WWE:Best of TV Matches 2005の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ショーン・マイケルズvs.シェルトン・ベンジャミン(Raw 5/2/05) レイ・ミステリオvs.エディ・ゲレロ(SD 6/23/05) クリス・ベノワvs.ウィリアム・リーガル(Velocity 7/16/05) |
@ショーン・マイケルズvs.シェルトン・ベンジャミン(Raw 5/2/05)
まずはHBKがプロレスのレスリングではなくて良いからとベンジャミンにアマレスをさせ翻弄させます。
HBKが矯正しながらベンジャミンの身体能力を最大に生かしたスポットへと持って行き早い段階で終盤モードに突入です。
それぞれ死力を尽くした攻防で最後のフィニッシュは名場面に挙げられる素晴らしい物でしたね。
基本的にベンジャミンの試合運びの弱さははっきりと出ていました。
最初のレスリングの仕方もそうだし、相手の意思を読み取れていないし、
両者ダウンを頻繁に挟む事になっていますからね。
しかしそういう欠点はある程度激戦の雰囲気に飲み込まれているし、
これまでの試合の中でベンジャミンの身体能力が最大限に活かされた試合である事は確かなのです。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:7/18/10)
Aエディ・ゲレロvs.レイ・ミステリオ(SD 6/23/05)
やっていることはオーソドックス最小限のレスリングなのですが、
エディは表情で繊細にストーリーを語りますね。
レイがエディの痛めた腹を攻め
技巧で勝負する部分は少し物足りなかったか。
しかし中盤エディがレイをコーナー上から突き落とすと
一気にギアをあげ荒々しく悪辣漢に転じます。
強烈な腰攻めもインパクトありましたね。
通常放送なので、特殊演出がある訳ではありませんでしたが、
会場との一体感を大事に、
定番ポイントへの過程を一進一退を丁寧に作ることで、
30分弱の試合時間を上手くこなしました。
ぎりぎり好勝負。
Bクリス・ベノワvs.ウィリアム・リーガル(Velocity 7/16/05)
試合は主にヨーロピアンの切り返しを含みながらのチェーン・レスリング。
防御のテクニックを見せ場にしている他、
相手の協力を最低限に抑え、それに伴い技をかけた方も疲弊する等
リーガルの独自の世界観が描かれていますね。
Velocityだからこそ出来た挑戦的な内容といえます。
ただ少々古めかしく退屈なのも確かです。
リーガル自身に衰えが見え始めている状況ですからね。
進歩は必ずしも悪い事ばかりではないのですからそれで補う事で
観客が楽しめるようほんの少しばかりの配慮を見せて欲しかった。
しかし知られずに埋もれるには惜しい技巧対決です。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:7/18/10)
Cカート・アングルvs.シェルトン・ベンジャミン(Raw 8/22/05)
HBKと同じくベンジャミンにアマレスをさせる事で弟子の成長を語り、
ジャーマンを着地させたり、場外へのベリー・トゥー・ベリーなどの過激な技により身体能力が活きる場を生み出しています。
これまたベンジャミンの試合運び、サブミッションを食らっている時の行動には物足りなさがありました。
サブミッションはその技自体に説得力があったけど、
HBKと違って相手の動きにより依存するカートの試合運びではHBK程のレベルに持っていく事は出来ませんでしたね。
そのためベンジャミンvs.HBK戦には劣りますが
この日の観客はPPVも顔負けの物凄い盛り上がりを見せているので
シェルトンのシングル・マッチの中では3本指に入るであろう試合に仕上がっています。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:7/18/10)
