WWE:The History of the WWE Championship Disc Oneの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
かなり前に発売されたThe History of the WWF Heavyweight Championshipと
同じコンセプトなのでDisc1には流用も見られます。
2〜5 試合目はカット有りですが
見た感じ残念に思われるほどの試合ではないです。
7試合目からは全てホーガン絡み。
いつものホーガンの試合です。
BWWWF王座戦:ブルーノ・サンマルチノ(ch)vs.ビリー・グラハム(WWE 4/30/77)
技術とは縁遠い両者だが、今回は単純な攻防ながら比較的丁寧に積み重ねている。
無駄に時間をかける事なくやれる事をやった印象ですね。
最後もブルーノの殴りまくりからグラハムが一瞬の隙を突いてロープ悪用フォール。
ぴったしのフィニッシュです。
悪くない試合。
GWWF王座戦、ケージ・マッチ:ハルク・ホーガン(ch)vs.キング・コング・バンディ(Wrestlemania II 4/7/86)
筋肉ムキムキの英雄ホーガンが醜悪な怪物を退治する、という
何百と繰り返されるホーガン・プロレスの1つ。
ケージや流血、脱出という小さな要素が加わっているので
その中では楽しめる部類に入るでしょうね。
個人的にはアンドレ戦よりずっと好きです。
少し悪い試合。
(執筆日:10/26/09)
IWWF王座戦:ハルク・ホーガン(ch)vs.アンドレ・ザ・ジャイアント(Wrestlemania III 3/29/87)
ベア・ハグの膠着状態が象徴的なように
動きが致命的に足りずパワー・ファイター対巨人という素材をまるで料理できていません。
そのスローな攻防は時に馬鹿馬鹿しく見え、退屈極まりない内容です。
業界を変えた、という事実から特異性を評価しようにも
このホーガンvs.アンドレは初対決でもないし、
似たような内容はそこら中で見られる物ですから納得がいかないんですよね。
ホーガンがホーガンであり、アンドレがアンドレであり、
そしてこれがWMである、という以上の説明を誰か出来ますでしょうか。
ひどい試合。
状況を考慮しても少し悪い試合程度かな。
(執筆日:5/5/10)
JWWF王座戦:ハルク・ホーガン(ch)vs.アンドレ・ザ・ジャイアント(2/5/88)
そこまで退屈なペース・ダウンはないが、
煽りすらまともに溜めれず試合構築としては全然駄目。
注目は偽ヘブナーが出てきて絶対王者ホーガンがカウント3を奪われることだけです。
試合後アンドレは奪った王座をデビアスに譲渡。
ひどい試合です。
(執筆日:7/23/10)
KWWF王座戦:ランディ・サベージ(ch)vs.ハルク・ホーガン(Wrestlemania V 4/2/89)
サベージが外しと間で持って自分のペースを作り出します。
見事な物ですね。
ホーガンも観客を乗せる流れを意図的に生み出す等
WWEでは珍しく本格的にプロレスしてます。
只それぞれで見ると良い物の、
試合全体の構築としてはサベージのペースのまま崩れないので
見かけ程一進一退ではなく後半は時に試合のクオリティが後退しています。
またWMのメインとしてはドラマに欠けましたかね。
エリザベスがどちらにつくのか、という見所は
中途半端に見せただけでオチは無かったし
最後はダイビング・エルボー・ドロップをハルク・アップで返してレッグ・ドロップという予定調和です。
まあまあ良い試合。
(執筆日:5/8/10)
Vol.1ということでこれだけを評価すると
良い試合が少ないので評価は低め。
特典映像には王座 が移動した試合の決着シーン10秒が
全試合収録されています。
10秒でも無いよりはまし程度ですね。
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
IWWF王座戦:ハルク・ホーガン(ch)vs.アンドレ・ザ・ジャイアントホーガンはボディ・スラムを狙うも持ち上がらずクロス・ボディに返される。
一方アンドレの方は軽々と ボディ・スラムを決めていき
ヒップ・プレスにヘッド・ バッドでホーガンを痛めつける。
ビッグ・ブーツにベア・ハ グを食らいホーガンは弱っていく。
アンドレのヘッド・バッド が鉄柱に誤爆。
ホーガンは場外のマットを はぎ取るとパイル・ドライバーを狙うがショルダー・スルーに返される。
しかしアンドレのビッグ・ ブーツをよけるとアックス・ボンバーでアンドレを倒す。
そしてアンドレにボディ・ スラム!
レッグ・ドロップを決め 1、2、3!
ホーガンが王座防衛
KWWF王座戦:ランディ・サベージ(ch)vs.ハルク・ホーガン
サベージは中々試合を始めようとはせず心理戦を仕掛ける。
サベージのダブル・アック ス、ホーガンのアックス・ボンバー共に決まり互角の様相を呈する。
ホーガンは攻撃を受けても立ち上がり,
アックス・ボンバーを決めるとボディ・スラムで場外に落とす。
サベージを鉄柱にぶつけようとするもエリザベスが割って入る。
サベージが体勢を入れ替えホーガンを鉄柱にぶつける。
ホーガンに駆け寄るエリザベスを見てサベージは控え室に戻るよう言う。
場外へのダブル・アックスにロープを使ってもジョー・ブリーカーと得意技を決める。
そしてダイビング・エルボー・ドロップ!
カバーに行くもホーガンのハルク・アップでカウントは2!
ビッグ・ブーツからレッグ・ドロップが決まり1、2、3!
ホーガンが新WWFチャンピオンに!
試合結果
@WWWF王座戦:イワン・コロフ(ch)vs.ペドロ・モラレス(新チャンピオン!)(2/8/71)AWWWF王座戦:ブルーノ・サンマルチノ(ch)vs.キラー・コワルスキー(ドロー)(4/29/74)
BWWWF王座戦:ブルーノ・サンマルチノ(ch)vs.ビリー・グラハム(新チャンピオン!)(4/30/77)
CWWWF王座戦:ビリー・グラハム(ch)vs.ボブ・バックランド(新チャンピオン!)(2/20/78)
DWWF王座戦、ケージ・マッチ:ボブ・バックランド(ch)vs.グレッグ・ヴァレンタイン(1/16/82)
EWWF王座戦:ボブ・バックランド(ch)vs.サージェント・スローター(DQ)(5/23/83)
FWWF王座戦:アイアン・シーク(ch)vs.ハルク・ホーガン(新チャンピオン!)(1/23/84)
GWWF王座戦、ケージ・マッチ:ハルク・ホーガン(ch)vs.キング・コング・バンディ(Wrestlemania II 4/7/86)
HWWF王座戦、ケージ・マッチ:ハルク・ホーガン(ch)vs.ポール・オンドロフ(1/3/87)
IWWF王座戦:ハルク・ホーガン(ch)vs.アンドレ・ザ・ジャイアント(Wrestlemania III 3/29/87)
JWWF王座戦:ハルク・ホーガン(ch)vs.アンドレ・ザ・ジャイアント(新チャンピオン!)(2/5/88)
KWWF王座戦:ランディ・サベージ(ch)vs.ハルク・ホーガン(新チャンピオン!)(Wrestlemania V 4/2/89)