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WWE:Best of TV Matches 2022 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 US王座戦:ラシュリー(ch)vs.チャンパ(Raw 8/8/22)

IC王座戦:ギュンター(ch)vs.シンスケ・ナカムラ(SD 8/12/22)

@US王座戦:ラシュリー(ch)vs.チャンパ(Raw 8/8/22)
 ラシュリーは王者として力強く。

 対するチャンパは細かく受けて相手を立てつつ、
 自分を小物ヒールにせず、
 気の強さを見せていますね。
 チャンパらしさに基づくヒール像です。

 ミズもセコンドとして素晴らしい働きで
 一時期Main Eventにも回されていたチャンパが
 ここまで復活してきたのは嬉しい限りです。

 ターン・バックルを外した金属金具にぶつけて決まったかと思いきや
 何度となくニア・フォールでせめぎ合いクライマックスは見応え十分。

 かなりの相性の良さも感じる化学反応が生まれた試合でした。

 ぎりぎり好勝負。

AIC王座戦:ギュンター(ch)vs.シンスケ・ナカムラ(SD 8/12/22)
 ナカムラの武器である蹴りにサブミッション。
 これに対してギュンターは上手く動きを合わせるので綺麗に見えますね。

 ナカムラもまた独特の美学を持った見得を利かせた受け身です。
 攻めても腕と足の両軸で上手く攻防の軸を変えながら攻め込んでいました。

 双方、相手の動きを理解しながら試合を動かして充実の一戦。

 ギュンターのタックルにナカムラがカウンターでニーを打ち込んだりと
 その創意工夫溢れる攻防は素晴らしく、
 PPVでまた見たいと思わせる内容でした。

 ぎりぎり好勝負。

Bドリュー・マッキンタイアvs.ケヴィン・オーウェンス(Raw 8/15/22)
 細かな一進一退を見せつつ、
 観客への働きかけも同時に。
 
 オーウェンスの良さが出ていますね。

 エプロンからのボディ・プレスに始まり、
 コーナー、コーナー上を適切に使ったハード・ファイト。

 最後はウーソーズ乱入でしたが充実の内容でしたね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

CUS王座戦:ボビー・ラシュリー(ch)vs.AJスタイルズ(Raw 8/15/22)
 AJが綺麗な定番ムーブと同時に
 リアルさを感じさせるハード・ムーブで
 ラシュリーのポテンシャルを活かします。

 プロレスの作る面白さと
 作るだけでは伝わり切らない実態の強さがありますね。

 ラシュリー優位な中でミズ、チャンパが現れる追放処分されたりと
 エンタメ要素もあって面白かった。

 序破急の中でパワー・バランスの移ろいがあれば
 より魅力的になりましたね。

 好勝負に少し届かず。

Dシェーマスvs.サミ・ゼインvs.ハッピー・コービンvs.マッドキャップ・モスvs.リコシェ(SD 8/19/22)
 冒頭の整理の仕方は弱いものの
 試合時間がじっくり取られているので、
 各ターン分担制度により一定クオリティに仕上がっています。

 飛びぬけて目を見張らるものではないですが、
 ちょっとした工夫が光っていますね。

 三人目が関わる頻度増えてきて後半戦。
 一人が余りやすい5ウェイっぽさもありつつ、
 とはいえ4ウェイとの明確な差別化は弱いか。

 地元のサミの復活ネタでシンプルに良い流れで盛り上がって〆。

 中々良い試合でした。
 (執筆日:8/?/22)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@US王座戦:ラシュリー(ch)vs.チャンパ(Raw 8/8/22)
AIC王座戦:ギュンター(ch)vs.シンスケ・ナカムラ(SD 8/12/22)
Bドリュー・マッキンタイアvs.ケヴィン・オーウェンス(DQ)(Raw 8/15/22)
CUS王座戦:ボビー・ラシュリー(ch)vs.AJスタイルズ(Raw 8/15/22)
Dシェーマスvs.サミ・ゼインvs.ハッピー・コービンvs.マッドキャップ・モスvs.リコシェ(SD 8/19/22)