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WWE:Legends of Wrestling Vol.Fiveの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

Disc 5はサージェント・スローターとリック・フレアー。
約2時間45分です。

サージに関しては契約時の小話、戦争ネタ、コーチとしての手腕について。
フレアーに関しては付き人時代から、NWA王者としての最高の資質、ホーガンとの比較、について。

@サージェント・スローターvs.マイク・ロトンド(Mid-Atlantic 5/12/82)
 新進気鋭のロトンドが攻め込む形ながら
 スタジオ収録という事で特に力が入っておらず、あっさり。
 悪い試合。

AWWE王座戦、テキサス・デス・マッチ(レフェリー:トニー・ガレア):ボブ・バックランド(ch)vs.サージェント・スローター(WWE 9/24/83)
 サージは雰囲気のある打撃と、相手の技を重く見せる受けを見せている。
 打撃戦の中で、ここぞでの動かし方は素晴らしいが少々退屈な部分もある。
 ボブが応援を引き出すシーンが無いですし、
 今からするとどうしても過激度が落ちますからね。
 ちなみにテキサス・デス・マッチと言うと
 WCWではフォール後10カウント以内に立ち上がれなければ負けだけど
 WWEではノーDQ、ノー・カウントアウトの意味。
 ここではフォールズ・カウント・エニウェアのルールも一応ついていますね。
 まあまあ良い試合。

Bサージェント・スローターvs.アイアン・シーク(WWE 4/23/84)
 何も考えずに殴りかかるのではなく
 規律を持ちながらアメリカの代弁者として憎しみをぶつける、
 サージが良い表現力を見せました。
 またターン・バックルで良い所を鉄柱にぶつかっていくここ一番の受けも披露。
 一方でシークだけど最高に盛り上がっている雰囲気からすると物足りない。
 シークはリングの中ではヒールが余り向いてないようにも見えるんだよねぇ。
 まあまあ良い試合。

Cブートキャンプ・マッチ:サージェント・スローターvs.カーネル・デビアス(AWA Superclash III 12/13/88)
 ルールなし。
 武器持込可とあってベルト、ステッキ、ロープ用の支柱、ヘルメットと
 様々な凶器が使われるも賑やかし以上の物ではなかったですね。
 試合後イラン、イラク同盟がサージを襲撃。
 メヒコ軍が追い払ってサージを助けました。
 少し悪い試合。 

DNWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.レックス・ルガー(WCW Starrcade 12/26/88)
 サイコロジーの理とは現実の理とは限らない。
 幻想の世界でも良い。
 いかに身体に言語を持たせるかです。
 ルガーは自分の時代を迎えつつある人間らしい良い表情をしている。
 ルガーは耐えとアピールを巧みに組み合わせ気の出し方も調整している。
 フレアーは場外、コーナー、エプロンの移動に立つか立たないかを加えた三次元の調整でルガーの可能性を羽ばたかせる。
 彼らが自分達のために作り上げた世界の理だからそれは縛る事はない。
 一部ルガーの無敵キャラが完成されてない事もあって
 一進一退のためにやりすぎている部分もあるが既視観を覚えさせない30分です。
 最後もルガーが素晴らしいダメージ表現を見せましたね。
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:3/10/10)

Eサンダードゥーム・ケージ・マッチ(レフェリー:ブルーノ・サンマルチノ):テリー・ファン ク、グレート・ムタvs.スティング、リック・フレアー(WCW Halloween Havoc 10/28/89)
 電流が流れているという触れ込みでしたが関係ないので無視。
 重要なのはケージがリングの外にあり、
 ギブ・アップ、TKOのみで決着するという事です。
 通常の凄惨なケージ・マッチと違い
 中途半端な乱戦でファン・マッチ模様ですが決して悪い試合ではないですよ。
 4人のスターが自分が一番目立ってやろうと
 競い合うように見せ場を作っていきます。
 フレアーとスティングがタッグを組んで連携技を行うのは貴重なシーンですしね。
 しかしフィニッシュは捻っていようがチープな事には変わりない。
 まあまあ良い試合。
 (執筆日:10/11/09)

