WWE:TV Matches Best of 205 Liveの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | クルーザー級王座戦:セドリック・アレキサンダー(ch)vs.バディ・マーフィー(205 Live 5/29/18) ノーDQ:ムスタファ・アリvs.バディ・マーフィー(205 Live 7/3/18) トルネード・タッグ:ルチャ・ハウス・パーティ(グラン・メタリック、リンセ・ドラド)vs.バディ・マーフィー、トニー・ニース(205 Live 8/21/18) クルーザー級王座戦:セドリック・アレキサンダー(ch)vs.ドリュー・グラック(205 Live 9/19/18) トニー・ニースvs.グラン・メタリックvs.セドリック・アレキサンダーvs.TJP vs.リオ・ラッシュ(205 Live 10/17/18) フォールズ・カウント・エニウェア:ムスタファ・アリvs.ヒデオ・イタミ(205 Live Episode 100 10/24/18) セドリック・アレキサンダーvs.トニー・ニース(205 Live 12/12/18) |
@クルーザー級王座戦:セドリック・アレキサンダー(ch)vs.バディ・マーフィー(205 Live 5/29/18)
跳ね起き、着地という
軽量級ならではの韻の踏み方をしつつ
優雅な演舞で引き込みます。
セドリックのトペで実況席に吹っ飛んだマーフィーですが、
実況席、エプロンへのバック・ブリーカーで反撃という流れ。
オーソドックスな真っ直ぐな方向性ですね。
これで20分試合に挑む気概。
それだけあって内容に間違いなし。
非常に綺麗な一進一退で盛り上がりました。
最後だけやや弱かったものの
2人の頑張りがしっかり結果に結びついている内容。
ぎりぎり好勝負です。
AノーDQ:ムスタファ・アリvs.バディ・マーフィー(205 Live 7/3/18)
アリがリングに入ろうとしたマーフィーを不意打ちしトペ・アトミコ。
インパクトのある出だしから
テンポよく攻守を切り替え合っていきます。
フェンスから飛んだり、リングに限らないハードコアなクルーザー級の攻防です。
リングに戻って試合運びの地力が求められると
マーフィーにはやや物足りなさを感じますが、
鉄階段を踏み台にトペコンなど
再び工夫をこらしたビッグ・スポットで盛り返していきます。
通常放送とは思えないアイディアの数々。
フェンスから実況席へのスパニッシュ・フライも驚きましたね。
PPVクオリティで、205 Liveでトップの試合。
文句なしに好勝負。
(執筆日:7/?/18)
Bトルネード・タッグ:ルチャ・ハウス・パーティ(グラン・メタリック、リンセ・ドラド)vs.バディ・マーフィー、トニー・ニース(205 Live 8/21/18)
花道のロードで叩きつけてドラダを一人にしたり、
そのドラダの反撃のトペコンを受け止めてフェンスにパワー・ボムでKO、と
印象的なスポットを序盤から織り交ぜます。
こういう攻防で勝負する類の試合は
均衡の取れた攻防になりがちなんですが、
今回思いっきりドミネイト・レベルまで振って成立させていますね。
それが出来るのが今の205 Live、彼らの強みであり勢いでしょう。
個性を活かした攻防は面白いが、
見所は攻防だけではなく、
マスクを被っていて伝わりにくいはずの
LHPの感情まで伝わってくるのがポイント。
セコンドのカリストも良い仕事をしていました。
205 Liveにおいてトップクラスの試合ですね。
文句なしに好勝負。
Cクルーザー級王座戦:セドリック・アレキサンダー(ch)vs.ドリュー・グラック(205 Live 9/19/18)
セコンドのケンドリックが追放処分を受けるもサポート。
主導権を握ったグラックが教科書どおりの腕攻めを見せます。
定番を活かした見せ方の一方で
道連れブレーン・バスターを場外着地、という
独創的な見せ場もある。
セドリックのフライで盛り上がりつつ
グラックの地味な上手さも堪能できる素晴らしい試合。
一つに依存しないからこそ
ロングマッチでも成立していますね。
初手に見せたグラック・クラッチも最後に活きている。
ぎりぎり好勝負。
Dトニー・ニースvs.セドリック・アレキサンダー(205 Live 10/10/18)
