TOPアメリカン・プロレスWWE TV Matches →WWE:Best of TV Matches 2015 part.1

WWE:Best of TV Matches 2015 part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 セス・ローリンズvs.ディーン・アンブローズ(Raw 5/4/15)

@ダニエル・ブライアンvs.セス・ローリンズ(Raw 2/2/15)
 ブライアンが普段やらない動きから腕攻め開始。
 相手がセスだからこそのチャレンジでしょうが、
 リズムは余り良いとは言えないかな。
 セスのターンに移りますが、
 こちらはヒールとしての気概と共にフロー感のある試合運び。
 J&Jが絡むタイミングが見事ですね。
 ショーもセコンドについていますが、
 こちらは直接手を出さず身振りで試合の展開を明示している。
 ブライアンがYES唱和を受けて
 一挙手一投足で観客をのせていくと終盤は一進一退。
 最後は介入阻止で出てきたレインズと
 ブライアンの必殺技が見事に決まって
 非常に見栄えの良い勧善懲悪エンディング。
 好勝負に少し届かず。

AIC王座戦:ダニエル・ブライアン(ch)vs.ドルフ・ジグラー(Raw 3/30/15)
 ブライアンのテクニックにジグラーもそれに見合ったセル。
 2人の信頼感が見えてきますね。
 ジグラーからヘッド・バッドを繰り出すと
 ブライアンも激しい打撃で応じます。
 CM抜きで9分しか与えられていないために焦っているのでしょうか、
 大技に依存して無駄にテンポの速い進行です。
ちょっと詰め過ぎたかな。
 WWEでまさかのヘッド・バッド合戦を繰り出し〆。
 いつぞやのベノワvs.エディを髣髴とさせる一戦。
 中々良い試合でした。

BUS王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.ディーン・アンブローズ(Raw 3/30/15)
 シナがヘッド・ロック戦略を行えば、
 アンブロはフェイスらしいクローズライン連発。
 フェイス対決ならでは自由度のある試合になっています。
 得意技の競演という定番も抑えていますね。
 アンブロの掟破りSTFも絶妙のポイントで
 何が起こるか分からない雰囲気感を作り出しました。
 最後は繊細に流れを作りフィニッシュ。
 中々良い試合でした。
 引き続きオープン・チャレンジに期待が高まります。

Cセス・ローリンズvs.ディーン・アンブローズ(Raw 5/4/15)
 アンブローズが勝利すれば王座戦に加わる、という
 勝利条件を試合前にケインがアナウンス。
 それを受けての丸め込みから突発的にスタート。
 そのリズムを落とさないアンブローズの試合運びが見事。
 投打締の使い分けが良いですね。
 一方のセスはゆったりとペース・ダウンの役目。
 もう少し観客を煽っても良いかな、とは思います。
 アンブローズがトルネードDDTを決めた後
 敢えて寝そべったままにして
 孤立後の猛攻みたいな見せ方をしたのは面白い。
 独自の感性がいかんなく発揮されています。
 リング・アウト・ネタやJ&J介入による彩りを加えながら
 FCWで見せた数え歌のポテンシャルが
 ようやく一軍でも良い形で発揮された内容。
 ぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:5/?/15)

DUS王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.セス・ローリンズ
(Raw 7/27/15)
 セス単体でいつものダウン・スタイルはやや不釣り合いと見たか
 コーナーへの自爆などをキーに得意のスタイルに持ち込みました。
 セスはやや王道過ぎる試合運びですが、
 切り返し合いの作り方は2人の個性を活かしていて面白い。
 最近のシナの多彩な攻防という路線にもフィットしている。
 途中、セスのハイ・ニーがシナの鼻に入り骨折というアクシデントがありますが、
 それでも攻防を続け、ストレートな面白さを失いませんでした。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:8/?/15)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@ダニエル・ブライアンvs.セス・ローリンズ(Raw 2/2/15)
AIC王座戦:ダニエル・ブライアン(ch)vs.ドルフ・ジグラー(Raw 3/30/15)
BUS王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.ディーン・アンブローズ(Raw 3/30/15)
Cセス・ローリンズvs.ディーン・アンブローズ(Raw 5/4/15)
DUS王座戦:ジョン・シナ(ch)vs.セス・ローリンズ
(Raw 7/27/15)