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WWE:Legends of Wrestling Vol.Sixの分析


名勝負 なし
好勝負 世界タッグ王座戦:アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード(ch)vs.バリー・ウィンダム、レックス・ルガー(Clash of the Champions I 3/27/88)

Disc 6はヒートシーカーズ(問題児)と題してオムニバス。
約2時間50分です。
Vol.1〜5と違いパネリストはビショフ、ロウラー、フォーリー、ヘイズの4人。

言及された人は以下の通り。
マイケル・ヘイズ(ロウラーの火の玉攻撃で髪が燃えてキレる)
レックス・ルガー(特別扱いで増長。プロレスを恥じていた節あり)
ゴールドバーグ(良い人間だが早すぎる出世で業界に適応できず)
ポールE(良くも悪くも強い扇動力)
スコット・ホール(トラブル・メイカー)
ビンス・ルッソー(観客を楽しませるためでなく悪意から個人攻撃)
バフ・バグウェル(欠場連絡が本人ではなく親から)

@ファビュラス・フリーバーズvs.ロン・ショウ、レネ・ガレット、チャーリー・フルトン(WWE 8/4/84)
 5分かけてのスカッシュ・マッチ。
 WWEとフリーバーズはスタイルが合わないのが感じ取れる。

A世界タッグ王座戦:アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード(ch)vs.バリー・ウィンダム、レックス・ルガー(Clash of the Champions I 3/27/88)
 先発のレックスがいきなりトーチャー・ラックまで持って行きます。
 本来なら必殺技を序盤に持ってくるのは無謀ですが
 それを可能にするのがロープ・ワーク→スポットのハイ・スパートな試合運びであり、
 そこに織り交ぜられるホースメンのタッグ戦略ですね。
 やられながらのタッチ、脚に狙いをつけての孤立、
 ノー・タッチの交代にセコンドのレフェリーひきつけ。
 と教科書にのっている手法のほとんどが見られます。
 欠点とするとこのタッグ戦略が教科書にのっている事を
 そのまま忠実に行い羅列している部分がある事ですね。
 ウィンダムを孤立させるシーンにそれが見られ、
 ウィンダムを押さえつけるには説得力が不十分です。
 Aに比べると応用力が足りなかったですね。
 あれ程ヒートしている戦いではないのだからレスリング技術がもっと見えても良かった。
 しかしベビーフェイスとヒール、それぞれの試合の役割をこないた一戦で
 10分無いですが非常に見応えがある。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:3/6/10)

Bミッドナイト・エクスプレス、ジム・コルネットvs.オリジナル・ミッドナイト・エクスプレス、ポールEデンジャラスリー(2/20/89)
 オリジナル側はデニス・コンドリーではなくジャック・ヴィクトリーが入っています。
 それにマネージャーが参加しているので
 ややスポットに頼って展開させていく形を取っていますね。
 しかし良好なストーリー・テリングで両マネージャーの使い方も適切。
 特にコルネットは動きこそみすぼらしいですが凄く感情が伝わってきますね。
 平均的な良試合。
(執筆日:3/8/10)

CUS王座戦:レックス・ルガー(ch)vs.マイケル・ヘイズ(Wrestle War 5/7/89)
 ルガーが珍しく焦らして挑発までする。
 ヘイズもやけに押せ押せの攻めですね。
 両者しっくりと来ない印象だったが見所は生み出している。
 平均レベル。

DUS王座戦:ゴールド・バーグ(ch)vs.スコット・ホール(WCW Nitro 7/6/98)
 これに勝てばゴーバはホーガンとWCW王座戦を行う条件がついています。 
 そして当然勝って同日WCW王座獲得となります。
 ここでは5分かけて、そのためのしかるべきアピールを行った、という感じ。
 少し悪い試合。 
 
Eスコット・ホールvs.ケビン・ナッシュ(WCW Halloween Havoc 10/25/98)
 まるで意味の無い打撃と低レベルな試合運び。
 白、赤nWoに分かれて実現したアウトサイダーズ対決ですが見事な期待外れ。
 盛り上がる要素がありません。
 ひどすぎる試合。

FWCW王座戦、ケージ・マッチ:ブッカーTvs.ヴィンス・ルッソー(WCW Nitro 9/25/00)
 ケージ・マッチという事で脱出ルールが利いていますが
 ケージの構造はヘル・イン・ア・セルと同じ物です。
 自分が主役&ノン・レスラーという事で
 他のレスラーが関わってくるストーリーを次々とブッキングしてます。
 そこそこ面白いが重みは余りない。
 悪くない試合。
 裁定がアナウンスされる前に映像がカットされてます。

Gボクシング・マッチ:バフ・バグウェルvs.ロディ・パイパー(Bash at the Beach 7/11/99)
 観客が知らないボクサーがプロレスをした方がまし。
 ひどすぎる試合。

総評
 現WWEと関わりがないため、
 Vol.1〜5と違って適切な意見交換が行われたと思います。
 本編は一番面白かったですね。
 しかし問題児だけあって試合は選考が余程良くないとこういういまいちな結果に。
 (執筆日:3/3/10)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