序盤はゆっくりとした出だし。
ニースが尊大なヒールを演じると
セドリックもエースとして制裁。
攻防の安定感が素晴らしく
中盤のベース・ラインはかなりのクオリティです。
細かく息の合わせたポイントを作れているものの
ニースが硬派過ぎる嫌いがあって
100%活かせてはいないものの
少なくともフィニッシュは抜群でした。
好勝負に少し届かず。
Eトニー・ニースvs.グラン・メタリックvs.セドリック・アレキサンダーvs.TJP vs.リオ・ラッシュ(205 Live 10/17/18)
新星ラッシュが起爆剤となって良いスタートを切ると
充実の205メンバーが安定感あるアクションを繋げていきます。
みなしっかりとテンポを共有しつつ
そこに没個性的に飲み込まれなかったのは素晴らしい。
1対1で油断していると多人数戦ならではの見せ場も
ピンポイントで入れてきますし、
工夫がストレートに効果を挙げている。
5人がそれぞれ被らない個性を発揮した素晴らしい内容。
ぎりぎり好勝負です。
Fフォールズ・カウント・エニウェア:ムスタファ・アリvs.ヒデオ・イタミ(205 Live Episode 100 10/24/18)
Episode 100の記念すべきメイン。
華やかなハイ・フライと
イタミのハードな蹴りで下地を作ると
FCAらしく場外を戦場に。
実況席から始めると最後は鉄階段をテーマにして
205の独創性を爆発させました。
イタミがWWEらしい試合で
ようやくこのレベルの実績を作れたというのは大きな一歩ですね。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:11/?/18)
Gバディ・マーフィーvs.グラン・メタリック(205 Live 12/12/18
気持ちの良い演舞で
場外ではフェンス上からヘッド・シザース。
メタリックはLHP加入の影響か
心持アピールが上手くなった印象がありますね。
王座戦ではないのでベースはオーソドックスな構築。
もう少し工夫が欲しかったりする。
適切に一進一退で高めつつ、
コーナー上の攻防かと思いきや
実況席、エプロン技と移って迫力ある攻防。
切り返し合いもお互いが読みあっていることが伝わるので
盛り上がりやすいですね。
好勝負に少し届かず。
Hセドリック・アレキサンダーvs.トニー・ニース(205 Live 12/12/18)
205 Liveがここまでになるに当たって
この2人が貢献した所は大きいでしょう。
少し差は開きましたが改めて激突。
信頼できる相手とあって流しつつも
ピンポイントで受け手の主張も織り込んでいく。
ちょっとした受身も上手く合わせていて
注目を集めることに成功しています。
セドリックは以前より間の使い方が上手くなっているし、
ニースも不意を突いた仕掛けが大成功で
今改めてのマッチアップだからこそのクオリティを実現しました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:12/?/18)
注目試合の詳細
なし試合結果
@クルーザー級王座戦:セドリック・アレキサンダー(ch)vs.バディ・マーフィー(205 Live 5/29/18)AノーDQ:ムスタファ・アリvs.バディ・マーフィー(205 Live 7/3/18)
Bトルネード・タッグ:ルチャ・ハウス・パーティ(グラン・メタリック、リンセ・ドラド)vs.バディ・マーフィー、トニー・ニース(205 Live 8/21/18)
Cクルーザー級王座戦:セドリック・アレキサンダー(ch)vs.ドリュー・グラック(205 Live 9/19/18)
Dトニー・ニースvs.セドリック・アレキサンダー(205 Live 10/10/18)
Eトニー・ニースvs.グラン・メタリックvs.セドリック・アレキサンダーvs.TJP vs.リオ・ラッシュ(205 Live 10/17/18)
Fフォールズ・カウント・エニウェア:ムスタファ・アリvs.ヒデオ・イタミ(205 Live Episode 100 10/24/18)
Gバディ・マーフィーvs.グラン・メタリック(205 Live 12/12/18
Hセドリック・アレキサンダーvs.トニー・ニース(205 Live 12/12/18)