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WWE:TV Matches Best of Main Event 2013〜2014の分析


名勝負 なし
好勝負 アルベルト・デル・リオvs.ドルフ・ジグラー(Main Event 2/13/13)

ドルフ・ジグラーvs.アントニオ・セザーロ(Main Event 7/10/13)

ザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.ワイアット・ファミリー(ブレイ・ワイアット、エリック・ローワン、ルーク・ハーパー)(Main Event 4/8/14)

@アルベルト・デル・リオvs.ドルフ・ジグラー(Main Event 2/13/13)
 デル・リオはベビー・フェイス化に伴い大きな動きをするようになりましたね。
 レベルは高いもののこじんまりと完成されていた殻を脱却している。
 ロドリゲスも含めて応援を引き出す能力を高めている。
 ここまでスター性を発揮してスケールの大きなプロレスができるとはね。
 ジグラーもデル・リオに合わせた受身を取り、上手くくっついていっています。
 同じステージの中で攻防をするので自由自在。
 情熱的、ハードな攻防はデル・リオのシフト・チェンジにより最後までダレずに堪能できました。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:2/2/12)

AUS王座戦:コフィ・キングストン(ch)vs.アントニオ・セザーロ(Main Event 5/1/13)
 コフィの動こうとする意図を制限し、
 スケール感もコントロールすることで
 体格に違いはあれど違和感を起こさないレスリングを作り上げています。
 セザーロの投げからコフィのハイ・フライにつなげて、
 中盤のセザーロの支配への導入としました。
 セザーロが観客を退屈させないよう適度に技を織り交ぜながら試合を進めた後、
 コフィが反撃から定番技を繰り出していきます。
 ここで終わらず長引くだけの鉄階段を絡めたスポットや
 コフィの丸め込みが有効が功を奏し、
 またセザーロのハーフ・ボストン押しもドラマを生むことに成功しています。
 WWEであることを考えると最後のハーフ・ボストンは削っても良いですけどね。
 セザーロを再評価させたことも納得の内容。
 好勝負に少し届かず。

Bランディ・オートンvs.アントニオ・セザーロ(Main Event 5/8/13)
 シリアスなレスリングからオートンが綺麗に技を織り交ぜます。
 CMが開けると一転セザーロの支配となっています。
 序盤は綺麗ながら展開としては不十分な印象。
 しかしアクションは上質で躍動感があり、
 ベビーフェイス/ヒール関係なく
 センスあるレスラー同士のピュアな戦いだと感じさせます。
 オートンの思い切ったフェンスへの激突から腕狙いのエッセンスも追加。
 しかしそれを展開にしてスピード感を失わせることはせず、
 次々と印象に残る場面を残して素晴らしい攻防を繰り広げました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:5/?/13)

Cドルフ・ジグラーvs.アントニオ・セザーロ(Main Event 7/10/13)
 セザーロの抑揚感、ジグラーの技のキレに目を見張りますね。
 多重ロープ・ワークにエルボー・ドロップ連打で
 序盤から高いテンションを作り出し、ここぞの攻防で大きな盛り上がりを生みました。
 Main Eventならではの自由を利かせた攻防に
 徐々にテンポ・アップとフォールを入れ混ぜて終盤へと近づいていきます。
 大胆な切り替えに乏しく、CM後の引き伸ばしは微妙だったものの
 コーナー越しのスーパープレックス、
 スリーパーでのジャイアント・スイングで挽回どころか、
 一気に最大限の盛り上がりを生み出してクライマックスに突入しました。
 フィニッシュが只スワガーがジグラーを場外に引っ張り出しただけのDQだったのは残念ですが
 試合後のジグラーのスワガーを飛び込み悠然と去っていくシーンは実に格好よく様になっていた。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:9/?/13)

Dザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.ワイアット・ファミリー(ブレイ・ワイアット、エリック・ローワン、ルーク・ハーパー)(Main Event 4/8/14)
 ローワン相手に絶妙の攻め具合で均衡を作り出します。
 特にセスは相手が綺麗に受けれなくても強引に技を決めている感じに仕上げました。
 CM前にシールドとワイアッツがにらみ合うシーンがありましたが
 ブレイ、ハーパーも1回軽く出してからの方が良かったですね。
 セスの軽い孤立後、レインズが格好良く技を決め、アンブローズの孤立。
 アンブローズがメインの孤立パートをつなげるのは珍しい印象がありますね。
 しかし一級の表現力がある選手ですから上手く試合を惹きつけています。
 ダウンをベースにして基本的に攻めは好きなようにさせつつも細かい調整をしているのがにくいですね。
 孤立終了の前にハーパーのトペを織り込む工夫は面白かった。
 終盤はシールドの本領発揮で3人が次々と繋げる
 素晴らしい立体的攻防が繰り広げられました。
 ベビーフェイスになろうと楽しませてくれますね。
 ぎりぎり好勝負。


注目試合の詳細

なし

試合結果

@アルベルト・デル・リオvs.ドルフ・ジグラー(Main Event 2/13/13)
AUS王座戦:コフィ・キングストン(ch)vs.アントニオ・セザーロ(Main Event 5/1/13)
Bランディ・オートンvs.アントニオ・セザーロ(Main Event 5/8/13)
Cドルフ・ジグラーvs.アントニオ・セザーロ(DQ)(Main Event 7/10/13)
Dザ・シールド(ディーン・アンブローズ、セス・ローリンズ、ローマン・レインズ)vs.ワイアット・ファミリー(ブレイ・ワイアット、エリック・ローワン、ルーク・ハーパー)(Main Event 4/8/14)