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WWE:The History of The Intercontinental Championship Disc Threeの分析


名勝負 なし
好勝負 IC王座戦、ケージ・マッチ:リック・フ レアー(ch)vs.HHH(Taboo Tuesday 11/1/05)

約3時間5分です。

@IC王座戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.カート・アングル(No Way Out 2/27/00)
 カートはキャリアが浅いのでまだ完成度は高くないのですが
 その分、色々な事にも挑戦しているし、テンポの速さを売りに頑張っている。
 ジェリコも対応力の高さを見せた感じですね。
 まあまあ良い試合。
 (執筆日:2/20/10)

AIC王座戦:エディ・ゲレロ(ch)vs.クリス・ジェリコvs.X-Pac(SD 10/12/00)
 面白そうな面子ですが3ウェイの知見がまだ不足してますね。
 彼らのJrヘビー級のスタイルを残したままどう3人が絡めば良いかわからず
 頭に浮かんだ事をすぐ行動して繋いでいく内容。
 取りあえずエディの試合も入れておくか、と適当に選ばれたとしか思えません。
 悪くない試合。 

BIC王座戦:HHH(ch)vs.ジェフ・ハーディー(SD 4/12/01)
 ジェフが手数で対抗する試合にも出来たと思いますが
 王座移動させるとなると序盤だけに済ませ
 基本HHHが支配、最後にマット乱入でひっくりかえる、という
 ブックに重きを置いたのも当然でしょうね。
 この頃のHHHは既にICレベルを卒業してましたから。
 悪くない試合。

CIC王座戦、ラダー・マッチ:RVD(ch)vs.ジェフ・ハーディ(Raw 7/22/02)
 このカードのラダー・マッチがもう1試合あったとは、と
 楽しみに見始めたのだけど期待外れでしたね。
 最初の切り返し合いを省くようにモチベーションが劣っているし、
 全体を通して動きが適当・速すぎる。
 躍動感、頭よりも体から動いている訳ではなく、
 それはただ巻きが入っていると評すべき動きです。
 ラダーを使った大技も凡庸な物でしたね。
 平均レベル。

DIC王座戦:ランディ・オートン(ch) vs.エッジ(Vengeance 7/11/04)
 復活したエッジはかつての動きが出来ない、
 もしくはそろそろ若手の乗せ方から脱却すべき頃と悟っているのか
 26分もの時間設定の中で
 まずショルダー・タックルやヘッド・ロックを
 使った攻防をチョイスしていて興味深かったですね。
 ただ中盤はとにかく長ったらしいです。
 エッジがスピアーを狙った後に、
 オートンが引き込むはずのヒール・ムーブを時間延ばしのために使ったり、
 普通にしててもダメージがいく首に狙いをつけたりしてますからね。
 Boringコールも起こって、もう印象の悪い試合になってしまうなぁ、と思いました。
 しかし終盤は一気に逆転させました。
 クイックやヒール・ムーブがばっちりとはまった深みのある攻防で
 素晴らしい盛り上がり、オートンの長期政権を終わらせるに値する物を見せました。
 18分くらいで良しとしていたなら普通に好勝負になったでしょうね。
 勿体無い。
 平均的な良試合。
 (執筆日:1/11/10)

EIC王座戦、ケージ・マッチ:リック・フレアー(ch)vs.HHH(Taboo Tuesday 11/1/05)
 前年のオートンも素晴らしかったがHHHは更にその上を行きましたね。
 フレアーの写し身となり細かい一進一退の攻防を見せました。
 2人が使う技の種類は少ないですが重みと意味に溢れています。
 感情の調節も素晴らしいです。
 繊細な表現を持ったオールド・スクール+大流血=ぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:11/2/09)

Fマネーイン・ザ・バンク&IC王座戦: シェルトン・ベンジャミン(ch)vs.RVD(Mrマネー)(Backlash 4/30/06)
 生意気なシェルトンの挑発から入り、
 独創的な攻防と基本にのっとったベースで
 しっかりした内容に作り上げています。
 何度か手を重ねて、攻防を増産、配置を洗練したら面白そうな感じを受けましたね。
 両者にとっては久しぶりに当たりの出来で、
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:11/11/09)