Fリック・フレアーvs.カート・ヘニング(WCW Nitro 10/11/99)
 熱くなっている、として誤魔化している部分もあるけれど
 時期を考えると十分な程フレアーらしさは出ている。
 ヘニングは厳しいながらもチョップの多用で攻防を生み出しました。
 平均レベル。

総評
 本編はまずまず。
 ホーガンがWWEに来なかったらサージがトップに立ち続けていたはず、という意見が面白い。
 試合も良い。
 しかしサージに関しては出し惜しみしているし、フレアーのルガー戦は既にDVD化済みです。
 (執筆日:3/11/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

DNWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.レックス・ルガー(Starrcade 88)
  組むとフレアーがヘッド・ロック。
  ロープに振られるもロープを掴んで止まる。
  マッスル・ポーズをしてみせる。
  Wooooと叫ぶ。
  組むとフレアーがルガーをコーナーに押し込む。
  クリーンに離れず腹にパンチ。
  そうくるならとルガーが密着。
  ヘッド・ロック。
  フレアーがロープに押し込み腹にパンチ。
  チョップを打ちヘッド・ロック。
  ルガーがフレアーをロープに振る。
  フレアーがロープを掴んで止まりWooooと叫ぶ。
  そこにルガーが走りよりクローズラインで落とす。
  ルガーがマッスル・ポーズ。
  フレアーがリングに戻る。
  フレアーがヘッド・ロック。
  ハンマー・ロック。
  ルガーがハンマー・ロックに返す。
  フレアーがロープに逃げる。
  ルガーはカウント4まで放さない。
  フレアーは怒るがルガーはならかかってこいよという身振り。
  組むとルガーがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  フレアーは転がってコーナー付近に。
  間を取ってから立ち上がる。
  ルガーがナックル・ロックを求める。
  フレアーは応じると見せかけけり。
  頭部にエルボー。
  チョップ。
  チョップ。
  ヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ルガーはリープ・フロッグで避けるとパワー・スラム。
  マッスル・ポーズ。
  エプロンに転がり出ていたフレアーが戻ってくる。
  ルガーはフレアーをロープに振るとボディ・リフト。
  ミリタリー・プレス。
  カバーするもすぐフレアーがロープに脚をかける。
  フレアーが場外に転がり出る。
  5分経過。
  フレアーはリングに入るも立ち上がらない。
  ルガーが起こしリスト・ロック。
  コーナーに振る。
  フレアーは正面からぶつかる。
  フレアーがリスト・ロック。
  フレアーがチョップを打つも利いていない。
  フレアーは場外に逃げる。
  ルガーが後を追い迫っていく。
  レフェリーが間に入りリングに入るようルガーに言う。
  フレアーが先にリングに入っている。
  ルガーが入りフレアーに近づく。
  フレアーが蹴り。
  ルガーをコーナーにもたれさせチョップ。
  ルガーはすぐにパンチでお返しするとコーナーに振る。
  フレアーは正面からぶつかる。
  腕を押さえながらダウン。
  ルガーがハンマー・ロックを決める。
  捻っていく。
  フレアーは起き上がるとバック・エルボー。
  ロープに走りショルダー・タックルにいくも逆に倒される。
  ルガーがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  フレアーがカウンターでヒップ・トスを狙う。
  ルガーが防ぎヒップ・トス。
  フレアーを起こしリスト・ロック。
  フレアーがサミング。
  ルガーの顔を殴りつける。
  コーナーにもたれさせチョップを打ち込んでいく。
  ルガーが耐えて吼える。
  もっと打ってみろと言う。
  フレアーが場外に逃げる。
  ルガーが後を追う。
  フレアーの腕を柵に絡めて引っ張る。
  ハンマー・ロックを決めると鉄柱にぶつける。
  リングに戻す。
  命乞いするフレアーに見せ付けるようにマッスル・ポーズ。
  起こすとアーム・ロック。
  フレアーの体が崩れる。
  フレアーは起き上がるとロープに押し込む。
  ルガーが放すとフレアーが腹にパンチ。
  ルガーがヘッド・ロック。
  フレアーは再びロープに押し込み腹にパンチ。
  ヘッド・ロック。
  ルガーがロープに振る。
  フレアーがショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ルガーがカウンターでクローズラインを狙う。
  避けられるもクローズライン。
  カバーするもカウント2。
  エプロンに出たフレアーを起こすとリング内へのブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  ロープに走るとエルボー・ドロップへ。
  フレアーは避けて自爆させる。