注目試合の詳細
@ショーン・マイケルズvs.シェルトン・ベンジャミン(Raw 5/2/05)組むとHBKがバックを取りテイクダウン。
シェルトンガ回転しバックを取る。
もがくHBKポジションを取り続ける。
HBKがロープに逃げる。
組むとHBKがヘッド・ロック。
ハンマー・ロック。
シェルトンがハンマー・ロック。
HBKがハンマー・ロック。
テイク・ダウン。
シェルトンが回転しバックを取る。
反転するHBKのポジションを取り続ける。
HBKがロープに逃げる。
組むとHBKがグラウンド・ヘッド・ロック。
シェルトンが起き上がりロープに振る。
HBKがショルダー・タックル。
ロープに走る。
シェルトンがヒップ・トスを狙う。
HBKが体勢を入れ替えヒップ・トス。
シェルトンが食らいながらもすぐに蹴り上げる。
アーム・ドラッグ。
アーム・ドラッグ。
3発目を狙う。
HBKが逃げる。
組むとシェルトンがグラウンド・ヘッド・ロック。
HBKが両肩をつけにいく。
カウント2で耐えられたので起き上がりパンチ。
ヘッド・ロック。
シェルトンがロープに振る。
HBKがショルダー・タックル。
ロープに走る。
伏せたシェルトンを丸め込む。カウント2。
エルボーで倒す。
起こしてチョップ。
ロープに振りボディ・スラムを狙う。
シェルトンが後ろに逃れオコーナー・ロールへ。
ロープを掴んで防がれるもすぐに起き上がり道連れクローズライン。
自身は着地しリングに戻る。
(CM)
HBKがコーナー上のベンジャミンを殴りつけ雪崩式バック・ドロップへ。
ベンジャミンがクロス・ボディに切り返す。
両者ダウン。
シェルトンが殴りつけようとする。
HBKは避けるとチョップを打っていく。
ロープに走る。
シェルトンがカウンターでサモアン・ドロップ。
両者ダウン。
殴りあう。
シェルトンが連打しロープに振ろうとする。
振り返されるもクローズライン。
クローズライン。
クローズライン。
パンチを受け止めるとバック・ブリーカー。
カバー。カウント2。
ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
HBKが蹴り上げチョップ。
ロープに振ろうとする。
振り返されるもフライング・フォア・アームズ。
両者ダウン。
HBKが跳ね起きる。
シェルトンが跳ね起きる。
シェルトンが蹴りを放つ。
HBKが受け止めると下ろして持ち上げようとする。
シェルトンがサンセット・フリップへ。
HBKが逃れ押さえにいく。
シェルトンがカウント2で丸め込む。カウント2。
HBKがチョップで打ち倒す。
シェルトンを起こすとコーナーにもたれさせチョップ。
コーナーに振ろうとする。
シェルトンが振り返しスプラッシュ。
Tボーンを狙う。
HBKがエルボーを打ち下ろして行きリバース・スープレックス。
起き上がるとスイート・チン・ミュージックへ。
シェルトンは避けると蹴りを放つ。
受け止められまわされるもそれを利用してスピン・キック。
カバー。カウントは2。
HBKをコーナーにのせると殴りつける。
コーナーに上る。
HBKがエルボーを打ち込んで行き落とす。
ダイビング・エルボー・ドロップを決める。
何とか起き上がるとコーナーで前奏を鳴らす。
スイート・チン・ミュージックへ。
シェルトンは受け止めるとハイ・キック。
カバー。カウントは2。
パンツを掴んできたHBKにバック・エルボーを叩き込んで倒す。
跳躍してコーナーにのると、すぐに後ろに飛びダイビング・クローズライン。
カバー。カウント2。
ロープに走る。
HBKがかわして場外に投げようとする。
シェルトンがエプロンに着地しスプリングボードへ。
HBKがスイート・チン・ミュージックで打ち落とし1,2,3!
HBKの勝利!
