TOPアメリカン・プロレスWWE 特集DVD →WWE:ECW Unreleased Vol.1 Disc One

WWE:ECW Unreleased Vol.1 Disc Oneの分析


名勝負 なし
好勝負 ディーン・マレンコ、2コールド・スコーピオvs.エディ・ゲレロ、タズ(Heatwave 7/15/95)

@NWA王座戦:シェイン・ダグラスvs.2コールド・スコーピオ(Hardcore TV 8/27/94)
Aトミー・ドリーマーvs.レイヴェン(Hostile City Showdown 4/15/95)

Bディーン・マレンコ、2コールド・スコーピオvs.エディ・ゲレロ、タズ(Heatwave 7/15/95)
 タズ、スコーピオは対比でそれぞれ重厚感、しなやかさをアピール。
 エディ、マレンコは鋭いレスリングで魅せます。
 それぞれ相手のスタイルに対して
 一番適切な攻撃方法は何かが分かっていますね。
 タズが脚に狙いをつけられ孤立。
 マレンコは良い試合の進め方をしていますし、
 スコーピオは控えのエディに対する挑発を
 アクセントとして加えて密度を高めます。
 ただ流れの作り方がないまま孤立が終了したのは勿体なかった。
 エディとマレンコが再び素晴らしい攻防を行った後、スコーピオの孤立。
 ここではスコーピオの受けの悪さが出てしまいましたね。
 その後に終盤。
 カットしあって一進一退の攻防を繰り広げた後、
 それぞれダイブを行ってはけた所で
 介入から綺麗にフィニッシュです。
 孤立がより上手く試合の構成に位置づけられれば上を狙えました。
 ぎりぎり好勝負。

CTV王座戦:ディーン・マレンコ(ch)vs.エディ・ゲレロ(Hardcore TV 7/28/95)
 オーソドックスなレスリングながら
 緊密なパワーバランスで見応えあり。
 エディがモンキー・フリップを着地したり、
 変則的にヘッド・シザースを決めたりと
 意表をつく動きから主導権を取ります。
 2人ならではのテンポの速い鋭い攻防から主導権が入れ替わり、
 続いてはマレンコの強烈な腹攻め。
 自分のペースを守りつつゆったりと攻めます。
 正直一度鋭い攻防に移ればそれ自体で魅せられるので
 反撃の流作りは甘いところがありますね。
 クライマックスもボリュームの点で物足りない。
 中々良い試合。

Dシェイン・ダグラスvs.カクタス・ジャック(Cyberslam 2/17/96)

Eクリス・ジェリコvs.2コールド・スコーピオ(The Doctor is In 8/3/96)
 ジェリコは受けに回って
 スコーピオの攻めの魅力を引き出すことに終始。
 ただ攻守これだけ偏るなら
 ジェリコは受けに移動の要素を加えて
 もっとスピード感を出したいところ。
 適正な緩急がない印象です。
 それぞれ張り合って良さげの一進一退に落ち着いているが
 もっともっと見せ方を工夫できます。
 技はどんどん過激化していくものの
 スコーピオの粗さも出てきて乗りそうで乗らない攻防でした。
 平均的な良試合。
 
 (執筆日:8/?/14)

DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@NWA王座戦:シェイン・ダグラス(新チャンピオン!)vs.2コールド・スコーピオ(Hardcore TV 8/27/94)
Aトミー・ドリーマーvs.レイヴェン(ノー・コンテスト)(Hostile City Showdown 4/15/95)
Bディーン・マレンコ、2コールド・スコーピオvs.エディ・ゲレロ、タズ(Heatwave 7/15/95)
CTV王座戦:ディーン・マレンコ(ch)vs.エディ・ゲレロ(新チャンピオン!)(Hardcore TV 7/28/95)
Dシェイン・ダグラスvs.カクタス・ジャック(Cyberslam 2/17/96)
Eクリス・ジェリコvs.2コールド・スコーピオ(The Doctor is In 8/3/96)