  近づいてきたルガーに蹴り。
  ロープに走りフライング・フォア・アームズで倒す。
  あばらを蹴りつける。
  場外に投げ捨てる。
  場外に下りるとルガーを柵にぶつける。
  殴り蹴りつける。
  チョップ。
  ルガーを柵にぶつける。
  リングに戻ると注意してきたレフェリーの胸を突く。
  レフェリーも突き返す。
  15分経過。
  ルガーを引き入れるとスナップ・メア。
  ニー・ドロップ。
  起こしてチョップ。
  スナップ・メア。
  ダブル・ストンプ。
  チョップ。
  頭部にエルボー。
  チョップ。
  腹を蹴りつけチョップ。
  殴りチョップ。
  ルガーは耐えてみせ胸を動かす。
  フレアーが再びチョップを打つも利いていない。
  ルガーが殴りつける。
  フレアーがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ルガーがカウンターでスリーパー。
  フレアーがロープに手を伸ばすも届かない。
  フレアーは体勢を変えるとバック・ドロップに切り返す。
  両者ダウン。
  フレアーは近づいてきたルガーを蹴りつける。
  スナップ・メアから4の字へ。
  ルガーがインサイド・クレイドルに切り返す。カウント2。
  フレアーはチョップを打つとスナップ・メア。
  コーナー上へ。
  ルガーが捕らえスーパープレックスを決める。
  カバーするもカウント2。
  4の字を決める。
  フレアーがロープを掴むもレフェリーがロープを蹴り飛ばす。
  20分経過。
  フレアーがロープをしっかり掴む。
  今度はレフェリーもみとめロープ・ブレイクさせる。
  ルガーがコーナーにもたれたフレアーを殴りつけていく。
  レフェリーがパンチは駄目だと腕にしがみつく。
  ルガーが気にせず殴ろうとした所レフェリーに誤ってバック・エルボー。
  フレアーが隙を突いてサミング。
  トップ・ロープ越しに投げ捨てる。
  ルガーがコーナー上に上がりダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
  フレアーがルガーをロープに振りヒップ・トスを狙う。
  ルガーが防いでバック・スライド。
  こらえるフレアーの両肩をつける。カウント2。
  10カウント・パンチ。
  コーナーに振る。
  フレアーが一回転するも不十分でリングに落ちる。
  ルガーはエプロンで起き上がったフレアーにリング内へのブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  マッスル・ポーズ。
  フレアーがチョップを打つも
  ルガーは耐え切りもっと打って来いと身振り。
  フレアーが命乞いをする。
  ルガーがフレアーをロープに振りボディ・リフト。
  ミリタリー・プレスを決める。
  ロープに振るとパワー・スラム。
  トーチャー・ラックで終わらせるぞ、と身振り。
  ディロンがエプロンに上がってくる。
  ルガーがディロンに掴みかかるも離す。
  その隙にフレアーは場外に出ている。
  コーナーに近づいてきたルガーの脚を取って倒す。
  そしてエプロンに脚をぶつけ椅子を脚に叩きつける。
  レフェリーはディロンに気を取られてみていない。
  リングに戻るとルガーの脚をロープに乗せヒップ・ドロップ。
  脚を蹴りつけて倒す。
  ロープに走り脚にエルボー。
  25分経過。
  脚を蹴りつける。
  脚にニー・ドロップ。
  そして4の字を決める。
  耐えるルガーの頬を張る。
  ルガーはマッスル・ポーズで気合を入れると反転させる。
  フレアーは痛みの余り解く。
  ルガーが起き上がろうとするも脚が痛い。
  何とか起き上がったルガーの脚を蹴りつける。
  フレアーはルガーを起こすとスナップ・メアからニー・ドロップ。
  コーナー上へ。
  ルガーが捕らえデッドリー・ドライブ。
  フレアーがルガーを場外に投げ捨てる。
  エプロンに引き上げるとロープを使ったジョー・ブリーカー。
  ルガーは利かないと首を振るとリングに入る。
  脚をはたいて誤魔化す。
  フレアーに迫りロープに振る。
  ボディ・リフトからミリタリー・プレスを決めるも脚の痛みから崩れ落ちる。
  フレアーがルガーの腹にパンチ。
  場外に投げ捨てる。
  ルガーはエプロンに上がるとショルダー・ブロック。
  ロープ越しに飛びサンセット・フリップ。カウント2。
  フレアーはルガーを起こすとロープに走りフライング・エルボー。
  しかしルガーは倒れない。
  脚をはたいて歩けるようにするとルガーがマッスル・ポーズ。
  フレアーをコーナーに追い詰めると10カウント・パンチ。
  30分経過。
  コーナーに振りクローズライン。
  カバーするもカウント2。
  ロープに振りパワー・スラム。カウント2。
  起き上がるとマッスル・ポーズ。
  そしてトーチャー・ラック。
  脚の痛みから崩れフレアーがボディ・プレスに返す。
  即座にフレアーがロープに脚をかけ1,2,3!
  フレアーが防衛!
  ルガーはロープを使われたと抗議。
  しかし聞き入れられず。


