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WWE:ECW Unreleased Vol.1 Disc Threeの分析


名勝負 なし
好勝負 ECW王座戦:マイク・オーサム(ch)vs.田中将斗(November to Remember 11/7/99)

@ECW王座戦:シェイン・ダグラス(ch)vs.タズ(Guilty as Charged 1/10/99)
 サブーとの3ウェイ・ダンスが予定されていたものの
 サブーが首の負傷のため欠場しシングルに。
 ダグラスが力強いレスリングでタズに挑みます。
 意外とこういう見せ方ができたりするんですよね。
 タズがそれに対抗した上でベリー・トゥー・ベリーを決めます。
 その後もダグラスがタズの力強さを
 しっかり引き出した上で引いて見せます。
 戦場を観客席に移しますが、ここは長すぎ。
 タズの仁王立ちアピールなど良い場面はありましたが、
 内容量に対して割いた時間が釣り合っていません。
 リングに戻るとそれぞれテーブルを被弾しながら一進一退。
 充実の一戦でしたが、サブーが乱入。
 サブーが暴れまわるシーンは格好良いものの
 それまで男くさいファイトを行ってきたタズ、ダグラスをスポイル。
 タミー・リンとフランシーンの喧嘩から
 キャンディードが離反しトリプル・スレット崩壊という
 ダグラスの負けを導くネタも内容的には邪魔でしかありません。
 平均的な良試合。

Aインパクト・プレイヤーズ(ジャスティン・クレディブル、ランス・ストーム)vs.ロブ・ヴァン・ダム、ジェリー・リン(Heatwave 7/18/99)
 リンとジャスティンはフェイス/ヒールらしく
 攻守はっきりさせて技アピールで盛り上げます。
 一方でRVDとストームはアマレスとハイ・フライの演武で魅せます。
 かなり良い感じになるのではと予想させる序盤でした。
 中盤に移ってリンの孤立
 インパクト・プレイヤーズの試合運びは良いものの
 凶器要素を取り入れたことで方法論に依存する形になった印象。
 タッチして入ったRVDは技見せが強い。
 控えのジャスティン含め、
 もっとスピード感もってやらないと成立しません。
 その結果、地味なヒール側が霞む形。
 更にはサブー乱入から試合後のRVD/リン対立へという
 ストーリー・テリングがあるものだから…。
 平均的な良試合。

BECW王座戦:マイク・オーサム(ch)vs.田中将斗(November to Remember 11/7/99)
 #8。
 序盤は定型ですが少し抑え目にして、
 その分2回に分けて行なっているのが今回始めての試み。
 1回で20点取るのではなく12点を2回取るという感じで
 合計点としてはそれ程変わらないのだけれども
 消耗の激しいぶつかり合いという性質を考えれば
 ここで重厚さを増すことは試合全体では4点稼いだ以上の意味合いがあります。 
 オーサムのスプリングボード式観客席ダイブ、
 田中の観客との一体感を利用した反撃の流れ。
 双方が得意の武器を持ち寄って予断なく見せ場を連続させると、
 場外テーブルへエプロンからオーサム・ボム。
 更に田中がテーブルへのスーパープレックス。
 とんでもないハード・スポットの打ち合いに
 終了を待たずして観客からスタンディング・オベーションが起こり、
 その拍手の中、で雪崩式オーサム・ボムで試合の幕は閉じたのでした。
 試合としての完成度、過激度共に一歩踏み込んだ一戦でした。
 ぎりぎり好勝負。

CECW王座戦:タズ(ch)vs.トミー・ドリーマー(Cyberslam 4/22/00)
DECW王座戦:トミー・ドリーマー(ch)vs.ジャスティン・クレディブル(Cyberslam 4/22/00)
ETV王座戦:ライノ(ch)vs.サンドマン(Heatwave 7/16/00)
FTV王座戦:ライノ(ch)vs.スパイク・ダッドリー(Massacre on 34th Street 12/3/00)
Gジェリー・リンvs.クリスチャン・ヨーク(Hardcore TV 12/30/00)
Hタジリ・ヨシヒロ、マイキー・ウィップレックvs.キッド・カッシュ、スペル・クレイジーvs.FBI(Guilty as Charged 1/7/01)

