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WWE:Greatest Cage Matches of All Time Disc Oneの分析


名勝負 なし
好勝負 WWF王座戦、ケージ・マッチ:ボブ・バックランド(ch)vs.ジミー・スヌーカ(5/19/80)

@WWF王座戦、ケージ・マッチ:ボブ・バックランド(ch)vs.パット・パターソン(9/24/79)

AWWF王座戦、ケージ・マッチ:ボブ・バックランド(ch)vs.ジミー・スヌーカ(5/19/80)
 バックランドがじっくりと荒っぽい動きを一つ一つ見せます。
 スヌーカの静の雰囲気づくりとフィットしていますね。
 ゆったりだが心地よいテンポで試合も進行。
 脱出、ケージ攻撃と見所を増やしていきます。
 80年代レベルですが見応えあるスポットは予想以上に多く、
 順調に試合内容が過激化していきます。
 バックランドが拳の質を変え、スヌーカの流血を導き、
 期待感高まったところでスヌーカのスーパー・フライ。
 それを自爆させて脱出というのがフェイス的にどうなの?という
 現代的感覚との不一致はあるものの素晴らしい試合でした。
 文句なしに好勝負。

Bケージ・マッチ:ブルーノ・サンマルチノvs.ラリー・ズビスコ(8/9/80)
 ズビスコの受け身のスケール・アップが素晴らしいですね。
 凄惨さを感じさせます。
 サンマルチノは初手の蹴りがハードだったぐらいで
 基本的には仮想的でまったり具合の当たり。
 それでも下手な受け身でありつつも
 ハードにケージにぶつかっていき試合の熱をあげます。
 ケージ脱出をポイントにして後半はそれを見所にシフト。
 膠着状態で金具要素を追加し盛り上げました。
 好勝負に少し届かず。

CNWA王座戦、ケージ・マッチ(レフェリー:マイケル・ヘイズ):リック・フレアー(ch)vs.ケリー・フォン・エリック(WCCW 12/25/82)
 序盤は前の試合を前提として逸っているので格式に欠けるし、
 ヘイズの他にサブ・レフェリーがいてケージ内がごちゃごちゃしているので
 美しい絵巻物という面が弱くなってしまったのは否定できません。
 しかしフレアーが補正し軸を作ってからの後半は神がかっていましたね。
 ケージ、流血、脚攻め、という定番要素と
 充実した攻防のタイミング、組み合わせが絶妙でした。
 このまま突っ走って欲しかった所ですがクライマックスはいまいち。
 ヘイズが不正するフレアーに耐え切れずKOしエリックにカバーさせようとするも
 自分の力で勝ちたい、とケリーが拒否した事で
 やってられるかとレフェリーを放棄するシーンが挟まれるんですね。
 そのシーンを引きずってごたごたが続き、
 ケリーがディスカス・パンチを叩き込むも力尽きる、というフィニッシュが
 狙い通りの美しさを演出できていません。
 両者10カウント・ダウンではなく
 ケリーに対するレフェリー・ストップとしたのも微妙に感じさせる原因となっています。
 ヘイズがターンしWCCW最大のヒールとなった事で
 数え歌の中でも有名な試合ですが内容はベストとはいえない。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:5/4/10)

D世界タッグ王座戦、ケージ・マッチ:イワン&ニキタ・コロフvs.ロックン・ロール・エクスプレス(Starrcade 11/28/85)
 イワンが人の良い支配してヒールとしてはいまいちながら
 ニキタの方は恐い雰囲気を出せるのでカバーしていますね。
 RREは孤立がいつもながら素敵ですね。
 ギブソンは流血しながら耐え忍んでいき、
 控えのモートンは技を見せる訳ではないが助けたい、という思いを見せて試合に参加している。
 その友情を踏みにじるソ連の暴力という構図で大変盛り上がっていましたね。
 最後はRREといえば定番の一発でひっくり返す丸め込みでフィニッシュです。
 平均的な良試合。
 (執筆日:6/20/10)

Eケージ・マッチ:ロード・ウォーリアーズvs.マイケルPSヘイズ、ジミー・ガーヴィン(4/20/86)
Fケージ・マッチ:アブドゥーラ・ザ・ブッチャーvs.ブルーザー・ブロディ(10/12/86)

Gケージ・マッチ:ミッドナイト・ロッカーズvs.バディ・ローズ、ダグ・サマーズ(12/25/86)
 序盤はロッカーズが余裕を持ちながら攻め、
 ローズ、ダグは道化で観客を楽しませます。
 ロッカーズは間なんて置かずに
 復讐しよう、もしくは一気に試合を決めようという気概を見せるべきでしたね。
 シェリーのローズらが殺されてしまうと言わんばかりの叫び声が空振り気味です。
 中盤はHBKの孤立。
 要所でダグらがケージを多彩に使いますし、
 HBKも流血量が多い中色気のあるグッタリっぷり、
 タッグならではのドラマを生み出す事に成功しています。
 タッチ成功後ジャネッティが飛び回って最後はダイビング・クロス・ボディで〆。
 ロッカーズの最初のビッグ・マッチになるのでしょうね。
 只NWAと比べるとまったりし過ぎ、
 孤立を作り出す効率性もヒールの受けの意味合いも絶対的に見劣りするレベルです。
 中々良い試合。
 (執筆日:4/?/11)

Hケージ・マッチ:ハルク・ホーガンvs.アンドレ・ザ・ジャイアント(7/31/88)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@WWF王座戦、ケージ・マッチ:ボブ・バックランド(ch)vs.パット・パターソン(9/24/79)
AWWF王座戦、ケージ・マッチ:ボブ・バックランド(ch)vs.ジミー・スヌーカ(5/19/80)
Bケージ・マッチ:ブルーノ・サンマルチノvs.ラリー・ズビスコ(8/9/80)
CNWA王座戦、ケージ・マッチ(レフェリー:マイケル・ヘイズ):リック・フレアー(ch)vs.ケリー・フォン・エリック(WCCW 12/25/82)
D世界タッグ王座戦、ケージ・マッチ:イワン&ニキタ・コロフvs.ロックン・ロール・エクスプレス(Starrcade 11/28/85)
Eケージ・マッチ:ロード・ウォーリアーズvs.マイケルPSヘイズ、ジミー・ガーヴィン(4/20/86)
Fケージ・マッチ:アブドゥーラ・ザ・ブッチャーvs.ブルーザー・ブロディ(10/12/86)
Gケージ・マッチ:ミッドナイト・ロッカーズvs.バディ・ローズ、ダグ・サマーズ(12/25/86)
Hケージ・マッチ:ハルク・ホーガンvs.アンドレ・ザ・ジャイアント(7/31/88)