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WWE:Greatest Cage Matches of All Time Disc Twoの分析


名勝負 なし
好勝負 NWA王座戦 、ケージ・マッチ:リック・フレアー(ch)vs.レックス・ルガー(WCW Capital Combat-Return of Robocop 5/19/90)

@NWA王座戦 、ケージ・マッチ:リック・フレアー(ch)vs.レックス・ルガー(WCW Capital Combat-Return of Robocop 5/19/90)
 今回使用されるケージはサンダー・ドゥーム・ケージと同形で場外に設置されます。
 これは大きい。
 フレアーが場外で間を置いていなせる上、
 ケージを上って逃げるという選択肢が増え、
 またルガーの最強キャラに対抗する手段としての武器になりますからね。
 ルガーは耐えがありますから多層的にスケール・アップして行きました。
 ルガーも苛烈な攻めを見せる他スーパープレックスで脚を痛める等器用な所を見せました。
 只技種が少なくても良いけど10カウント・パンチを連発してしまうのは悪い癖です。
 フィニッシュがケージに乱入者が入ってきての反則という
 思いもつかないチープ・フィニッシュでしたが悪い後味じゃないですよ。
 あの熱狂は本物でしたからね。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:10/11/09)

AWWF王座戦、ケージ・マッチ:アルティメット・ウォーリアー(ch)vs.リック・ルード(Summerslam 8/27/90)
 一年前のような真のレスラーとして作り上げた試合ではないですが、その作り方自体は興味深いですね。
 ウォーリアーに扉から入らせずにケージを乗り越えさせて
 いきなりケージ上で殴りあい、打ち勝ってケージ攻撃、と
 いつもの瞬殺劇ばりの飛ばしようです。
 ウォーリアーが大袈裟な素振りでやられ、
 (ウォーリアーがとてもピンチには見えない一因ですがちょっと表現的)、
 その後ルードがケージ上からのシングル・アックスを2回も連発する形で展開。
 (大安売りながら何て努力でしょう)
 脱出狙い、ヒーナン絡みと続けてまとめあげました。
 瞬殺劇に通じる単細胞スタイルがケージ・マッチで10分も見れると考えると結構楽しめるかもしれない。
 真面目にやってちょびっとばかしのクオリティがつくよりかはね。
 悪い試合。
 (執筆日:4/27/11)

Bケージ・マッチ:アルティメット・ウォーリアーvs.ランディ・サベージ(1/21/91)
 レスラーとして成長したウォーリアー。
 大ぶりの荒々しいパンチが魅力的です。
 サベージも適切な受け身を見せます。
 それぞれダメージ設定を変えているのもミソ。
 ただそれをどう使い分けて見せるかの構成は改善の余地ありか。
 サベージがねちっこく試合をコントロール。
 リング内カウントも有りにして上手くアクセントにしていましたね。
 ウォーリアー・アップが微妙なタイミングで水を差された形ながら
 比較的上手くいっていた内容でした。
 平均的な良試合。

CIC王座戦、ケージ・マッチ:ショーン・マイケルズ(ch)vs.マーティ・ジャネッティ(8/17/93)

Dケージ・マッチ:HHH vs.マンカインド(Summerslam 8/3/97)
 ヘタレのHHHがチャイナ介入で凌いでいく内容。
 HHHの心理的移ろいが素晴らしいですね。
 只ファン・マッチ的でHHHによる痛めつけ後は
 勿体無い構築が見られます。
 旧版だからこその「ケージに脚をかけて逆さ吊りにする」など
 素晴らしいスポットが見られる物の
 持って行き方に対する意識が希薄でした。
 やはりケージで場外が使えない事で広げきれなかったのもあるのでしょう。
 しかし最後のマンカインドからミック・フォーリー、デュード・ラブと変わったのは面白い。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:10/1/09)

Eケージ・マッチ:スティーブ・オースチンvs.ビンス・マクマホン(In Your House XXVII:The St. Valientine's Day Massacre 2/14/99)
 ケージの中だけで組み立てなければならないという考えにしばられず
 ケージを挟んだ心理戦から開始。
 叩きのめされたビンスがケージの中に逃げ場を求め実況席落下となるのも上手い展開です。
 喧嘩屋オースチンと殴り合えない素人ビンスという事で
 台本以上の物ではないですが圧倒的なスター性が細かい事はどうでも良いと思わされます。
 只ワイトの登場はもう少し練れる気がします。
 平均的な良試合。
 (執筆日:10/3/09)

FWWF王座戦、ケージ・マッチ:HHH(ch)vs.ザ・ロック(Rebellion 10/2/99)
 序盤が打撃オンリーなのは少し赴きに欠けますね。
 ケージにぶつける、という基本の遺恨表現が余り上手くできていませんでした。
 しかし基本的には中々の試合です。
 王者に抜擢されて活き活きとしたHHH、
 そしてザ・ロック共にタイミングばっちりで動き、攻防も良いです。
 只レフェリー気絶後の場外戦はもう少し削りたい。
 勝利よりも相手を痛めつけたいというレベルに達していないとこの展開はきついですからね。
 最後はUK大会とは思えない程豪華な乱入勢でしたがフィニッシュ自体は弱いですね。
 これなら乱入即フィニッシュにつなげたい。
 平均的な良試合。
 (執筆日:10/4/09)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@NWA王座戦 、ケージ・マッチ:リック・フレアー(ch)vs.レックス・ルガー(WCW Capital Combat-Return of Robocop 5/19/90)
AWWF王座戦、ケージ・マッチ:アルティメット・ウォーリアー(ch)vs.リック・ルード(Summerslam 8/27/90)
Bケージ・マッチ:アルティメット・ウォーリアーvs.ランディ・サベージ(1/21/91)
CIC王座戦、ケージ・マッチ:ショーン・マイケルズ(ch)vs.マーティ・ジャネッティ(8/17/93)
Dケージ・マッチ:HHH vs.マンカインド(Summerslam 8/3/97)
Eケージ・マッチ:スティーブ・オースチンvs.ビンス・マクマホン(In Your House XXVII:The St. Valientine's Day Massacre 2/14/99)
FWWF王座戦、ケージ・マッチ:HHH(ch)vs.ザ・ロック(Rebellion 10/2/99)