ブルー・レイ特典
@トミー・ドリーマーvs.ジミー・スヌーカ(The Night the Line was Crossed 2/5/94)

AECW王座戦、3ウェイ・ダンス:テリー・ファンク(ch)vs.サブーvs.シェイン・ダグラス(The Night The Line Was Crossed 2/5/94)
 これが歴史の幕開け、初の3ウェイ・ダンス、
 ついでに1時間マッチだと聞けば期待も高まりますが・・・
 まったくもってぐだぐだ。
 退屈極まりない一戦でした。
 ついでにファンク出場は開始15分後から、
 その15分後から30分過ぎまでサブー退場、
 その後もファンクが一時退場したりと
 実質的な3ウェイの時間は短く
 その内容にしても3ウェイの面白みはない。
 サブーはコンディション最悪だし、
 試合を作るのを任されたダグラスにしても
 スティムボートとタッグを組んだこともある期待のホープとはいえ
 1時間マッチは荷が重過ぎました。
 少し悪い試合。
 どうでも良いですが終盤映像が途切れるシーンがありました。
 (執筆日:3/27/08)

 
 (執筆日:8/?/14)

DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

AECW王座戦、3ウェイ・ダンス:テリー・ファンク(ch)vs.サブーvs.シェイン・ダグラス(The Night The Line Was Crossed 94)
  ファンクは15分後に入場する変則ルール。
  ポールEのマネージャー、ポールEがダグラスのマネージャー、マーテルを携帯で殴りつける。
  サブーがダグラスに襲い掛かる。
  ダグラスが反撃し投げ飛ばし試合を掌握。
  サブーはスピン・キックでダグラスを外に出すと
  ベースボール・スライドで柵にぶつける。
  リングに戻しスプリングボード式セントーンでカバー。カウント2。
  サブーはエルボー・ドロップを避けて自爆させると腕に狙いをつけ支配。
  ダグラスが腕を極められながらも投げ飛ばす。
  反撃されるもサブーを落とし柵にぶつける。
  サブーは振り返してダグラスを柵にぶつけると
  観客席に設置したテーブルにダグラスを寝かせアサイ・ムーンサルト。
  しかし避けられ自爆。
  脚を痛めたらしいサブーは脚攻めを受け控え室送りに。
  丁度15分経ちファンクが登場。
  ファンクがダグラスに襲い掛かる。
  場外に落とし殴り合い。
  リングに戻る。
  ファンクが再びダグラスを落とし場外でのパイル・ドライバー。
  リングに戻しDDT2発からカバー。カウント2。
  場外でもDDT。
  ファンクは椅子を6脚を重ねて中央に設置。
  そしてダグラスにそこへのDDT。
  ダグラスが先に起き上がり腰攻め。
  場外に移行し痛めつける。
  リングに戻る。
  ファンクがスピニング・トー・ホールドを狙う。
  ダグラスが丸め込みに返す。
  カウント2で返されるやクローズライン。
  ターン・バックルを外す。
  ファンクはレフェリーを殴りつける。
  ダグラスがファンクを金具にぶつけていく。   
  勢いをつけてぶるけようとする。
  逆にファンクがダグラスを金具にぶつける。
  観客席に戦場を移す。
  30分経過。
  ファンクは流血している。 
  リングに戻りテープでダグラスの首を締め上げる。
  ショルダー・タックルを決めるもふらふらで場外に転落。
  サブーがリングに戻って来てダグラスに襲い掛かる。
  ファンクが実況席から呼びかけるも
  ダグラスは無視してサブーにボストン・クラブをかけている。
  ファンクはリングに戻るとダグラスのクローズラインを避けて自爆させる。
  サブーにスピニング・トー・ホールド。
  911がレフェリーの注意を引いている隙にポールEがファンクに携帯攻撃。
  ファンクはダグラスとサブーにヘッド・バッド、ネック・ブリーカーを決める。
  カバーするもダグラスの脚がロープにかかる。
  ダグラスがサブーにスリーパー。
  ファンクはマーテルにヘッド・バッドを決めるとダグラスにスリーパー。
  サブーが逃れる。
  ダグラスも逃れるとファンクにクローズラインを決め落とす。
  サブーに4の字。
  サブーがレフェリーの注意を引いている隙にポールEがダグラスの顔を引っかき救い出す。
  サブーがスプリングボード式ムーンサルトを狙うもミスし自爆したので
  アラビアン・プレス。カウント2。
  コーナー上へ。
  邪魔したマーテルを追いかける。
  ダグラスがファンクに椅子攻撃。
  サブーにフィッシャーマンズ・スープレックスを決めるもカウント2。
  サブーがハリケーン・ラナを狙うもミス。
  ロッテン兄弟がダウンしたファンクを運んで行く。
  サブーがダグラスにスプリングボード式レッグ・ドロップを決めるもカウント2。
  ロッテン兄弟がダグラスに仕返しの椅子攻撃。
  邪魔するなと手を出したサブーも攻撃。 
  45分経過。
  ダグラスはクローズラインを避けイアンを落とす。
  アクセルがサブーを痛めつけバック・ステージへ。
  ダグラスが戻ってきたサブーに襲い掛かりリングに入れる。
  ロープに振るもサブーが崩れ落ちる。
  ファンクが戻ってくる。
  ポールEと911がイアンを攻撃している。
  3人は会場外に出ていた様子。
  リングに戻ってくる。
  50分経過。
  ファンクはレフェリーにヘッド・バッド。
  ダグラス、サブーにロー・ブロー。
  サブーがファンクにスプリングボード式ムーンサルトを狙うも2回ミス。
  ならばとコーナー上からムーンサルトを決める。
  ダグラスにもムーンサルトを決める。
  カバーするもまだ気絶中。
  ダグラスがファンクにパイル・ドライバー。
  サブーをファンクの上に投げ落とす。
  ファンクをカバーするもカウント2。
  サブーが2人まとめてボディ・プレス。カウント2。
  サブーがファンクにキャメル・クラッチ。
  ダグラスがサブーに鼻フック。
  ファンクは逃れるとダグラスにスピニング・トー・ホールド。
  55分経過。
  邪魔しに来たマーテルにブレーン・バスター。
  スピニング・トー・ホールドを狙うもダグラスにクローズラインを食らう。
  (映像が途切れる)
  ファンクがポールEにアトミック・ドロップ。
  ダグラスが2人にダイビング・クロス・ボディ。
  59分経過。
  カバーするもレフェリーはいない。
  レフェリーが入れられる。
  ダグラスがファンクを羽交い絞めにしマーテルに攻撃させるも誤爆。
  サブーがダグラスをカバー。その上にファンクがのるもカウント2。
  60分時間切れとなる!

