TOPアメリカン・プロレスWWE 特集DVD →WWE:The Best of Raw 15th Anniversary Disc Three

WWE:The Best of Raw 15th Anniversary Disc Threeの分析


名勝負 なし
好勝負 ショーン・マイケルズvs.シェルトン・ベンジャミン(Raw 5/2/05)

約3時間です。

・The Rock Concert 3/24/03
・Kane Unmasked
・Musical Chairs with Eugene 7/5/04
・Evolution Beats Up Randy Orton(8/16/04)
・Are You Ready for Some Wrestling?!(11/22/04)
・Batista Turns on Triple H(2/21/05)

@ショーン・マイケルズvs.シェルトン・ベンジャミン(Raw 5/2/05)
 まずはHBKがプロレスのレスリングではなくて良いからとベンジャミンにアマレスをさせ翻弄させます。
 HBKが矯正しながらベンジャミンの身体能力を最大に生かしたスポットへと持って行き早い段階で終盤モードに突入です。
 それぞれ死力を尽くした攻防で最後のフィニッシュは名場面に挙げられる素晴らしい物でしたね。
 基本的にベンジャミンの試合運びの弱さははっきりと出ていました。
 最初のレスリングの仕方もそうだし、相手の意思を読み取れていないし、
 両者ダウンを頻繁に挟む事になっていますからね。
 しかしそういう欠点はある程度激戦の雰囲気に飲み込まれているし、
 これまでの試合の中でベンジャミンの身体能力が最大限に活かされた試合である事は確かなのです。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:7/18/10)

・John Cena Drafted #1 to Raw(6/6/05)
・Kane/Lita Wedding(6/20/05)
・Shawn Michaels Turns on Hulk Hogan(7/4/05)
・Jericho is Fired(8/22/05)

A30分アイアン・マン・マッチ:ショーン・マイケルズvs.カート・アングル(10/3/05)
 カートのアマレス・スタイルに対し、
 HBKはチョップをキーにしたスタイル。
 差別化は重要ながら最初からまったく別のものとして扱っています。
 30分とはいえ長時間なのでお題を設定して可能性を追求しても良かったと思いますね。
 その後も技は基本的なもの、試合運びはベーシックな強弱をつけるものです。
 このWWEスタイルで面白くできるのはこの2人ならではですが、
 内容、演出共にPPVのようなエピックは感じませんね。
 1本目は雪崩式アングル・スラムで決着。
 普通1本目で使うべきではない過激な技ですが、
 HBKがぐったりして、反撃に着目させる形でそこからは魅せていきます。
 只繊細さ、リアリティーでは目を見張る出来な一方で、
 ダイナミックさを両立する事は出来ていません。
 全体的にシンプルなプロレス。
 テーマ、演出、表現に欠けるもRawとしては見応えのある内容。
 中々良い試合。
(2-2)

・Stone Cold Stuns the McMahons(10/3/05)
・Eric Bishoff Trial(12/5/05)
・Edge/Lita Live Sex Celebration(1/9/06)
・DX Impersonates Shane and Mr.McMahon(6/26/06)

BWWE王座戦、ノーDQ:RVD(ch)vs.エッジvs.ジョン・シナ(Raw 7/3/06)
 個々の絡みで特別な物はないのだけれど
 前半で3ウェイとしてしっかり1対1の形を作り、
 後半は3ウェイ・ムーブと必殺技乱舞で
 某かの絵を作れているので
 王座交代劇しても良いだろう、という感じにはなっている。
 平均より少し上。 
 (執筆日:4/24/10)

Cストリート・ファイト:エッジvs.ショーン・マイケルズ(1/22/07)
 ベルトにゴミ箱攻撃と激しい攻防でスタート。
 確かに掴みは重要ながらいきなり凶器を使ってしまい、
 また痛みを伝えるベルト攻撃とエンターテイメントなゴミ箱攻撃を
 いっしょくたにするのは勿体無いですね。
 しかしHBKがいつもながら才能を発揮。
 間を置いての仕切りから流血してダウンしてストーリーに引き込んでいきます。
 少々表現的な部分が先行し、プロレスの構成としては余りレベルの高い物ではありませんでしたが、
 Rawとしては十分充実した内容でした。
 最後はオートン乱入から決着。
 平均的な良試合。

・Shawn Michaels Returns(10/8/07)

総評
 印象的な場面が多く収録されていますが、
 半分くらいは試合への前振りの意味合いが強いですね。
 これで盛り上がって試合をみたいのに、
 その試合は勿論PPVで行われるので収録できない。
 ちょっと不完全燃焼ですね。
 (執筆日:7/23/11)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ショーン・マイケルズvs.シェルトン・ベンジャミン(Raw 5/2/05)
A30分アイアン・マン・マッチ:ショーン・マイケルズvs.カート・アングル(2-2)(10/3/05)
BWWE王座戦、ノーDQ:RVD(ch)vs.エッジ(新チャンピオン!)vs.ジョン・シナ(Raw 7/3/06)
Cストリート・ファイト:エッジvs.ショーン・マイケルズ(1/22/07)