WWE:The Best of Saturday Night's Main Event Disc Twoの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
約2時間40分です。
@WWE王座戦:ハルク・ホーガン(ch)vs.キング・コング・バンディ(Saturday Night's Main Event #14 1/2/88)
前回バンディにフォールを奪われている、という事で序盤はホーガンが圧倒。
中盤は面白いかどうかはともかく一進一退を生む事が出来ています。
ただレフェリー気絶した所で終わらせておけばいいのにこの後でバンディが支配する終盤がある。
非常に退屈で、何も溜めもないままハルク・アップでひっくり返されるナンセンスなエンドにつながります。
悪い試合。
AWWE王座戦:ハルク・ホーガン(ch)vs.アンドレ・ザ・ジャイアント(The Main Event #1 2/5/88)
そこまで退屈なペース・ダウンはないが、
煽りすらまともに溜めれず試合構築としては全然駄目。
注目は偽ヘブナーが出てきて絶対王者ホーガンがカウント3を奪われることだけです。
試合後アンドレは奪った王座をデビアスに譲渡。
ひどい試合です。
Bテッド・デビアスvs.ランディ・サベージ(Saturday Night's Main Event #15 3/12/88)
試合巧者な2人の激突。
デビアスは気合が入っていて攻めの変化も受身も素晴らしかったですね。
サベージと呼吸も合っています。
素晴らしい試合を生みだせる可能性を感じ取れますね。
しかし後半からは無下なるストーリーのせいで動きが縛られる。
セコンドやレフェリーが舞台の前にしゃしゃり出てきて2人は後ろに下がる事になりました。
試合後もホーガンが出てきて同上・・・。
平均レベル。
Cハーリー・レイスvs.ハルク・ホーガン(Saturday Night's Main Event #15 3/12/88)
WWEのレイスはただやられ芸を見せるだけ。
受けで試合を作る事はしません。
シーンの中ではその技に意味はなく、そのシーンはどちらが攻めているかの意味しかない。
ひどい試合。
DWWE王座戦:ランディ・サベージ(ch)vs.アンドレ・ザ・ジャイアント(Saturday Night's Main Event #18 11/26/88)
サベージの自分の数発とアンドレの1発が等価として見せる乱戦は良いですね。
しかし途中から場外のセコンド関係が煩くなってくると、
最後はチープなエンディングでジェイクの蛇が試合をスティール・・・。
悪い試合。
EIC王座戦:アルティメット・ウォーリアー(ch)vs.ホンキー・トンク・マン(Saturday Night's Main Event #19 1/7/89)
瞬殺の試合ではありませんが予想以上に見れる試合になっていますね。
両者のパワー・バランスを理解して、
ホンキーがメガフォン攻撃や相手の自爆系でのみ反撃を成功させ、
他はピエロ的に受けで楽しませているのがその理由です。
少し悪い試合。
Fハルク・ホーガン、ランディ・サベージvs.ツイン・タワーズ(The Main Event #2 2/3/89)
前半はスリックの介入とサベージの控えの仕事が光ります。
ホーガンとボス・マンの絡みもインパクトがある方でしたね。
しかしエリザベスがアクシデントでサベージの下敷きになった所からは完全にストーリーが試合を支配。
ホーガンがエリザベスを抱えて応急治療室に行き、
1vs.2で捕まっていたサベージはホーガンにタッチすると試合を放棄しメガ・パワーズ崩壊です。
しかしこの流れならホーガンは1vs.2になって敗北すべきでしたね。
ハルク・アップで難なく勝利していては試合後の言葉に説得力がありません。
エリザベスを応急処置に連れて行った時のエリザベスを救ってください、的な懇願も大げさ過ぎましたね。
ホーガンが役者としてもう少し才があれば、ってとこでしょうか。
悪くない試合。
GWWE王座戦、ケージ・マッチ:ハルク・ホーガン(ch)vs.ビッグ・ボスマン(Saturday Night's Main Event #21 5/27/89)
ボス・マンは他の怪物系に比べ攻め時の技の組み合わせが良く試合運びが安定していますね。
また技にも重みがある。
結局、それをホーガンの勝利を揺るがせる程に活かせておらず、
試合が進むにつれホーガンの勝利へと筋書きで修正された感じでしたが他よりは確実に良い内容でしたね。
平均より少し上。
H3本勝負:ロッカーズvs.ブレインバスターズ(Saturday Night's Main Event #24 11/25/89)→詳細