試合結果

@ECW王座戦:シェイン・ダグラス(ch)vs.タズ(新チャンピオン!)(Guilty as Charged 1/10/99)
Aインパクト・プレイヤーズ(ジャスティン・クレディブル、ランス・ストーム)vs.ロブ・ヴァン・ダム、ジェリー・リン(Heatwave 7/18/99)
BECW王座戦:マイク・オーサム(ch)vs.田中将斗(November to Remember 11/7/99)
CECW王座戦:タズ(ch)vs.トミー・ドリーマー(新チャンピオン!)(Cyberslam 4/22/00)
DECW王座戦:トミー・ドリーマー(ch)vs.ジャスティン・クレディブル(Cyberslam 4/22/00)
ETV王座戦:ライノ(ch)vs.サンドマン(Heatwave 7/16/00)
FTV王座戦:ライノ(ch)vs.スパイク・ダッドリー(Massacre on 34th Street 12/3/00)
Gジェリー・リンvs.クリスチャン・ヨーク(Hardcore TV 12/30/00)
Hタジリ・ヨシヒロ、マイキー・ウィップレックvs.キッド・カッシュ、スペル・クレイジーvs.FBI(Guilty as Charged 1/7/01)
@トミー・ドリーマーvs.ジミー・スヌーカ(The Night the Line was Crossed 2/5/94)
AECW王座戦、3ウェイ・ダンス:テリー・ファンク(ch)vs.サブーvs.シェイン・ダグラス(1時間時間切れ)(The Night The Line Was Crossed 2/5/94)