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WWE:TV Matches Best of 205 Live 2019 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 チャド・ゲイブルvs.ジャック・ギャラハー(205 Live 7/16/19)

ドリュー・グラックvs.アイザイア・スコット(205 Live 7/23/19)

@オニー・ロルカン、ジャック・ギャラハー、トニー・ニースvs.アリヤ・デヴァリ、マイク・ベネット、ドリュー・グラック(205 Live 7/2/19)
 それぞれしっかり主張しシンプルに激しく205Liveらしい早いテンポ回し。
 その中でも王座戦線を張っているだけあってニースが流石。
 攻めでも魅せるし、スプリングボード落下からの孤立役も見事にこなしている。
 ただ試合としてもっとダイナミックに魅せれるはず。
 タッグほどには形になっていないし
 トリオというほどには密度が不十分。
 ダイブ連発で盛り上がるも
 デヴァリとロルカンが殴り合ってバックステージに引っ込む展開も?で少し足りない。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Aチャド・ゲイブルvs.ジャック・ギャラハー(205 Live 7/16/19)
 優雅さとリアルさ。
 人工的な韻踏みもあり素晴らしい複合的レスリングです。
 前回予想を超える良い試合をしましたが、更に一歩踏み込んだ内容になっています。
 中盤も落ち込まず見栄え良いですね。
 ジャックは滞空式ブレーン・バスターなど
 強く意識してスポットを配しています。
 腕狙いも効率的でチャドを追い込んでいる。
 チャドは少し受け身な試合運びで、
 そこが惜しまれますが、基本的には良好。
 終盤は意味性がありストーリーのある攻防で、
 インディーなら堂々とメインを張れるような内容でしたね。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:7/?/19)

Bドリュー・グラックvs.アイザイア・スコット(205 Live 7/23/19)
 アイザイアはシェイン・ストッリックランド。
 NXTのブレークアウト・トーナメントでTVデビューしたばかり。
 2戦目は205 Liveでノン・タイトルながらクルーザー級王者との試合という抜擢ぶりです。

 王者であるグラックが不意打ちを仕掛けるという常識外の展開ながら
 それがアイザイアのレスリング力の真価を見せることに繋がり、
 グラックもまた余裕さを醸すことに活かしたりと上手く機能している。
 攻防が豊かに繋がり、
 ストーリー・テリング、テクニックと目を見張ります。

 後半にかけてはグラックが打撃を増して感情的に。
 アイザイアの細かなディティールも冴え渡ります。
 アイザイアならもっと派手に見せれるはずで、
 デビューとしてはそうなりがちなものですが、
 今回は押さえ気味にして見せ方で強い印象を残せている。

 インディー上がりが多くなっている一軍でも
 これなら差別化していくことができるだろうと早くも確信させるパフォーマンス。
 まだWWEでのシークエンスが観客と共有されていない中で
 この出来栄えは驚異的というしかない。
 ぎりぎり好勝負。

Cクルーザー級王座戦:ドリュー・グラック(ch)vs.オニー・ロルカン(205 Live 8/13/19)
 ロルカンが気迫を見せ、
 ハーフネルソン・スープレックスにアトミコ。
 グラックはもう少し受けにおいて感情を持たせて欲しいところ。

 攻めに転じると静かに攻撃性を発揮。
 シンプルながらハードに向き合っていることが分かる一進一退ですね。

 ただ興味を持っていない人を惹きつけるには
 技の見栄えももう少し必要かなとは思いますね。

 場外シーンを挟んでから目まぐるしく鬩ぎあう
 彼ららしい攻防でフィニッシュ。
 最近は時間の都合でPPVで不完全燃焼になっても
 通常放送で即座にやりきる機会を与えてくれるのが良いですね。
 その期待に応えました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:9/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@オニー・ロルカン、ジャック・ギャラハー、トニー・ニースvs.アリヤ・デヴァリ、マイク・ベネット、ドリュー・グラック(205 Live 7/2/19)
Aチャド・ゲイブルvs.ジャック・ギャラハー(205 Live 7/16/19)
Bドリュー・グラックvs.アイザイア・スコット(205 Live 7/23/19)
Cクルーザー級王座戦:ドリュー・グラック(ch)vs.オニー・ロルカン(205 Live 8/13/19)