WWE:TV Matches Best of NXT 2018 part.1の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | NXT王座戦:アンドレード・アルマス(ch)vs.ジョニー・ガルガーノ(2/21/18) UK王座戦:ピート・ダン(ch)vs.カイル・オライリー(NXT 6/13/18) UK王座トーナメント決勝:ザック・ギブソンvs.トラヴィス・バンクス(NXT UK Title Tournament Night One 6/25/18) NXTタッグ王座戦:ロデリック・ストロング、カイル・オライリー(ch)vs.タイラー・ベイト、トレント・セヴン(UK Title Tournament Night Two 6/26/18) |
@トルネード・マッチ:サニティ(アレキサンダー・ウルフ、エリック・ヤング、キリアン・デイン)vs.アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール、ボビー・フィッシュ、カイル・オライリー)(2/7/18)
6人で乱闘開始。
カオスにリング内外でやりあっていると思ったら
フィッシュとデインを残して残りはバック・ステージ乱闘。
最近行わず寂しく思っていた
こういう要素までNXTでやってくれると向かうところ敵なしですね。
花道からヒップ・トスなど
派手なスポットを見せた後はリングに戻り攻防。
UEのチーム力が活きていて良かったですが、
デインが1vs.3で最後押し切ったフィニッシュは
これまでの過程はなんだったのか、と興醒めするほど
スカッシュ・マッチ的で残念でした。
中々良い試合。
ANXT王座戦:アンドレード・アルマス(ch)vs.ジョニー・ガルガーノ(2/21/18)
キャンディスがヴェガにトペを決め女子マネ不在に。
正直再戦とはいえ序盤で使う必要もないスポットでしょう。
Takeoverと比べると流石にブックの構成が大味ですね。
それでもガルガーノの細かな腕の痛みの表現、
熱量のある試合運びは相変わらず世界最高峰。
アルマスもガルガーノと同じ疲労感に合わせて激戦を演出してくれました。
レフェリー気絶中にチャンパの乱入→松葉杖攻撃で
あっさり終わるので前の試合と比べると落差が大きすぎますが、
試合のクオリティとしては十分なものがあります。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:3/?/18)
BUK王座トーナメント1回戦:ジャック・ギャラハーvs.ドリュー・グラック(NXT 6/13/18)
ねちっこいレスリングの中で
締め上げ方で本意気を感じさせ、
打撃に転じるとプロレスの不恰好さを感じさせつつも
熱情を感じさせ、そして最後はどんぴしゃりの頭突きフィニッシュ。
7分の短い試合ながら
オールドスクールの良さが詰まっています。
平均的な良試合。
CUK王座戦:ピート・ダン(ch)vs.カイル・オライリー(NXT 6/13/18)
開始当初のグラウンドから
ピートのサブミッションの見せ方が異常な
攻撃性を誇っており緊張感がありますね。
場外で一息つこうとするオライリーに
エプロンへのスナップ・スープレックスで追撃したりと素晴らしい。
オライリーはピートの痛めている脚に狙いをつけ反撃を試みるも
ピートも即座に反撃する急いた展開。
ただ序盤のピートのブーストでこれは十分に成り立っています。
オライリーも自分のスタイルを出せていますが、
ややピートと被っていて、そして食われていましたが、
これは中々他では見られない素晴らしい試合でした。
ぎりぎり好勝負。
Dブリティッシュ・ストロング・スタイル(ピート・ダン、トレント・セヴン、タイラー・ベイト)vs.アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール、ロデリック・ストロング、カイル・オライリー)(NXT UK Title Tournament Night One 6/25/18)
トリオのテンポで目まぐるしく入れ替わり合う。
UEの介入からトレントを捕らえると
フェンスへのバック・ドロップから孤立させます。
孤立もそうでないところも
テンポの理解が素晴らしく一糸も乱れない。
頭で分かっていてもここまで正確に実行するのは素晴らしい。
ただダイナミズム性に欠けますね。
意図的に抑えているシーンもあり、
1試合目としての慎み深さが良くも悪くもありました。
好勝負に少し届かず。
EUK王座トーナメント決勝:ザック・ギブソンvs.トラヴィス・バンクス(NXT UK Title Tournament Night One 6/25/18)
トラヴィスは負傷している肩をアピールしつつも
打撃の激しさも両立させていますね。
ギブソンは場外戦からフェンスに腕をぶつけて反撃開始。
今日のギブソンは非常に緻密で
細かな伏線が素晴らしいですね。
サイコロジカルな内容に加えて
場外でフェンスを使って三角蹴り等
TV栄えするスポットも上手く織り交ぜていました。
2人の評価を上げる決勝にふさわしい内容になっています。
文句なしに好勝負。
FNXTタッグ王座戦:ロデリック・ストロング、カイル・オライリー(ch)vs.タイラー・ベイト、トレント・セヴン(UK Title Tournament Night Two 6/26/18)
まずはセヴンの孤立。
教科書通りの孤立の見せ方で、
UEの丁寧なワークが光ります。
受け手のセヴンも孤立して疲弊していく様を良く表現できている。
ホット・タッグのベイトは
ヘッドスプリングにスタンディングSSP。
このムーブをチョイスするセンスが凄いですね。
2対1も含めてハイ・テンションな熱狂を巻き起こしました。
昨夜と同じくオープニングなので、
限界まで行った内容ではないものの抜群のクオリティ。
ぎりぎり好勝負。
GUK王座戦:ピート・ダン(ch)vs.ザック・ギブソン(UK Title Tournament Night Two 6/26/18)
フェンスにぶつけてギブソンの腕攻め開始
ギブソン言葉をかけながら
ドラマチックに腕をじっくり攻め寄る
ピートも感情豊かな表情
ジャーマン着地からこちらも腕攻め
腕攻め合戦でギブソンがピートと同じレベルまで到達したのが
このトーナメント決勝を経ての王座戦のかいがある
ただ終盤の切り返し合い自体のレベルは
感情表現に比べると少し落ちて思ったより伸びなかった
好勝負に少し届かず。
(執筆日:7/?/18)
注目試合の詳細
なし試合結果
@NXTタッグ王座戦:アンディスピューテッド・エラ(カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ)(ch)vs.オーサーズ・オブ・ペイン(NXT Takeover:Philadelphia 1/27/18)Aトルネード・マッチ:サニティ(アレキサンダー・ウルフ、エリック・ヤング、キリアン・デイン)vs.アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール、ボビー・フィッシュ、カイル・オライリー)(2/7/18)
BUK王座トーナメント1回戦:ジャック・ギャラハーvs.ドリュー・グラック(NXT 6/13/18)
CUK王座戦:ピート・ダン(ch)vs.カイル・オライリー(NXT 6/13/18)
Dブリティッシュ・ストロング・スタイル(ピート・ダン、トレント・セヴン、タイラー・ベイト)vs.アンディスピューテッド・エラ(アダム・コール、ロデリック・ストロング、カイル・オライリー)(NXT UK Title Tournament Night One 6/25/18)
EUK王座トーナメント決勝:ザック・ギブソン(優勝!)vs.トラヴィス・バンクス(NXT UK Title Tournament Night One 6/25/18)
FNXTタッグ王座戦:ロデリック・ストロング、カイル・オライリー(ch)vs.タイラー・ベイト、トレント・セヴン(UK Title Tournament Night Two 6/26/18)
GUK王座戦:ピート・ダン(ch)vs.ザック・ギブソン(UK Title Tournament Night Two 6/26/18)