GIC王座戦:シェルトン・ベンジャミン (ch)vs.カリートvs.ジョニー・ナイトロ(Vengeance 6/25/06)
 インディーに影響を受けた技や切り込みが見られますが
 結構がたがたでスムーズではないですね。
 試合が進むにつれ疲労でペースを落とせますので改善されてはいきました。
 スポットをどう見せるか、どう配置するかの意識は低いのですが
 それでも盛り上がらざるを得ない程独創的なスポットがありましたね。
 まあまあ良い試合。

HIC王座戦:ウマガ(ch)vs.ジェフ・ハーディ(Great American Bash 7/22/07)
 圧倒的な怪物に立ち向かう構図は盛り上がりやすいですね。
 しかしこのカードは只それだけではなくてやはり2人の実力あってこそ。
 成長したジェフは受けのカリスマっぷりは勿論の事、
 攻めにおいてここは小さい反撃でここで連撃、と調整が出来るようになりましたね。
 ウマガは弱い相手に優位に立った状態でも注目を引き続けられるように間を使っている。
 他の木偶の怪物系なら何故瞬殺しないの、できないの、という視点が生まれる所です。
 中々良い試合。

IIC王座戦:ジェフ・ハーディ(ch)vs.クリス・ジェリコ(Raw 3/10/08) 
 変哲の無い通常試合の様相でしたが
 クライマックスだけはちょっと熱いですね。
 平均レベル。

総評
 こうして時系列で振り返ってみるとIC王座の価値がどんどん落ちて行っているのが分かる。
 そういう事実を露呈してしまっている事はどうかと思うけれど、
 その中でディスク3の試合選考はそれなりに頑張っているとは思う。
 (執筆日:1/24/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

DIC王座戦: ランディ・オートン(ch)vs.エッジ
  エッジがオートンを圧倒。
  オートンはたまらずリング を去っていくもエッジが連れ戻す。
  オートンはエッジの首に狙 いをつける。
  エッジが反撃するやオート ンはベルトを手にする。
  エッジはベース・ボール・ スライドを決めるとミサイル・キックからスピアーへ。
  オートンは蹴り上げて防ぐ とネック・ブリーカー。
  跳び技に行くもエッジがド ロップ・キックで撃墜。
  殴り合いからエッジがリ バースDDT。
  スーパープレックスを防ぐ とダイビング・クロス・ボディ。
  オートンは体勢を入れ替え るもカウントは2。
  サミングを決めるとター ン・バックルを外す。
  オートンがタイツを掴んで 丸め込むもカウント2。
  エッジはエジキューション を決めカバー。カウントは2。
  オートンはコーナーの金属 部分へのスタンガンからロープ悪用のカバーに行くがカウントは2!
  ならばとRKOを狙うが エッジは押しとばしてスピアーにいく!
  オートンは跳躍しコーナー へ激突させる!
  RKOを狙うがエッジは バック・スライドに返す。カウントは2。
  アイリッシュ・ウィップで オートンを金属部分にぶつけスピアー!
  カバーし1,2,3!
  エッジが新ICチャンピオ ンに!


