王座戦、TLCマッチ:ストリート・プロフィッツ(ch)vs.モーター・シティ・マシン・ガンズ(アレックス・シェリー、クリス・セイビン)vs.#DIY(トマッソ・チャンパ、ジョニー・ガルガーノ)(SD 4/25/2025)
好勝負 ケージ・マッチ:CMパンクvs.セス・ローリンズ(Raw 3/10/2025)

ギュンターvs.アキシオム(SD 3/14/2025)

WWE世界ヘビー級王座戦:セス・ローリンズ(ch)vs.ジェイ・ウーソ(Raw 5/5/2025)

@ケージ・マッチ:CMパンクvs.セス・ローリンズ(Raw 3/10/2025)
 入るなり乱闘。
 形を意識しすぎずリアルさを前面に出して
 この抗争の売りを押し出していきます。

 パンクがダウン。
 その状態でお互い見せ方を良く分かっているなという試合運び。
 ただ勝ちたいのではなく相手を叩きのめしたい抗争だからこそです。

 ゆったりテンポの攻防の中で予想がつき過ぎるとマンネリしますが、
 ちょっとしたスパイスを忘れません。

 抗争決着戦としてLPEだったかなと錯覚するような一戦。
 パンクがここに来て真価を発揮しているのは嬉しいですね。

 最後は必殺技の乱れ打ち。
 追撃をやめないセスに対しレインズが乱入し決着です。
 レインズはパンクも攻撃しWMに向けてどういうストーリーに繋がるか気になりますね。

 ぎりぎり好勝負。

Aギュンターvs.アキシオム(SD 3/14/2025)
 通常のダビデvs.ゴリアスの構図に落とし込まず
 アキシオムがレスリング要素や見せ方を伴った打撃で
 体格で劣るにも関わらず劣勢にならないのが新しいですね。

 体格で上回り王者でもあるギュンターが弱く見えず
 しっかりとスキルで持って成立しています。

 両者のうまさが存分に活かされており、
 10分行かないがこれはスタンディング・オベーション・レベル。

 この2人の対決は違う形、王座戦とかでも見たいですね。

 ぎりぎり好勝負。

Bタッグ王座戦:#DIY(ジョニー・ガルガーノ、トマッソ・チャンパ)(ch)vs.ストリート・プロフィッツ(SD 3/14/2025)
 DIYが場をかき乱そうとするも
 プロフィットのパワフルさが跳ね除けていく攻防。
 お互いの売りのぶつけ合いになっていますね。

 構成、試合運びのテンポも良好で、
 終盤のお互いのフィニッシャーを生かした攻防もGOOD。

 ただ王座交代劇の割に12分なので特別感はもう一押し欲しかった。

 好勝負に少し届かず。

Cタッグ王座戦、TLCマッチ:ストリート・プロフィッツ(ch)vs.モーター・シティ・マシン・ガンズ(アレックス・シェリー、クリス・セイビン)vs.#DIY(トマッソ・チャンパ、ジョニー・ガルガーノ)(SD 4/25/2025)
 5年ぶりのTLCマッチ。

 MCMGはLCを幅広く使いこなしてバラエティ豊かなスポット提供。
 #DIYもチームとして協調した動きで整えます。

 ストリート・プロフィッツは試合運びで
 2チームに敵わないものの
 彼らにしかできないパワフルなスポットを連発。

 現代的な色合いを加えながらも
 身体を張った過酷な試合となっています。

 テーブル葬も連発で常に右肩上がり。

 元祖TLCを現代にリバイバルしたという表現がふさわしい内容でした。

 時代ゆえに衝撃性は弱いか
 この時代ならではの進化を存分に堪能できました。

 ぎりぎり名勝負。

DWWE世界ヘビー級王座戦:セス・ローリンズ(ch)vs.ジェイ・ウーソ(Raw 5/5/2025)
 顔芸と仕草で両番組の王者対決としての雰囲気は上々。

 セスの試合運びは抜群ですね。
 いま求められているヒールのアクセントもOK。

 Rawということもありセスが優位に試合を運びつつ
 ジェイのアンダードッグ性も上手いバランスで成立させています。

 サミの登場と共にクライマックスを盛り上げ、
 当然の不透明決着でも満足度を残しました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/25)