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WWE:Best of TV Matches 2013 Part.2 The Shield of Justiceの分析


名勝負 なし
好勝負 ザ・シールド(ディーン・アンブローズ、ローマン・レインズ、セス・ローリンズ)vs.チーム・ヘル・ノー(ダニエル・ブライアン、ケイン)、コフィ・キングストン(Raw 5/20/13)

タッグ王座戦、ノーDQ:ザ・シールド(セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.ゴールダスト、コーディ・ローデス(Raw 10/14/13)

@イリミネーション・マッチ:ジョン・シナ、チーム・ヘル・ノー(ダニエル・ブライアン、ケイン)vs.ザ・シールド(ディーン・アンブローズ、ローマン・レインズ、セス・ローリンズ)(Raw 5/13/13)
 前半はシナの存在価値は余りなく、
 ヘル・ノーとシールドがそれぞれチームとしてのまとまりで勝負しました。
 ブライアンとケインのタッチのタイミングは適切でしたね。
 シールドも3人とも最高に輝いていました。
 レインズのアピールは絵になっているし、
 セスのスピード感、荒っぽい行動と表情は良い。
 アンブローズの仕草はドラマを作り出します。
 素直に試合を進行させケインがチョーク・スラム狙いの所までいったところで
 場外に移りシールドを蹴散らす展開でDQ抜け。
 ここからシナも表舞台へ。
 得意のダウン表現で孤立役を務めます。
 このシーンにおけるレインズのジャンピング・パンチは格好良かったですね。
 伝説のデュガンの一発を彷彿とさせました。
 将来的にはシナvs.レインズも見てみたい。
 ブライアンがホット・タッグから見事なまでの勢いを生み出すもアンブローズのフィニッシャーの前に沈みます。
 ここで一旦仕切りながら観客との一体感を高めたのは素晴らしかった。
 結局、ほとんどが中途半端な脱落方法でしたが、
 この6人でイリミネーション・マッチをした価値は十分に出している。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:5/?/13)

Aザ・シールド(ディーン・アンブローズ、ローマン・レインズ、セス・ローリンズ)vs.チーム・ヘル・ノー(ダニエル・ブライアン、ケイン)、コフィ・キングストン(Raw 5/20/13)
 コフィが回転力に磨きを増した動きで感嘆させ、
 ブライアンは苛烈な蹴りとサブミッションで観客をのせます。
 ケインがそのリズムを引き継ぎ、
 再び自分の番が回ってきたコフィは打撃を重く叩き込み
 サブミッションを厳しく締めあげるように見せる。
 この上手い見せ方には驚きました。成長しましたね。
 このコフィが孤立。
 レインズの荒々しさは唸り声含めて素晴らしい。
 セス、アンブローズの見事なフロー感も抜群。
 タッチ成功後のブライアンが相変わらず信じられない程の盛り上がりを生み出します。
 一度区切って中盤を続けることを選ぶも
 上手くクール・ダウンしていてテンションは決して落ちていません。
 またブライアンの猛攻を前半のホット・タッグで使っていて良かったのか、と思ったいたら
 2方向への同時ダイブ・スポットでそれを上回ってきました。
 クライマックスにもう少しボリュームは欲しいものの
 個<結束で上回ったイメージ感のある良いフィニッシュでした。
 文句なしに好勝負。

Bザ・シールド(ディーン・アンブローズ、ローマン・レインズ、セス・ローリンズ)vs.ランディ・オートン、シェーマス、コフィ・キングストン(SD 5/24/13)
 オートンは間の使い方、動きの鋭さが素晴らしく、
 コフィは前回と同じく身体能力を上手く使っている。
 一方シェーマスが若干タイミング取りが粗いのが気になりましたね。
 別に悪くはないけれどもこれならコフィが代わりに孤立役を務めた方が良かった。
 レインズのジャンピング・パンチからのオートンの孤立シーンは上質。
 そこから代わったシェーマスがセスの素晴らしい受身もあって会場を爆発させます。
 最後の複数の必殺技を使ったまとめ方も格好良かった。
 中々良い試合。

Cタッグ王座戦:ザ・シールド(セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)(ch)vs.チーム・ヘル・ノー(ダニエル・ブライアン、ケイン)(Raw 5/27/13)
 シールドがリングに陣取っていて乱闘からスタート。
 アンブローズもいるのでもう少し派手にやっても良かったですが掴みはまずまず。
 ベースは両者共に一定以上のテンポをつけた試合運び。
 ケイン孤立からのブライアンへのホット・タッグで大きな盛り上がりを生み出します。
 ブライアンの流れを生み出すエネルギッシュな動きは素晴らしいですね。
 その後のブライアン孤立もクオリティは落ちない。
 セスの煽りは十分に伝わってくるし、
 ブライアンの受身もあってレインズの力強さもトップ・クラス。
 終盤のまとめ方も印象的で右肩上がりに盛り上がった試合でしたね。
 中々良い試合。

Dザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.チーム・ヘル・ノー(ダニエル・ブライアン、ケイン)、ランディ・オートン(Raw 6/3/13)
 セスは守勢に回った時に受けすぎですね。
 軽い抵抗を入れるか受けの要素を強めたいところ。
 ただ均衡に近くなった時の調整は見事です。
 レインズはセコンド時に動く役回りが多いですが、しっかりこなせていますね。
 アンブローズは相変わらず万能で間を取り持っている。
 一方のヘル・ノー。
 ケインはそつなくこなし、ブライアンはホット・タッグ時の盛り上げが世界最高。
 ここに今回オートンが加わる形でしたが、
 孤立役として見せ方、リアクション共に素晴らしく、ブライアンに引けを取らない貢献でしたね。
 最後は一気に入り乱れ必殺技の組み合わせで魅せました。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:6/?/13)

Eセス・ローリンズvs.ダニエル・ブライアン(Raw 6/10/13)
 前の試合の結末を受けてのトペ、YES合唱で試合前に大きな一体感を作り出します。
 そこからの奇襲スタート及び反撃で
 手短なシーンでありながら早くもダイナミズムを生み出しています。
 セスの思い切りの良い受身も良かったですね。
 かついてインディーで数え歌を行っただけに
 気心知れていてロメロ・スペシャルの攻防は素晴らしかった。
 セスに主導権が移ってからちょっと落ち着き過ぎたきらいはありますね。
 セスはもっと煽るなりしても良かった。
 綺麗な流れで終盤に突入し齟齬なくお互いの二ア・フォールを生み出しています。
 乱入劇から上手くまとめあげました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Fザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.チーム・ヘル・ノー(ダニエル・ブライアン、ケイン)、ランディ・オートン(SD 6/14/13)
 CMを除いて9分程度とこれまでより若干短いですね。
 しかしシールドが基本受け手に回る形で全力で魅せてきます。
 シールドのテンポ、ヘル・ノーの緩急が交わり、
 そこにトップ・スターのオートンが楔を打って確かなものとします。
 オートンのデフォルメ・ムーブによる盛り上げは
 トリオ・マッチに打ってつけの広がりを持たせましたね。
 最後の締め方も最高。
 観客も声を大にして熱狂した内容でした。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:6/?/13)

Gタッグ王座戦、ノーDQ:ザ・シールド(セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.ゴールダスト、コーディ・ローデス(Raw 10/14/13)
 最初コーディとセスのテンポ合っていない所もありましたが
 ゴールダストが典型で軌道を修正。
 それだけでなく、ちょっとした緩急により
 序盤から勝負を狙っている意図を見せ緊張感を作り出しました。
 シールドの外からのコントロール、
 コーディの良い塩梅の抵抗加減で盛り上げますが
 中盤においてもゴールダストがスティール。
 適切な拍手要請と足捌きは素晴らしく、
 緩急の生み方は洗練されていて豊かです。
 元々親の七光どころか資質のあった選手でしたが、ここにきて目覚めましたね。
 孤立役として静動織り交ぜて苦しみを表現しました。
 ホット・タッグからの爆発は
 コーディのキレの良い技とレインズの耐えアピールが目玉。
 クライマックスはアンブローズがリングに入り完全に3対2で試合を壊す展開です。
 ロープ・ワークの使い方が上手かったですね。
 最後はショーが乱入してのKOパンチですが、
 ここはクロス・ローズを決めてフィニッシュすべきではありました。
 ぎりぎり好勝負。


注目試合の詳細

なし

試合結果

@イリミネーション・マッチ:ジョン・シナ、チーム・ヘル・ノー(ダニエル・ブライアン、ケイン)vs.ザ・シールド(ディーン・アンブローズ、ローマン・レインズ、セス・ローリンズ)(DQ)(Raw 5/13/13)
Aザ・シールド(ディーン・アンブローズ、ローマン・レインズ、セス・ローリンズ)vs.チーム・ヘル・ノー(ダニエル・ブライアン、ケイン)、コフィ・キングストン(Raw 5/20/13)
Bザ・シールド(ディーン・アンブローズ、ローマン・レインズ、セス・ローリンズ)vs.ランディ・オートン、シェーマス、コフィ・キングストン(SD 5/24/13)
Cタッグ王座戦:ザ・シールド(セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)(ch)vs.チーム・ヘル・ノー(ダニエル・ブライアン、ケイン)(Raw 5/27/13)
Dザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.チーム・ヘル・ノー(ダニエル・ブライアン、ケイン)、ランディ・オートン(Raw 6/3/13)
Eセス・ローリンズvs.ダニエル・ブライアン(Raw 6/10/13)
Fザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.チーム・ヘル・ノー(ダニエル・ブライアン、ケイン)、ランディ・オートン(SD 6/14/13)
Gタッグ王座戦、ノーDQ:ザ・シールド(セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.ゴールダスト、コーディ・ローデス(新チャンピオン!)(Raw 10/14/13)