EIC王座戦、ケージ・マッチ:リック・フレアー(ch)vs.HHH
  組むとHHHがコーナーに押し込み殴りかかる。
  フレアーは避けるとチョップを打ち離れる。
  組むとHHHが押し込み殴りつけようとする。
  フレアーはガードすると殴りつけチョップを打ち、殴りつけていく
  HHHはフレアーをコーナーにもたれさせると殴りつける。
  フレアーがチョップを打ち返し押していく。
  HHHはフレアーをコーナーにもたれさせ殴りかかる。
  フレアーはガードすると殴りつけていく。
  チョップで倒す。
  ロープに振ろうとする。
  HHHは振り返すとハイ・ニー。
  起こすとターン・バックルにぶつけ殴りつける。
  足を喉に押し当てる。
  フレアーがチョップ。
  HHが腹にブローをいれ打ち合う。
  フレアーが押し勝ち殴りつけるとロープに振ろうとする。
  HHHは振り返すとスパイン・バスター。
  頭部にパンチを打ち込んでいく。
  起こすとケージにぶつける。
  フレアーは流血。
  HHHがフレアーを殴りつけケージにぶつける。
  スナップ・メア。
  ニー・ドロップ。
  ケージにこすりつけ、叩きつける。
  もう1発。
  ロープに走ると体当たりでプレス。
  額にパンチを叩き込む。
  ニー・ドロップ。
  ケージにぶつける。
  ケージを登っていく。
  フレアーはロープを伝って捕まえに来る。
  チョップを打ち込む。
  HHHがヘッド・バッド。
  チョップとパンチの打ち合いに。
  フレアーがチョップを連打。
  HHHがパンチを入れると両者体勢を崩してロープをまたぐように落ちる。
  HHHはコーナーをのぼるとケージを止めているチェーンを手にする。
  チェーンを拳に巻くとコーナー上から飛ぶ。
  フレアーが脚を上げ迎撃。
  フレアーがチョップを打っていく。
  ニー・クラッシャー。
  4の字を狙う。
  HHHがチェーンを殴りつけて防ぐ。
  カバーするもカウント2。
  チェーンを巻いた拳を落とす。
  レフェリーがチェーンを没収する。
  倒れているフレアーに張り手。
  マウント・パンチ。
  コーナーにもたれさせると殴りつけていく。
  フレアーは軽くHHHの胸を突くもダウン。
  HHHがフレアーの後頭部にニー・ドロップ。
  フレアー・ウォークをして見せる。
  4の字を決める。  
  耐えるフレアーを殴りつけていく。
  フレアーが反転させる。
  HHHがすぐ戻しロープを掴む。
  フレアーを中央に引っ張ると4の字を狙う。
  フレアーが蹴り飛ばしHHHをケージにぶつける。
  HHHも流血。
  フレアーが飛びかかり噛み付く。
  ケージにぶつける。
  チョップで倒す。
  パンチを叩き込んでいく。
  噛み付く。
  ケージにぶつける。
  ケージにこすりつけ叩きつける。
  髪をつかみ引っ張ると殴りつける。
  チョップ。
  ブレーン・バスター。
  ニー・ドロップ。
  もう1発。
  手を掴むとチョップにパンチ。
  ロープに走るとチョップ・ブロック。
  チョップ。
  脚を殴りつける。
  ロープに走りチョップ・ブロックで倒す。
  脚にエルボー・ドロップ。
  脚を踏みつける。
  4の字。
  HHHがロープの方へ移動。
  フレアーは中央に戻すと中指を立てる。
  HHHはレフェリーを掴んで引っ張るとフレアーにぶつける。
  フレアーは起き上がると脚にニー・ドロップ。
  ケージを登っていく。
  HHHが捕まえる。
  フレアーはサミングで逃れるとコーナー上から飛びシングル・アックス。
  カバーするもカウント2。
  起こすとロー・ブロー。
  扉から脱出しようとする。
  HHHが何とか追いつき脚を掴む。
  フレアーは引き入れられながらも椅子を掴んで入れる。
  HHHはフレアーの手を踏みつけ椅子を手にする。
  椅子を振りかぶる。
  フレアーはHHHの股間を握りつぶす。
  その状態でチョップとパンチ。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  読んでいたHHHがぺディグリーを狙う。
  フレアーは椅子へのリバース・スープレックスに切り返す。
  椅子を叩きつける。
  もう1発。
  3発目。
  そして脱出する!
  フレアーの防衛!
 

