WWE:TV Matches Best of NXT UK 2021 part.4の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | Aキッドvs.ネイサン・フレイザーvs.ランページ・ブラウン(NXT UK 9/23/21) NXT UK王座戦:イルヤ・ドラグノフ(ch)vs.Aキッド(NXT UK 10/14/21) |
@Aキッドvs.ネイサン・フレイザーvs.ランページ・ブラウン(NXT UK 9/23/21)
ブラウンがパワフルな立ち回り。
キッド、ネイサンが2人がかりで立ち向かうも必ずしも優位に立てないパワー・バランスです。
ビッグ・マン1人と軽量級2人という構図自体はありがちですが、
2人がかりで攻めると普通にダウンさせて楽することが多い中、
ここまでアクション性を追求する意欲性には目を見張りますね。
抜擢されたフレイザーも躍動感ある動き。
自分たちが最高峰だ、というNXT UK所属としての共通の強い意志を感じる
エネルギーのある攻防でしたね。
スポットも一つ一ついつもより高速に叩きつける等
工夫をこらしてインパクトを増して、
KOするまで潰し合う、といった印象を持たせる激戦でした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:9/?/21)
Aマスタッシュ・マウンテン(トレント・セヴン、タイラー・ベイト)vs.アシュトン・スミス、オリヴァー・カーター(NXT UK 9/30/21)
スミス、カーターは身振り良く、
相手との距離感も適切に保てています。
ユニークな連携技もあり
ここからランクが上がっていくのが楽しみですね。
スミス、オリヴァーの魅力を伝えつっつ
試合の枠組みを作ったMMもお見事です。
終盤の攻防も見応えがあり、
他のチーム乱入がある中で波乱もあるかも、と思わせることに成功しています。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:10/?/21)
Bジョー・コフィーvs.ジョーダン・デヴリン(NXT UK 9/30/21)
デヴリンが軽く見てコントロールにかかるも
ジョーがしっかり対応して重い一発一発。
ビッグ・マン相手だと細かな所作・調整が最近光っていたジョーですが、
今回軽いデヴリン相手だとその受けに少し違和感を覚えますね。
ジョーのコーナーを使った身軽な動きを中心に
目新しい攻防が次々と生まれるので観客の関心も高く盛り上がりましたね。
中々良い試合。
(執筆日:10/?/21)
Cヘリテイジ・カップ・コンテンダーズ・トーナメント決勝:ノーム・ダーvs.ウルフギャング(NXT UK 10/7/21)
ダーがウルフギャングのパワーを抑え込むグラップルを見せる序盤や
ウルフギャングのタフっぷりに攻め手に回りながらもダーが気圧される終盤など
お互いのキャラとスタイルがハマりつつも
それは決して凄い技能的とまでは言い切れない所があります。
ただとにかくR制のストーリー・テリングが完璧。
R時間切れ寸前にフィニッシュになりえる見せ場、
試合の展開上重要なスポットが容易されています。
この再現性の容易さがかえって高評価を躊躇させるものの
こういう試合は団体、裏方、レスラーが同じ方向向いて良いスパイラルを生んでいるからこそ出来ること。
それは単純に手放しで喜びたいですね。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:10/?/21)
DNXT UK王座戦:イルヤ・ドラグノフ(ch)vs.Aキッド(NXT UK 10/14/21)
キッドの速射砲の蹴りに対しイルヤの重い打撃。
体格的には変わらないのに
アクションとしてのカラーは違っていてスケールが広がります。
強烈な印象を残す動きによるイルヤの脚攻め。
その中でキッドもテクニカルな動きで体勢を変え、
カウンター・ヒットで強烈な反撃。
どちらも全くもってオリジナルといえます。
一本筋に留めず、あらゆる要素を全力で。
それ故どのムーブも起点になりえる攻防です。
イルヤの劇画の世界に
キッドの何でもできる動きが色鮮やかな華を咲かせました。
終盤のまとめ方は弱く改善の余地もありましたし、
まだまだこの数え歌には可能性がありそうですね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:10/?/21)
注目試合の詳細
なし試合結果
@Aキッドvs.ネイサン・フレイザーvs.ランページ・ブラウン(NXT UK 9/23/21)Aマスタッシュ・マウンテン(トレント・セヴン、タイラー・ベイト)vs.アシュトン・スミス、オリヴァー・カーター(NXT UK 9/30/21)
Bジョー・コフィーvs.ジョーダン・デヴリン(NXT UK 9/30/21)
Cヘリテイジ・カップ・コンテンダーズ・トーナメント決勝:ノーム・ダーvs.ウルフギャング(2-1)(NXT UK 10/7/21)
DNXT UK王座戦:イルヤ・ドラグノフ(ch)vs.Aキッド(NXT UK 10/14/21)