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WWE:TV Matches Best of NXT 2018 part.2の分析


名勝負 シカゴ・ストリート・ファイト:トマッソ・チャンパvs.ジョニー・ガルガーノ(NXT Takeover:Chicago 6/16/18)
好勝負 UK王座戦:ピート・ダン(ch)vs.カイル・オライリー(NXT 6/13/18)

NXTタッグ王座戦:ロデリック・ストロング、カイル・オライリー(ch)vs.ダニー・バーチ、オニー・ロルカン(NXT Takeover:Chicago 6/16/18)

UK王座トーナメント決勝:ザック・ギブソンvs.トラヴィス・バンクス(NXT UK Title Tournament Night One 6/25/18)

NXTタッグ王座戦:ロデリック・ストロング、カイル・オライリー(ch)vs.タイラー・ベイト、トレント・セヴン(UK Title Tournament Night Two 6/26/18)

@UK王座トーナメント1回戦:ジャック・ギャラハーvs.ドリュー・グラック(NXT 6/13/18)
 ねちっこいレスリングの中で
 締め上げ方で本意気を感じさせ、
 打撃に転じるとプロレスの不恰好さを感じさせつつも
 熱情を感じさせ、そして最後はどんぴしゃりの頭突きフィニッシュ。
 7分の短い試合ながら
 オールドスクールの良さが詰まっています。
 平均的な良試合。

AUK王座戦:ピート・ダン(ch)vs.カイル・オライリー(NXT 6/13/18)
 開始当初のグラウンドから
 ピートのサブミッションの見せ方が異常な
 攻撃性を誇っており緊張感がありますね。
 場外で一息つこうとするオライリーに
 エプロンへのスナップ・スープレックスで追撃したりと素晴らしい。
 オライリーはピートの痛めている脚に狙いをつけ反撃を試みるも
 ピートも即座に反撃する急いた展開。
 ただ序盤のピートのブーストでこれは十分に成り立っています。
 オライリーも自分のスタイルを出せていますが、
 ややピートと被っていて、そして食われていましたが、
 これは中々他では見られない素晴らしい試合でした。
 ぎりぎり好勝負。

BNXTタッグ王座戦:ロデリック・ストロング、カイル・オライリー(ch)vs.ダニー・バーチ、オニー・ロルカン(NXT Takeover:Chicago 6/16/18)
 プロレスを崩さない中で
 激しい打撃戦を繰り広げます。
 バーチ、ロルカンがオライリーの足に狙いをつけても
 テンポは落ちないまま、
 テンプレートへの依存を感じさせない攻め合い。
 また孤立からホット・タッグで流れを作っても良いし、
 作るには十分な能力のある4人ですが、
 この孤立後のシーンでも相互のアクションを織り込んで
 どっちに転ぶか分からない均衡した攻め合いとしています。
 このピュアな激しさはビューシックvs.グラックを髣髴とさせますね。
 キャラがなくてもここまで見答えのある内容に仕上げる。
 普段なら繋ぎの連鎖サブミッション・スポットも
 クライマックスにふさわしいものに仕上げていましたね。
 お見事です。
 文句なしに好勝負。

Cリコシェvs.ヴェルヴェティーン・ドリーム(NXT Takeover:Chicago 6/16/18)
 ヘッド・シザースをヘッドスプリングで起き上がったりと
 リコシェがキングを名乗るだけの跳躍っぷり。
 対するVDが表示にヒールとしての感情の載った動きでリコシェを立てます。
 入場時のホーガン・ネタも面白かったですね。
 攻めに転じたVDは要所のスポットを意識し、
 またリコシェに対抗して飛び技を放つ、という
 ストーリー性も理解できていて良いですね。
 ただ試合運びという面では少し単発で繋ぐ所があり、
 中盤の流れが弱い結果になっていたのは課題でしょう。
 終盤に当たって断崖式ブレーン・バスターが出てきたのは驚き。
 そこから四天王プロレス的なニア・フォール合戦に。
 見応えはあるものの序盤に見せた可能性とは別方向なもので、
 彼ららしさをもう少し感じ取りたかった。
 中々良い試合。

Dシカゴ・ストリート・ファイト:トマッソ・チャンパvs.ジョニー・ガルガーノ(NXT Takeover:Chicago 6/16/18)
 双方が松葉杖を持って入場し、
 松葉杖チャンバラで始めるという
 ストーリーに沿った出だしを取ると
 場外に転じて看板攻撃に観客席ダイブと
 熱狂させるに十分なスポットで押します。
 過激で、同時にストーリー性が抜群。
 チャンパのヒールとして足を使って
 場を転換する、相手の技をリードする受けの技術、
 ガルガーノのポイントで求められる行動をする感知力、
 どちらも世界一流の極みです。
 チャンパが椅子をガルガーノの首にはめて
 鉄階段にぶつけたところで主導権の切り替えし。
 チャンパなストーン・コールドぶりと
 ガルガーノの絶対的フェイスが噛み合った強烈な引き込み。
 ただTシャツでの首絞めや手錠などは
 どれもしっかり演出すれば十分に煽れるものの
 詰め込みすぎて一つ一つがあっさりした感はある。
 その後のキャンバス剥ぎから板への投げは不発に終わらせて
 ごみ箱の蓋といった汎用的凶器に立ち戻るも
 感情的な連打で上手く見せ切り、
 トーン・ダウンした印象を与えなかったのは素晴らしい。
 入場ゲートに再び戦場を移すと
 ガルガーノが音響装置の上からテーブルに目掛けてシュバイン。
 これでチャンパは首にギブスをつけて担架で運ばれることに。
 ここでガルガーノが暴走して導かれるフィニッシュは
 構成の理に敵っているので悪くはないものの
 セキュリティとかも絡むせいでどうしてもスキットの印象が強く、
 観客が腰を下ろしてしまった中で
 この激戦の幕が閉じてしまったのは残念に思えます。
 最後で少し落としたものの再び歴史に残る試合をしました。
 ぎりぎり名勝負。

