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WWE:TV Matches Best of NXT UK 2020の分析


名勝負 NXT UK王座戦:ウォルター(ch)vs.イルヤ・ドラグノフ(NXT UK 10/29/20)
好勝負 イルヤ・ドラグノフ、ピート・ダンvs.ウォルター、アレキサンダー・ウルフ(NXT UK 10/15/20)

@ノーDQ:イルヤ・ドラグノフvs.アレキサンダー・ウルフ(NXT UK Ep.76 1/2/20)
 前回素晴らしい試合をした両者。
 ノーDQでのリマッチです。

 入場するなり殴り合いを始めると
 ハイ・テンションのまま竹刀に椅子にテーブルとハードコア。

 各凶器の使い方が画一的でないのは勿論のこと、
 彼らならではの男気溢れる心理戦がこのカードの醍醐味ですね。

 只単に体を張るだけでなく、
 喉に椅子を押し付けてぶつけたり、
 椅子で手をはさんだりと
 観客がより痛みを想像しやすいかまで配慮しているのも評価できる。
 
 このカードは是非PPVで3戦目を見たい。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:1/?/20)

Aイルヤ・ドラグノフvs.Aキッド(NXT UK 4/30/20)
 (放送されたのは上記だが、実際は3/6/20に行われたダーク・マッチ)
 イルヤの力強い動きに
 キッドもしなやかな動きで隙を逃さず対抗。
 攻撃的に火花を散らすレスリングです。

 イルヤは力でなぎ倒したかと思ったら
 ハンド・スプリング・クロス・ボディを放ったりと
 なんでもできる彼の強みが出ています。

 キッドも予想のつかないカウンターで終盤も一進一退。
 イルヤの太い攻めにキッドも最後まで勝ち目を残しましたね。
 またリマッチが見たい。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:4/?/20)

Bイルヤ・ドラグノフvs.ノーム・ダー(NXT UK 9/17/20)
 UKも再開。
 立ち構えから雰囲気を出してリアルなレスリング。
 荒っぽさや軽やかさを両立させています。

 とはいえ試合時間はそんなにないので十分に堪能できず。

 ダーのテクニカルな部位攻めや
 イルヤに負けじと感情を押し出した打撃戦ももっと見たかった。

 そして独特の世界観に入ったものの最後は介入絡み。

 とにかくもっと見たかった、と思わせる内容。
 PPVで再戦希望ですね。

 中々良い試合。
 (執筆日:9/?/20)

Cイルヤ・ドラグノフ、ピート・ダンvs.ウォルター、アレキサンダー・ウルフ(NXT UK 10/15/20)
 イルヤvs.ウルフ、ピートvs.ウォルターの数え歌を組み合わせたカード。

 それぞれの個性が爆発しているし、
 基礎的な部分も丁寧に、且つ全力でこなしています。

 タッグの部分はまだまだ突き詰めることができる余地もあったでしょうが、
 一定レベル以上のものを見せていました。

 NXT UK再開の喜びを演者自身が強く感じている、と思わせるハード・ファイト。 

 このカードで19分。その期待通りの内容です。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:10/?/20)

DNXT UK王座戦:ウォルター(ch)vs.イルヤ・ドラグノフ(NXT UK 10/29/20)
 プロレスよりも喧嘩的なセンテンスを含む打撃で開幕。
 
 いきなり大技も織り交ぜられますが、
 確かなシチュエーションが整っています。

 ウォルターがローリング・チョップを防ぐとロープにぶつけ主導権。
 このロープにぶつけるという行為がまた
 アクシデント的スポットでまた気が利いている。

 ダウンするイルヤにウォルターがえげつないまでの追い込み。
 圧倒的なパワーもありつつも、
 あらやる面から攻め込むトータル・パッケージっぷりを見せつけます。
 そして王者の風格の演出もある。

 イルヤも胸を真っ赤にしつつも
 強靭で狂人など根性ファイトで渡り合います。

 スポットだけでなく耐える相手を黙らせる為の
 最小ムーブの打撃がいちいちハーデスト。

 とんでもない試合でしたね。
 大激闘な分、少し落とし所が見えなくもなりましたが、
 ナックル・ロックで組み合った状態での面白い攻防から
 場外スポットに転じて最後はしっかり納得感のあるフィニッシュ。

 イルヤの吐血のリアリティたるや。壮絶なる死闘。
 
 ウォルターは2017年から連続で
 他の誰にも真似できない凄惨足るシバキ合いを行っていますね。

 文句なしに名勝負
 (執筆日:10/?/20)

Eヘリテイジ・カップ決勝:Aキッドvs.トレント・セヴン(
NXT UK 11/26/20)
 時代錯誤なブリティッシュ・ルールズではありますが、
 この2人は確かなレスリング力がありますし、
 Rと同時に切り替えて動くことで
 R性の欠点であるストーリー展開の弱さを
 しっかりカバーした内容になっていますね。

 Rのゴングによってカウント3が取られなかったりと
 逆にRだからこその演出もあったりして流石でした。

 最後の攻防時ではそれまで表示していた試合時間を消して
 情報量を絞って観客を集中させたりと素晴らしかった。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:12/?/20)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@ノーDQ:イルヤ・ドラグノフvs.アレキサンダー・ウルフ(NXT UK Ep.76 1/2/20)
Aイルヤ・ドラグノフvs.Aキッド(NXT UK 4/30/20)
Bイルヤ・ドラグノフvs.ノーム・ダー(NXT UK 9/17/20)
Cイルヤ・ドラグノフ、ピート・ダンvs.ウォルター、アレキサンダー・ウルフ(NXT UK 10/15/20)
DNXT UK王座戦:ウォルター(ch)vs.イルヤ・ドラグノフ(NXT UK 10/29/20)
Eヘリテイジ・カップ決勝:Aキッド(優勝!)vs.トレント・セヴン(2-1)(
NXT UK 11/26/20)