Eサンダードゥーム・ケージ・マッチ(レフェリー:ブルーノ・サンマルチノ):テリー・ファンク、グレー ト・ムタvs.スティング、リック・フレアー
  ファンク対フレアーで試合開始。
  フレアーがチョップを打つ。
  ボディ・スラム連発。更に場外へのボディ・スラム。
  交代したスティングはファンクを落とすとケージにぶつける。
  フレアーはしきりにムタを挑発。
  劣勢のファンクに代わりムタが入る。
  スティングはボディ・リフトにブレーン・バスターを決める。
  ファンク組はまだ全然攻撃できていない。
  スティングはムタをケージにぶつける。
  ムタが反撃しスティングにエルボー・ドロップ。  
  スティングが捕まる。
  連続攻撃を仕掛けるもフレアーに邪魔される。
  スティングはムタ、ファンクにブルドッグを決めるとフレアーに交代。
  フレアー組も連携を見せる。
  スティングがスコーピオン・デス・ロックを狙うもファンクがカット。
  フレアーはケージを揺らしてファンクの頭をケージにぶつける。
  ムタとスティングがケージを登って蹴り合う。
  フレアー、フレアーもケージ天辺へ。
  フレアーがチョップを打ち込む。
  リングではスティングがムタにゴリラ・プレス。
  ムタはリングに隠れ不意打ち。
  ムタとフレアー、スティングとフレアーが殴り合っている。
  フレアーがムタに4の字!
  スティングがロープに捕まって蹴りを入れる。
  ファンクはロープでスティングをケージにくくりつける。
  ムタがフレアーの脚を攻める。
  フレアーにスパイク・パイル・ドライバーを決める。
  オレイがス ティグの脚をしばるロープを解く。
  スティングはケージからリング内のファンクへダイビング・ボディ・アタック。
  フレアーがファンクの脚を攻める。
  ムタがスティングにバック・ブリーカーからムーンサルトを狙う!
  スティングは起き上がりムタにドロップ・キック。
  フレアーがファンクに4の字!
  その状態でスティングがダイビング・ボディ・ドロップを連発し追撃をかける。
  ムタがサンマルチノに迫るも返り討ちに合う。
  オレイが介入しようとしたゲイリーを殴りつけるとタオルが飛ぶ。
  サンマルチノは落ちたタオルを見てゴングを鳴らす!
  フレアー組の勝利! 

試合結果

@サージェント・スローターvs.マイク・ロトンド(Mid-Atlantic 5/12/82)
AWWE王座戦、テキサス・デス・マッチ(レフェリー:トニー・ガレア):ボブ・バックランド(ch)vs.サージェント・スローター(WWE 9/24/83)
Bサージェント・スローターvs.アイアン・シーク(DQ)(WWE 4/23/84)
Cブートキャンプ・マッチ:サージェント・スローターvs.カーネル・デビアス(AWA Superclash III 12/13/88)
DNWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.レックス・ルガー(WCW Starrcade 12/26/88)
Eサンダードゥーム・ケージ・マッチ(レフェリー:ブルーノ・サンマルチノ):テリー・ファン ク、グレート・ムタvs.スティング、リック・フレアー(WCW Halloween Havoc 10/28/89)
Fリック・フレアーvs.カート・ヘニング(WCW Nitro 10/11/99)