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WWE:TV Matches 2018の分析


名勝負 なし
好勝負 ローマン・レインズvs.ドリュー・マッキンタイアvs.フィン・ベイラー(Raw 7/16/18)

@IC王座戦:ローマン・レインズ(ch)vs.サモア・ジョー(1/1/18)
 打撃戦からスタート。
 レインズは上手く脚を使って調整しているし、
 ジョーも良いテンポ・コントロールを見せます。
 ロープ・ワークの重要性も理解しているし、
 重戦車ファイトの性質を良く分かっていますね。
 CMを2回挟むロング・マッチ。
 鉄階段スポットから終盤に持っていく
 変則的な仕掛けはユニークですね。
 攻防を上手くはめ込んでフィニッシュまでの流れも上質。
 TVマッチとは思えない本格派マッチ。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:1/?/18)

Aガントレット・マッチ:ブラウン・ストロウマンvs.ジョン・シナvs.ローマン・レインズvs.セス・ローリンズvs.フィン・ベイラーvs.エリアスvs.ザ・ミズ(Raw 2/19/18)
 レインズvs.セス。
 ヘッド・ロックの攻防から始めると、
 セスの勢いをレインズが耐えて流れを切りシーエム。
 時間をたっぷり使いながら
 それぞれのキャラに則った行為を重ねていきますね。
 セスの感情の乗った動きは素晴らしく、
 ここまでのものは怪我から復帰後初めてではないでしょうか。
 構成自体は少し歪ですが、
 PPVメインでも通用する迸りがあります。
 両者共に輝いていた。
 好勝負に届かずも中々良い試合。 

 セスvs.シナ。
 激戦の後だけに出だしが難しく、
 少し掴みは外れてはいたものの
 シナがセスに体力勝負を挑むという嫌らしい戦法は
 前の試合を汲んでいてガントレット・マッチならでは。
 FUと見せかけエース・クラッシャーとか
 捻った変化が成功していて
 ドラマチックな攻防の表現になっています。
 セスが前の試合を受けてKO寸前の表現になる中で
 シナが緩急をつける役割をしっかり担当。
 前の試合とは別のベクトルの激戦を展開しました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。 

 セスvs.イライアス。
 セスが更に脚攻めまで食らって
 応援の熱は高まるもここでセスを脱落させるなら
 正直イライアスがフィニッシャー一発で沈めてもokだったよね、と。 

 イライアスvs.フィン。
 イライアスの腕狙いとフィンの華麗な動き。
 これはしっかりマッチさせています。
 ただ両者共に体力フルな状態で
 ここからガントレット・マッチの流れは切れた印象。
 悪くない試合。

 フィンvs.ミズ。
 前の試合から変わってスリリングさが出てきて
 消耗具合も重ねていけます。
 ミズの間違いのない試合運びも良く、
 ニアフォール合戦もしっかりある。
 これはまあまあ良い試合でしたね。

 ミズvs.ストロウマン。
 前の試合では一進一退を見せていたミズですが、
 ストロウマンを前にすると逃げるしかなくて、
 実質スカッシュ・マッチ。
 ガントレット・マッチの中にあっても良い内容ですが、
 これがその最後の試合というのは問題でしょう。
 ひどい試合。

 1つの試合として総じて見れば中々良い試合といったところでしょうか。
 (執筆日:2/?/18)

Bアルティメット・ディレイション:マット・ハーディvs.ブレイ・ワイアット(Raw 3/19/18)
 TNAのファイルナル・ディレイションを再現。
 奥さんのピアノ伴奏やドローン、花火など
 定番の要素を盛り込んで行っています。
 元々結構試合としてのクオリティを削る類のものですが、
 これは幾らなんでもひどすぎる印象。
 特に場面転換滅茶苦茶過ぎ。
 TNAを貶めるために意図的に
 ごみくずの様な内容に仕上げているのかとも思いましたが、
 正直今のTNA(Impact Wrestling)は落ちすぎて意識するレベルでもないし、と思い
 改めて愕然とする、ひどい試合です。

C(勝者がMITBの形式を決定):AJスタイルズvs.シンスケ・ナカムラ(5/15/18)
 序盤を得意技の適正配置で無難にこなします。
 英国観客の反応が良く、
 大きなチャント合戦でバックアップします。
 ナカムラが支配ターンを
 教科書に沿った緩急で良質な試合運びを見せます。
 AJもテンポは一致してるので
 切り返し合いも上手く入っていますね。
 ただエプロンの攻防から
 見せ場への持って行き方が弱く、
 終盤の伸びが一歩足りなかったのが勿体無かった。
 最後はナカムラがロー・ブロー打たれた振りから
 キンシャサ、とストーリー的にも意味ある形でフィニッシュ。
 まだまだ凄い試合にはならないものの
 PPVも不完全燃焼の試合だったことを考えると上出来。
 中々良い試合です。