Fマネーイン・ザ・バンク&IC王座戦:シェルトン・ベンジャミン(ch)vs.RVD(Mrマネー)
  シェルトンがバックを取りテイク・ダウン。
  起き上がったRVDに張り手。
  組むと腕を取る。
  RVDが前転から腕を取り返す。
  ベンジャミンがロープを使って回転しアーム・ドラッグ。
  生意気な態度を見せる。
  シェルトンがニー。
  ヘッド・ロック。
  ロープに飛ばされヘッド・ロック。
  ロープに走る。
  RVDが丸め込む。カウント2。
  アーム・ドラッグ。
  アーム・ドラッグ。
  スピン・キックへ。
  シェルトンがびびって逃げる。
  RVDはRVDポーズを見せつける。
  組むとシェルトンがコーナーに押し込む。
  クリーンに離れると見せかけ蹴り。
  ロープに振ろうとする。
  RVDが振り返しスピン・キック。
  シェルトンは場外に転がり出る。
  リングに入る。
  組むとシェルトンが蹴り。
  ニーを入れる。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  RVDは背を通るとクローズラインを避けスピン・キック。
  クローズライン。
  クローズライン。
  ボディ・スラム。
  ローリング・サンダーを狙うもシェルトンは場外に避難。
  RVDはブランチャで追撃。
  リングに戻すとエプロンからショルダー・ブロックを狙う。
  シェルトンはカウンターでニーを入れると場外へのサンセット・フリップ・パワー・ボム。
  リングに戻すとカバー。カウント2。
  起こすとロープに押し付け蹴りつける。
  ロープに走りヒップ・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  チン・ロック。
  シェルトンがRVDを痛めつけていく。
  Tボーン・スープレックスを狙うも逃れられる。
  ローリング・サンダーをサモアン・ドロップに返すとスーパープレックスを狙う。
  RVDはシェルトンを叩き落す。
  しかしシェルトンはコーナーに飛び乗りスーパープレックス!
  RVDはスプラッシュを避けると猛反撃を見せる。
  ローリング・サンダーに開脚式ムーンサルトを決めるもカウント3ならず。
  シェルトンはモンキー・フリップを食らうも着地。
  RVDがヒール・キックからファイブ・スター・フロッグ・スプラッシュに行くも自爆!
  シェルトンはDDTを決めカバーするもRVDの脚がロープにかかる。
  シェルトンはバンクで攻撃しようとするも失敗。
  ダイビング・クロス・ボディにいくも体勢を入れ替えられる。カウントは2。
  レフェリーの目がそれた隙に
  シェルトンはバンクを手にして殴りかかるが、
  RVDは奪い取りヴァン・ダミネーター!
  ファイブ・スター・フロッグ・スプラッシュを決めカバー!1,2,3!
  RVDが新ICチャンピオンに!

試合結果

@IC王座 戦:クリス・ジェリコ(ch)vs.カート・アングル(新チャンピオン!)(No Way Out 2/27/00)
AIC王座戦:エディ・ゲレロ(ch)vs.クリス・ジェリコvs.X-Pac(SD 10/12/00)
BIC王座戦:HHH(ch)vs.ジェフ・ハーディー(新チャンピオン!)(SD 4/12/01)
CIC王座戦、ラダー・マッチ:RVD(ch)vs.ジェフ・ハーディ(Raw 7/22/02)
DIC王座戦:ランディ・オートン(ch) vs.エッジ(新チャンピオン!)(Vengeance 7/11/04)
EIC王座戦、ケージ・マッチ:リック・フレアー(ch)vs.HHH(Taboo Tuesday 11/1/05)
Fマネーイン・ザ・バンク&IC王座戦: シェルトン・ベンジャミン(ch)vs.RVD(Mrマネー)(新チャンピオン!)(Backlash 4/30/06)
GIC王座戦:シェルトン・ベンジャミン (ch)vs.カリートvs.ジョニー・ナイトロ(新チャンピオン!)(Vengeance 6/25/06)
HIC王座戦:ウマガ(ch)vs.ジェフ・ハーディ(Great American Bash 7/22/07)
IIC王座戦:ジェフ・ハーディ(ch)vs.クリス・ジェリコ(新チャンピオン!)(Raw 3/10/08)