TOPアメリカン・プロレスWWE TV Matches →WWE:TV Matches Best of NXT 2019 part.2

WWE:TV Matches Best of NXT 2019 part.2の分析


名勝負 NXT王座戦:アダム・コール(ch)vs.マット・リドル(NXT 10/2/19)
好勝負 #1コンテンダーズ・マッチ:アダム・コールvs.リコシェvs.アレイスター・ブラックvs.ヴェルヴェティーン・ドリームvs.マット・リドル(NXT 3/20/19)

@#1コンテンダーズ・マッチ:アダム・コールvs.リコシェvs.アレイスター・ブラックvs.ヴェルヴェティーン・ドリームvs.マット・リドル(NXT 3/20/19)
 5ウェイ。
 トップの寄せ集めで特にストーリーはないので
 適当にリングからはけてシングル・メインの試合進行。
 それでも参加者が参加者だけに高いクオリティ。
 2対1を増やして行き、アクションは更に華麗に。
 リドルがもう馴染んでいるのが嬉しいところですね。
 それでもこの5人の中ではコールが貫禄を見せつけました。
 空間把握が素晴らしく、上手い立ち回りを見せていました。
 5ウェイとしては複雑なスポットをもう少し織り込める印象で、
 キレイすぎるところはあるもののWWEらしさの出た試合。
 ぎりぎり好勝負。

ANXT女子王座戦、ケージ・マッチ:シェイナ・ベイズラー(ch)vs.イオ・シライ(NXT 6/26/19)
 イオがベイズラーのスタイルに合わせて
 リアルな呼気で試合を運んでいるのは見事。
 魅せるムーブに近しいバク転や掌底の織り込み方は素晴らしかった。
 中盤はやや典型的に落ち着いているものの
 ケージの要素を適切にこなしてボルテージを高めている。
 終盤は乱入者交えてケージ天辺スポット2回に
 ケージ扉を絡めた脱出ネタでフィニッシュ、と
 WWEらしいエンタメ性の下で高クオリティの試合を実現させた。
 素晴らしいですね。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:6/?/19)

BNXT王座戦:アダム・コール(ch)vs.マット・リドル(NXT House Show 7/26/19)
 コールのヒールとしての挑発に対し、
 リドルは隙あらば一発を決めにいく。
 両者アクションのベースが正反対なので
 攻防を作っている分には緩急が非常に利いていて良いですね。

 一方が支配するシーンになると
 寄りすぎてミックスして両者でクオリティを上げるという感じではないですが、
 ハウスショーだからと手を抜く両者ではないので問題なし。

 切れ味良い攻防を繰り広げています。
 ただもう少しリドル色を強めると特別感が出たかもしれないですね。
 中々良い試合。

Cドノヴァン・ダイジャックvs.キース・リー(NXT 8/28/19)
 数え歌がNXTで再現。
 スーパー・ヘビー級ならではの迫力を
 WWEの表現仕様に調整しながら見せます。

 ターン・バックルの攻防を初めとして
 キースが印象的なスポット・ベースに展開。

 ダイジャックは受け手に回る形ですが、
 額を突き合わせ睨み合うシーンを意識的に織り込むので
 ライバル関係が刷り込まれていますね。

 ダイジャックのダイブからの終盤は
 一部意思疎通にもたつきがあったり
 緩急がそれまでと比べて精度が落ちた感はあるものの
 ビッグ・マンによるスパニッシュ・フライなど
 一発一発で会場を大きく沸かせました。
 是非一軍に上がって再戦し、
 リング崩壊演出でもやって欲しいものです。

 好勝負に少し届かず

D#1コンテンダーズ・マッチ:ビアンカ・ブレアvs.キャンディス・ラレーvs.イオ・シライvs.ミア・イム(NXT 9/18/19)
 リング内の入れ替わりに逐一工夫を入れ、
 尚且つ場の為に自分を殺すことなく、
 あくまで自分のスタイルを維持している。

 ダイブ連発で切り替えた後半は
 リング内の密度を高め、見応え十分の攻防を繰り広げました。

 好勝負に少し届かず。

 ベースをしっかりやってこのクオリティなので、
 彼女達、団体がもっと高みを目指せば
 悠に好勝負級になりえるポテンシャルがありましたね。
 (執筆日:9/?/19)

ENXT王座戦:アダム・コール(ch)vs.マット・リドル(NXT 10/2/19)
 AEWの初回放送を迎え撃つべく
 オープナーに敢えて持ってきたビッグ・マッチ。

 リドルの鋭い切り込みからのリアル・ムーブが
 コールのプロレスの人工的攻め/受けと見事なミックスを見せます。
 それは序盤の導入だけでなく
 中盤のコールが主導権を握ったシーンにおいても
 リドルは受け表現で独特のリアリズムを貫いている。

 ヘッドスプリングからリドルが一気呵成の反撃。
 Sムーンサルトなど、より一層のスケール感、躍動感を与え、
 観客を最高の熱狂に巻き込みます。

 終盤も技の激しさは基より
 受ける側がフォールを返す所作に至るまで
 細かなディティールに拘り抜いて魅了しました。
 
 14分ながら密度は最高に濃く
 王座交代劇を感じさせるシーンが山のようにありました。
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:10/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@#1コンテンダーズ・マッチ:アダム・コールvs.リコシェvs.アレイスター・ブラックvs.ヴェルヴェティーン・ドリームvs.マット・リドル(NXT 3/20/19)
ANXT女子王座戦、ケージ・マッチ:シェイナ・ベイズラー(ch)vs.イオ・シライ(NXT 6/26/19)
BNXT王座戦:アダム・コール(ch)vs.マット・リドル(NXT House Show 7/26/19)
Cドノヴァン・ダイジャックvs.キース・リー(NXT 8/28/19)
D#1コンテンダーズ・マッチ:ビアンカ・ブレアvs.キャンディス・ラレーvs.イオ・シライvs.ミア・イム(NXT 9/18/19)
ENXT王座戦:アダム・コール(ch)vs.マット・リドル(NXT 10/2/19)