WWE:Raw The Beginning The Best of Seasons Disc Twoの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
約2時間55分です。
June 7,1993
@ショーン・マイケルズvs.ロス・グリーンバーグ(Raw is War 6/7/93)
依然高慢ヒールなものの先週ジャネッティと名勝負を行った事から
HBKにチャントが起こっていることに注目。
試合自体は相手がジョバーという事で
HBKがお遊びレベルの意識で4分弱をこなしました。
ひどい試合。
June 21,1993
A3本勝負:ドインクvs.マーティ・ジャネッティ(Raw is War 6/21/93)
ひどいコメディー役で印象の強いドインクだけど
元はUWF/Mid Southでマット・ボーンとしてしっかり試合をしていた選手でもある。
この試合はドインクがWWEで能力を発揮した数少ない、
いやもしかしなくても唯一の試合になるでしょう。
まずはドインクが邪悪なピエロ・ヒールを演じ観客のヒートを引き出す。
相手との絡み方を心得ているし、所々で感心するセンスも垣間見せる。
1本目はドインクがコーナー上からの攻撃を決めフィニッシュ。
2本目はそのままジャネッティを痛めつける展開。
ジャネッティが動けるポイントで乗らず、
ややまどろっこしかったですね。
3本目はドインクが脚攻めで再びジャネッティを押さえつけにかかる。
ジャネッティが反撃して盛り上がってきた所で分身のドインクがリング下に隠れます。
エンディングをネタばれする形ですが、軽く裏をかいてくれるので問題なし。
身代わりして演者のレベルが落ちてしまっていますが、
最後の最後なのでそこまで大きく影響はせず。
好勝負に少し届かず。
July 5,1993
空母で行われたヨコズナに対するボディ・スラム・チャレンジ。
ボディ・スラムにいく前に弱らせようと工夫したりと
個々で微妙に変化をつけていてボディ・スラム・チャレンジにしては面白いですね。
最後はヘリで姿を現したルガーがチャレンジを成功させました。
July 26,1993
Bブレット・ハートvs.バン・バン・ビガロ(Raw is War 7/26/93)
ビガロの攻撃に地に伏すのも
それを打開するためにコーナー上からのテーズ・プレスを決め膝を痛めるのも
一種のリアリティーある行為ではあります。
しかしこの試合は装飾が絶対的に足りない。
地味で簡単に受けるビガロは印象不足。
その上途中からロウラーが現れ観客席のスチュにインタビューを始めるので
リングに集中しきれず最後もブレットがロウラーの失礼な言葉に怒ってリングを離れるというもの。
少し悪い試合。
August 2,1993
・ジム・コルネットがデビューし、ヘブンリー・バディーズがスタイナーズのオープン・チャレンジを受けると宣言。
Cランディ・サベージvs.ドインク(Raw is War 8/2/93)
サベージから心理戦を仕掛けます。
上手くいかないドインクは一手で切るように逃げる。
焦れて深追いしてきたサベージを返り討ちにして鉄柱にぶつけ支配。
良い組み合わせ方をした攻めを見せます。
飛び技をかわしたサベージが場外ダブル・アックスを決めクライマックス。
ドインクが隠れ#2と交代。
#2がサベージと場外カウントぎりぎりまで殴りあい、
寸前で戻ると同時に#1がこっそりとサベージの足を掴んで妨害。
リングアウト決着です。
ヒール・ドインクの上質なストーリー・テリングを堪能できる試合。
平均的な良試合です。
(執筆日:4/17/11)
August 16,1993
Dテッド・デビアスvs.1-2-3キッド(Raw is War 8/16/93)
デビアスは一線から下がったとはいえキッド相手に良い試合をしてはいけない立場。
スカッシュな内容で最後は反撃した所でIRS乱入。
実に中身がない。
ひどい試合。
September 13,1993
・ケベッカーズのアピール。レイヴェンはフラミンゴ時代と同様黒歴史のポロとしてセコンドについています。
Eドインク・ザ・クラウンvs.コーリー・ステューデント(Raw is War 9/13/93)
ドインクはフェイス・ターンしてしまい黄金時代は呆気なく終了。
フィニッシュ後のカバーの仕方見ても味のある表現が出来るレスラーだったのにねぇ。
悪い試合。
試合後ビガロが現れるもレフェリーに下がるよういわれおとなしく従う。
October 11,1993
FIC王座戦:リック・マーテルvs.レイザー・ラモン(Raw is War 10/11/93)