Bクリス・ベノワvs.ウィリアム・リーガル(Velocity 7/16/05)
組むと押し合って動かない。
ベノワがコーナーに押し込む。
こづきあい、レフェリーが引き離す。
組むとリーガルがヘッド・ロック。
ベノワが腕を押し上げ倒そうとする。
リーガルが回転しヘッド・ロックにいこうとする。
ベノワがリスト・ロック。
リーガルが前転からスナップ・メア。
チン・ロックへ。
ベノワが逃れリスト・ロック。
リーガルがスナップ・メアを決めチン・ロックへ。
ベノワがリスト・ロック。
リーガルが回転。
アーム・ドラッグへ。
ベノワは食らいながらもハンマー・ロックを決める。
リーガルは起き上がると回転しフロント・ヘッド・ロック。
ベノワが腕を捻って叩きつける。
(CM)
力比べ。
リーガルが押し込む。
ベノワがブリッジで耐える。
リーガルがニー。
ベノワは耐えると起き上がり逆に押し込む。
リーガルが両脚でベノワの首を挟み蹴りつける。
跳ね起きるとヘッド・バッド。
ベノワが打ち返す。
両手を掴んだ状態。
ベノワがモンキー・フリップから上になる。
ボディ・シザースを食らうも殴りつけていく。
起き上がる。
ニー。
リーガルがフルネルソンへ。
ベノワが体勢を入れ替える。
リーガルが脚で切りフルネルソン。
ベノワが体勢を入れ替えドラゴン・スープレックス。
両者ダウン。
ベノワがリーガルをコーナーに押し込み叩きつける。
チョップを打ち込み倒す。
ニーを打ち込もうとするがリーガルは脚でガード。
ベノワはリーガルを起こしてニー。
ふらついたリーガルのバックを取る。
リーガルがバック・エルボーで抵抗。
ベノワは放しかけるもパンツを掴んで引き寄せるとジャーマン。
リーガルが頭部にビッグ・ブーツ。
カバー。カウント2。
何度もカバーするもカウント2。
アーム・ロック。
抵抗され逃れられるも上にかぶさる形。
STFを狙う。
ベノワが防いでロープに逃げる。
リーガルがベノワの背中に蹴り。
チキンウィング・クロス・フェイスへ。
ベノワはぎりぎりで防いでいる。
リーガルはベノワを倒すとロメロ・スペシャルを決める。
そこからドラゴン・スリーパー。
ベノワがバック・エルボーで逃れる。
(CM)
リーガルがニー。
ベノワがタックルを狙う。
リーガルは切るとスクール・ボーイ。カウント2。
蹴りをいれバック・スライド。カウント2。
ベノワが両脚を取って倒しシャープ・シューター。
リーガルがロープに手を伸ばすもベノワが引き戻す。
リーガルが何とかロープを掴む。
リーガルがニー。
ニー。
スナップ・メア。
胸に蹴りを叩き込む。
カバー。カウント2。
チン・ロック。
エルボーを頭部に打ち込む。
バタフライ・スープレックスを狙う。
ベノワは脚をかけて耐える。
リバース・スープレックスに返す。
リーガルは食らいながらもロックを離さない。
起き上がるとニーを突き上げていく。
そしてバタフライ・スープレックス。
何度もカバーするがカウント2。
ドロップ・キック。
カバー。カウント2。
ツームストンを狙う。
ベノワがもがいて体勢を入れ替える。
ショルダー・ブリーカー。
クロス・フェイスを決める。
リーガルがタップする!
ベノワの勝利!
Cカート・アングルvs.シェルトン・ベンジャミン(8/22/05)
グラウンド 勝負で試合開始。
ベンジャミンもカートと対等についていく。
カートがバックを取りジャーマンを狙う。
ベンジャミンは一回転して着地ロープを下げてカートを落とす。
カートが優位に立ちジャーマンを決める。
ゆっくりとベンジャミンを痛めつけていく。
ベンジャミンはコーナーへの攻撃を避けスパイン・バスター。
ベンジャミンはクローズラインを連発で決めていく。
カートは上手くその勢いを殺し逆にアンクル・ロックを狙う!
ベンジャミンはカートを蹴り飛ばすとスピン・キック。
そしてコーナーに登る。
カートがコーナーを駆け上がりベリー・トゥー・ベリー。
カバーするもカウントは2。
ならばと肩ひもを外しアングル・スラムへ!
しかしベンジャミンはDDTに返す!
カバーするもカウントは2!
ベンジャミンがTボーン・スープレックスを狙う!
しかしカートはベンジャミンを倒してアンクル・ロック!
たまらずベンジャミンはタップ・アウト!
カートは椅子を持ち出してくる。
椅子の上に乗りレフェリーにメダルをかけさせる。
試合結果
@ショーン・マイケルズvs.シェルトン・ベンジャミン(Raw 5/2/05)Aエディ・ゲレロvs.レイ・ミステリオ(SD 6/23/05)
Bクリス・ベノワvs.ウィリアム・リーガル(Velocity 7/16/05)
Cカート・アングルvs.シェルトン・ベンジャミン(Raw 8/22/05)