当時の最高カードの3本勝負という事で盛り上がりますが1分過ぎで1本目とは余りに早過ぎる。
2本目も1月に見られたファン・スポットしかありません。
単なるファン・スポット以上に高める組み合わせが弱いですね。
3本目はHBKの孤立が中心。
流石にこうなると惹きこまれますし盛り上がっていきましたね。
望むべき最終決戦ではありませんでしたが楽しめるタッグ・マッチでした。
平均的な良試合。
(執筆日:7/13/10)
@ダスティ・ローデスvs.ビッグ・ボスマン(Saturday Night's Main Event #24 11/25/89)
ボス・マンは技を打つ時の躍動感の付け方が冴えていましたね。
しかし試合を構築する気のまったくない内容で、
ファンの女性、サファイアが気をそらせた所でダスティが丸め込んで終わり。
ひどい試合です。
(執筆日:7/23/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
H3本勝負:ロッカーズvs.ブレインバスターズ(Saturday Night's Main Event #24 11/25/89)ジャネッティ対ブランチャードで試合開始。
ジャネッティはヒップ・トスを防ぐとボディ・スラムからドロップ・キック。
ジャネッティは腕に狙いをつける。
髪を引っ張られて倒されても跳び起きる。
コーナーに押し込もうとされるやアンダーソンを先に殴りつけタッチを防ぐ。
その隙にブランチャードがエルボーを落としていくも
全て避けてサンセット・フリップへ。
ブランチャードはロープを掴んで耐える。
HBKがヒップ・ドロップでブランチャードの腕を引き離す。
1,2,3!でロッカーズの先取!
ヒーナンがブレーン・バスターズを叱り付ける。
ロッカーズが不意をつき同時にロール・アップ。カウント2。
また同時にスーパー・キックを決める。
ブレーン・バスターズは場外に転げ落ちる。
ヒーナンは見捨てて去っていく。
ロッカーズが完全に圧倒する。
連携も冴え渡る。
HBKがブランチャードにヘッド・シザースを狙う。
アンダーソンが介入しスタンガンに返しカバーで1,2,3!
(CM)
HBKを孤立させ痛めつけていく。
アンダーソンがスパイン・バスターを決めカバーするもジャネッティがカット。
ブランチャードがHBKをコーナーにぶつけようとする。
HBKは逆にブランチャードをぶつけダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
交代したアンダーソンが相手陣の間に立ちふさがる。
ジャネッティが殴りつけるもアンダーソンがHBKにぶつかる。
両者ダウン。
交代したジャネッティが猛攻撃を見せる。
HBKがブランチャードを場外に引き摺り下ろす。
ブランチャードはHBKを鉄柱にぶつけると
ジャネッティにスパイク・パイル・ドライバーを狙う!
HBKは防ぐとジャネッティを持ち上げようとしているアンダーソンにダイビング・クロス・ボディで1,2,3!
ロッカーズの勝利!
試合結果
@WWE王座戦:ハルク・ホーガン(ch)vs.キング・コング・バンディ(Saturday Night's Main Event #14 1/2/88)AWWE王座戦:ハルク・ホーガン(ch)vs.アンドレ・ザ・ジャイアント(新チャンピオン!)(The Main Event #1 2/5/88)
Bテッド・デビアスvs.ランディ・サベージ(カウントアウト)(Saturday Night's Main Event #15 3/12/88)
Cハーリー・レイスvs.ハルク・ホーガン(Saturday Night's Main Event #15 3/12/88)
DWWE王座戦:ランディ・サベージ(ch)vs.アンドレ・ザ・ジャイアント(ダブルDQ)(Saturday Night's Main Event #18 11/26/88)
EIC王座戦:アルティメット・ウォーリアー(ch)vs.ホンキー・トンク・マン(Saturday Night's Main Event #19 1/7/89)
Fハルク・ホーガン、ランディ・サベージvs.ツイン・タワーズ(The Main Event #2 2/3/89)
GWWE王座戦、ケージ・マッチ:ハルク・ホーガン(ch)vs.ビッグ・ボスマン(Saturday Night's Main Event #21 5/27/89)
H3本勝負:ロッカーズvs.ブレインバスターズ(2-1)(Saturday Night's Main Event #24 11/25/89)
@ダスティ・ローデスvs.ビッグ・ボスマン(Saturday Night's Main Event #24 11/25/89)