Eブリティッシュ・ストロング・スタイル(ピート・ダン、トレント・セヴン、タイラー・ベイト)vs.アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール、ロデリック・ストロング、カイル・オライリー)(NXT UK Title Tournament Night One 6/25/18)
 トリオのテンポで目まぐるしく入れ替わり合う。
 UEの介入からトレントを捕らえると
 フェンスへのバック・ドロップから孤立させます。
 孤立もそうでないところも
 テンポの理解が素晴らしく一糸も乱れない。
 頭で分かっていてもここまで正確に実行するのは素晴らしい。
 ただダイナミズム性に欠けますね。
 意図的に抑えているシーンもあり、
 1試合目としての慎み深さが良くも悪くもありました。
 好勝負に少し届かず。

FUK王座トーナメント決勝:ザック・ギブソンvs.トラヴィス・バンクス(NXT UK Title Tournament Night One 6/25/18)
 トラヴィスは負傷している肩をアピールしつつも
 打撃の激しさも両立させていますね。
 ギブソンは場外戦からフェンスに腕をぶつけて反撃開始。
 今日のギブソンは非常に緻密で
 細かな伏線が素晴らしいですね。
 サイコロジカルな内容に加えて
 場外でフェンスを使って三角蹴り等
 TV栄えするスポットも上手く織り交ぜていました。
 2人の評価を上げる決勝にふさわしい内容になっています。
 文句なしに好勝負。

GNXTタッグ王座戦:ロデリック・ストロング、カイル・オライリー(ch)vs.タイラー・ベイト、トレント・セヴン(UK Title Tournament Night Two 6/26/18)
 まずはセヴンの孤立。
 教科書通りの孤立の見せ方で、
 UEの丁寧なワークが光ります。
 受け手のセヴンも孤立して疲弊していく様を良く表現できている。
 ホット・タッグのベイトは
 ヘッドスプリングにスタンディングSSP。
 このムーブをチョイスするセンスが凄いですね。
 2対1も含めてハイ・テンションな熱狂を巻き起こしました。
 昨夜と同じくオープニングなので、
 限界まで行った内容ではないものの抜群のクオリティ。
 ぎりぎり好勝負。

HUK王座戦:ピート・ダン(ch)vs.ザック・ギブソン(UK Title Tournament Night Two 6/26/18)
 フェンスにぶつけてギブソンの腕攻め開始
 ギブソン言葉をかけながら
 ドラマチックに腕をじっくり攻め寄る
 ピートも感情豊かな表情
 ジャーマン着地からこちらも腕攻め
 腕攻め合戦でギブソンがピートと同じレベルまで到達したのが
 このトーナメント決勝を経ての王座戦のかいがある
 ただ終盤の切り返し合い自体のレベルは
 感情表現に比べると少し落ちて思ったより伸びなかった
 好勝負に少し届かず。

Iアンディスピューテッド・エラ(アダム・コール、ロデリック・ストロング、カイル・オライリー)vs.タイラー・ベイト、トレント・セヴン、リコシェ(NXT 6/27/18)
 UEが王座を奪い返すべくベイト、セヴンに詰め寄った所で
 リコシェが助っ人が駆けつけ3vs.3が行われることに。
 PPVではないので導入は簡潔にベイトの孤立へ。
 それぞれのやり方で
 チームの腰攻めという一本筋を通しています。
 ホット・タッグは勿論リコシェの役回り。
 急造なのでUE程のチームサポートが得られない状況を演じつつ、
 華麗なフライで客を盛り上げましたね。
 好勝負に少し届かず。

 (執筆日:7/?/18)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@UK王座トーナメント1回戦:ジャック・ギャラハーvs.ドリュー・グラック(NXT 6/13/18)
AUK王座戦:ピート・ダン(ch)vs.カイル・オライリー(NXT 6/13/18)
BNXTタッグ王座戦:ロデリック・ストロング、カイル・オライリー(ch)vs.ダニー・バーチ、オニー・ロルカン(NXT Takeover:Chicago 6/16/18)
Cリコシェvs.ヴェルヴェティーン・ドリーム(NXT Takeover:Chicago 6/16/18)
Dシカゴ・ストリート・ファイト:トマッソ・チャンパvs.ジョニー・ガルガーノ(NXT Takeover:Chicago 6/16/18)
Eブリティッシュ・ストロング・スタイル(ピート・ダン、トレント・セヴン、タイラー・ベイト)vs.アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール、ロデリック・ストロング、カイル・オライリー)(NXT UK Title Tournament Night One 6/25/18)
FUK王座トーナメント決勝:ザック・ギブソン(優勝!)vs.トラヴィス・バンクス(NXT UK Title Tournament Night One 6/25/18)
GNXTタッグ王座戦:ロデリック・ストロング、カイル・オライリー(ch)vs.タイラー・ベイト、トレント・セヴン(新チャンピオン!)(UK Title Tournament Night Two 6/26/18)
HUK王座戦:ピート・ダン(ch)vs.ザック・ギブソン(UK Title Tournament Night Two 6/26/18)
Iアンディスピューテッド・エラ(アダム・コール、ロデリック・ストロング、カイル・オライリー)vs.タイラー・ベイト、トレント・セヴン、リコシェ(NXT 6/27/18)