HBKから剥奪され空位になったIC王座をめぐるバトル・ロイヤルの結果、生き残ったこの2人がシングルで激突。
マーテルは仕草が全体的に素早いのがいけませんね。
もう少しゆったりさせたら印象的になりますし、ベテランとしての風格も醸せるでしょう。
しかし試合運びに関しては素晴らしく的確。
挑発でラモンの格好良さを出し、スピードも引き出す。
的確な腰攻めでラモンへの観客の応援も引き出します。
ラモンに構築権を渡すことなく終盤の一進一退の攻防を作り上げました。
エキサイティングでフロー感に溢れていましたね。
最後は力強いレイザーズ・エッジの前に散る。
時代についていけなくなったマーテルが引く前に
次代のスターを作り上げるお手伝いをした、と言うべき内容。
ラモンの欠点を出さずに魅力だけを抽出しており素晴らしかったですね。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:3/21/11)
October 18,1993
・クラッシュが復帰し、怪我をしたのは助けなかったサベージのせいだと言う。
サベージが説得し握手を交わすも、その後クラッシュが襲い掛かる。
November 8,1993
Gクラッシュvs.ダン・ドゥビエル(Raw is War 11/8/93)
試合が始まる前にサベージがクラッシュに襲いかかり結局試合は行われず。
November 29,1993
・Superstar of the Yearトロフィーが贈られる。
僅差ながら2位だったルガーが登場。
その後1位だったブレットが現れスピーチ。
Hディーゼルvs.レイザー・ラモン(Raw is War 11/29/93)
両者体格の割りに動ける事を証明し、
スムーズにいっていたものの5分した所でHBKが乱入しエンド。
少し悪い試合。
December 6,1993
Iショーン・マイケルズvs.1-2-3-キッド(Raw is War 12/6/93)
HBKは自分より小さい相手という事で余り良い受けが出来ていませんね。
悪くはないがキッドの1つ1つの技がワン・オブ・ゼム化してしまっている。
カウンターで場外パワー・スラムを打つなどスポットは良い物があるので
これらがきちっと舞台の上で嵌ればよい試合に化けたはずなんですけどね。
最後はラモンにメッセージを送ろうとキッドにレイザーズ・エッジを連発しDQ。
普通に終わるよりは良いですね。
姿を現したラモンにもディーゼルの介入から場外レイザーズ・エッジ。
平均レベル。
・モンスーンが現れ、もうお前に実況させておけないとヒーナンを会場から追い出す。
December 20,1993
Jジェフ・ジャレットvs.PJウォーカー(Raw is War 12/20/93)
JJはシンプルな試合運び。
後のジャスティン・クレディブルであるウォーカーが
ジョバーとしてほとんど何もしないので冴えないですね。
滑り気味のギミック含め胡散臭さは伝わるものの
デビューとしてのインパクトは弱すぎる。
ひどい試合。
特典として軽くプロモなどを収録。
総評
この頃はドラマ的演出も薄く振り返るには中身が薄いものの
ディスク1に続きヒール・ドインクの試合が堪能できます。
またラモンの良試合も実は貴重ですしね。
(執筆日:4/27/11)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@ショーン・マイケルズvs.ロス・グリーンバーグ(Raw is War 6/7/93)A3本勝負:ドインクvs.マーティ・ジャネッティ(Raw is War 6/21/93)
Bブレット・ハートvs.バン・バン・ビガロ(リングアウト)(Raw is War 7/26/93)
Cランディ・サベージvs.ドインク(リングアウト)(Raw is War 8/2/93)
Dテッド・デビアスvs.1-2-3キッド(DQ)(Raw is War 8/16/93)
Eドインク・ザ・クラウンvs.コーリー・ステューデント(Raw is War 9/13/93)
FIC王座戦:リック・マーテルvs.レイザー・ラモン(新チャンピオン!)(Raw is War 10/11/93)
Gクラッシュvs.ダン・ドゥビエル(Raw is War 11/8/93)
Hディーゼルvs.レイザー・ラモン(DQ)(Raw is War 11/29/93)
Iショーン・マイケルズvs.1-2-3-キッド(DQ)(Raw is War 12/6/93)
Jジェフ・ジャレットvs.PJウォーカー(Raw is War 12/20/93)