A世界タッグ王座戦:アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード(ch)vs.バリー・ウィンダム、レックス・ルガー(Clash of the Champions 3/27/88)
  ルガー対ブランチャードで試合開始。
  組むとルガーが押し飛ばす。
  マッスル・ポーズをしてコーナーに追い詰める。
  アンダーソンが入ってきて背後から殴りつける。
  2人で殴りつけコーナーに振る。
  ルガーは耐えるとダブル・クローズラインへ。
  ブランチャードにヒット。
  アンダーソンは避けてどうだという表情。
  しかし振り返った所にルガーがクローズライン。
  ブランチャードをロープに振るとパワー・スラム。
  トーチャー・ラック。
  ディロンがレフェリーの注意を引いている隙にアーンが入りルガーの脚を蹴りつける。
  交代したアーンが入りルガーの脚にエルボー、ニーを落としていく。
  交代したブランチャードがルガーの脚をロープにのせヒップ・ドロップ。
  ルガーがブランチャードの腹にパンチをいれ起き上がる。
  ブランチャードがドロップ・トー・ホールドで倒しタッチ。
  アーンがルガーの脚にニーを入れ4の字へ。 
  ルガーが蹴り飛ばすとアーンは控えのブランチャードと激突。
  アーンがブランチャードにタッチ。
  ブランチャードがルガーを捕まえにいくが一足早くルガーがウィンダムにタッチ。
  ウィンダムがブランチャードを殴りつける。
  入ってきたアーンも殴りつける。
  2人の頭をぶつける。
  ブランチャードをロープに振るとフライング・クローズライン。
  ニー・ドロップ。
  ロープに振りパワー・スラム。
  カバーするもカウント2。
  ロープに振りスリーパー。
  ブランチャードがロープに逃げる。
  場外に出るもウィンダムは放さず失神させる。
  放してリングに戻る。
  アーンが駆け寄り揺り起こす。
  ブランチャードはエプロンに上がると近づいてきたウィンダムにショルダー・ブロック。
  ロープを使ったジョー・ブリーカー。
  コーナー上へ。
  ウィンダムが殴りつけデッドリー・ドライブ。
  控えのアーンを殴りつける。
  ブランチャードをロープに振るとアブナミドル・ストレッチ。
  ディロンがレフェリーを引き付けている隙にアーンがカット。
  抗議するルガーをレフェリーが戻している隙にアーンがウィンダムにDDT。
  アーンがカバーするもカウントは2。
  ロープに振りスパイン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  両肩を何度もつけるがウィンダムはカウント3を許さない。
  上にのろうとする。
  ウィンダムが両膝を立てたのでアーンは股間を打つ。
  アーンが咲きにタッチ。
  ブランチャードがウィンダムの頭部にエルボー。
  殴りつけていき倒す。
  カバーするもカウント2。
  ロープに振りクローズラインへ。
  ウィンダムは避けるとクロス・ボディ。カウント2。
  ヘッド・ロック。
  ブランチャードがロープに振る。
  両者激突しダウン。
  ブランチャードがグラウンド・ヘッド・ロック。
  ウィンダムがグラウンド・ヘッド・シザース。
  ブランチャードがすり抜け上にかぶさる。
  ウィンダムはブリッジで起き上がるとガット・レンチ・スープレックス。
  交代したアーンが入ってきてウィンダムの腹にパンチ。
  リスト・ロックを決めひねる。
  ひねって倒す。
  ウィンダムが蹴飛ばす。
  アーンが脚を掴んで倒す。
  ニー・ドロップへ。
  ウィンダムが避けて自爆させる。
  アーンがウィンダムを殴りつける。
  両者同時にパンチを叩き込みダウン。
  しかしアーンは倒れながらもタッチ。
  ブランチャードがウィンダムにスリングショット・ブレーン・バスター。
  カバーするもカウントは2。
  殴りつけようとする。
  ウィンダムがガードしパンチ。
  ブランチャードは倒れながらもタッチ。
  アーンがウィンダムを捕まえにいくもウィンダムがタッチ。
  ルガーがアーンを殴りつけロープに振る。
  バック・エルボー。
  ブランチャードを殴りつける。
  アーンをロープに振りクローズライン。
  クローズライン。
  アーンとブランチャードの頭部をぶつける。
  アーンがルガーにニーをいれる。
  ルガーがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ブランチャードがロープ越しに蹴り。
  アーンがルガーをコーナーに振ろうとする。
  ルガーは振り返すとパワー・スラム。
  終わりだとポーズしてアーンを起こそうとする。
  アーンが腹にヘッド・バッド。
  ブランチャードがリングに入る。
  ウィンダムも入りブランチャードを殴りつける。
  殴りつけていく。
  ディロンがエプロンに上がり椅子を構える。
  アーンがルガーにヘッド・ロックを決めそこにぶつけようとする。
  ルガーが押し飛ばし椅子にぶつける。
  カバーし1,2,3!
  ルガー、ウィンダムが新チャンピオンに!

試合結果

@ファビュラス・フリーバーズvs.ロン・ショウ、レネ・ガレット、チャーリー・フルトン(WWE 8/4/84)
A世界タッグ王座戦:アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード(ch)vs.バリー・ウィンダム、レックス・ルガー(新チャンピオン!)(Clash of the Champions I 3/27/88)
Bミッドナイト・エクスプレス、ジム・コルネットvs.オリジナル・ミッドナイト・エクスプレス、ポールEデンジャラスリー(2/20/89)
CUS王座戦:レックス・ルガー(ch)vs.マイケル・ヘイズ(新チャンピオン!)(Wrestle War 5/7/89)
DUS王座戦:ゴールド・バーグ(ch)vs.スコット・ホール(WCW Nitro 7/6/98)
Eスコット・ホールvs.ケビン・ナッシュ(カウントアウト)(WCW Halloween Havoc 10/25/98)
FWCW王座戦、ケージ・マッチ:ブッカーTvs.ヴィンス・ルッソー(新チャンピオン!)(WCW Nitro 9/25/00)
Gボクシング・マッチ:バフ・バグウェルvs.ロディ・パイパー(Bash at the Beach 7/11/99)