D#1コンテンダーズ・ガントレット・マッチ:ルセフvs.ダニエル・ブライアンvs.サモア・ジョーvs.ビッグE vs.ザ・ミズ(SD 6/19/18)
 まずはブライアンvs.ビッグE。
 ブライアンの構築力は流石ですね。
 ビッグEもしっかり観客を見ながら試合を進めている。
 CMの挟み方は微妙。
 後半ビッグEのスポットがピンポイントで映え、
 想像以上の激戦となりましたね。
 単体で見ても中々良い試合ぐらいのクオリティがある。

 ブライアンvs.ジョー
 激戦の後にジョー、と適切なブック。
 やや勿体無い繋ぎの内容ながら
 シチュエーションを上手く際立たせている。
 ジョーが場外スリーパーでリングアウト勝ちを狙うも
 切り替えされてリングに時間内に戻れないという
 結末は素晴らしかったですね。

 ここでハーパー、ローワンが乱入しブライアンをKO。
 ミスター小悪党のミズが即座にクラッシング・フィナーレを決めて勝利。
 両者のキャラに合った、今後にも繋がるブックでした。

 ということで最後はルセフvs.ミズですが、
 それぞれフル・コンディションで対決。
 こういう構成はガントレット・マッチの正解の一つではあります。
 ルセフが初手ドロップ・キックや
 ここぞに技を畳み掛けつつ間を置いたりと
 大きな支持を受けている今の状態にあった素晴らしいファイト。
 ミズも小気味良いパフォーマンスを見せました。
 ただ、やや体格が劣る中で本領を出し切れない部分もあったか。
 最近のミズならもっといける印象です。
 ブライアンvs.ビッグE程ではないにしろ
 トリをしっかり務めて見せました。
 平均的な良試合程度。

 ブックの妙が味わえるガントレット・マッチ。
 トータルで好勝負に少し届かず。

EIC王座戦:ドルフ・ジグラー(ch)vs.セス・ローリンズ(Raw 6/25/18)
 序盤は攻守の切り替えを適度に入れてるだけ。
 印象には残らず、かなり抑えている作り方です。
 マッキンタイアが介入して追放処分になった所から
 試合の基点となる部分にしっかりスポットをはめこむようになる。
 こうなると見違えるように見所ばかり、
 観客の集中も途切れない内容になります。
 試合時間水増しのためだけの
 前半の時間つぶしはいらなかった。
 そして非常に良い雰囲気になっていたところに
 マッキンタイアの再びの乱入でDQという結末。
 再戦なのでこのフィニッシュは仕方ないにしても
 これまた30分弱の試合時間設定でやると逆効果。
 前半カットして20分弱でこの結末にすれば良い。
 後半の一部シーンだけで言えば好勝負級だが、
 トータルで見ると平均的な良試合。

Fローマン・レインズvs.ドリュー・マッキンタイアvs.フィン・ベイラー(Raw 7/16/18)
 変に関係性のない3ウェイだからこそ
 頻度の高い形を作り過ぎない3ウェイになっています。
 中でもマッキンタイアが存在感を示しましたね。
 Evolveで進化し身につけたパワー、風格を如何なく発揮している。
 それぞれ伸びやかな動きを見せ、
 ダイブや椅子といった
 それぞれの個性を加えながら展開。
 順調に進みつつも落ち着いてきた頃合に
 フィンが椅子を連打するという、
 良い意味で「らしからぬ」特別なムーブ。
 そこからフェンスごと破壊のスピアーなど
 飛び切りのスポットで一気に押し切りましたね。
 こんな試合が見られるとは思わなかった。
 ぎりぎり好勝負。

 (執筆日:7/?/18)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@IC王座戦:ローマン・レインズ(ch)vs.サモア・ジョー(1/1/18)
Aガントレット・マッチ:ブラウン・ストロウマンvs.ジョン・シナvs.ローマン・レインズvs.セス・ローリンズvs.フィン・ベイラーvs.エリアスvs.ザ・ミズ(Raw 2/19/18)
Bアルティメット・ディレイション:マット・ハーディvs.ブレイ・ワイアット(Raw 3/19/18)
C(勝者がMITBの形式を決定):AJスタイルズvs.シンスケ・ナカムラ(5/15/18)
D#1コンテンダーズ・ガントレット・マッチ:ルセフvs.ダニエル・ブライアンvs.サモア・ジョーvs.ビッグE vs.ザ・ミズ(SD 6/19/18)
EIC王座戦:ドルフ・ジグラー(ch)vs.セス・ローリンズ(DQ)(Raw 6/25/18)
Fローマン・レインズvs.ドリュー・マッキンタイアvs.フィン・ベイラー(Raw 7/16/18)